特産・名産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:02 UTC 版)
道南随一の規模を誇る酪農では牛乳、チーズ、アイスクリームなどの乳製品がある。畜産では肉用牛の生産が盛んであり、循環型畜産によって育てた「北里八雲牛」がある。稲作では八雲地域でもち米の「風の子もち」、熊石地域ではうるち米を生産しており、畑作では北海道を代表するネギの生産地になっている。 かつては馬鈴薯(ジャガイモ)を原料としたデンプンの製造が盛んであり、1931年(昭和6年)に榊原安茂がでんぷん飴にビート糖やバターを配合したバター飴を開発して販売を始めたため、「バター飴発祥の地」になっている。また、八雲は「木彫り熊発祥の地」でもあり、徳川義親が旅行でスイスを訪れた際に土産品として販売していた木彫り熊を八雲の農民の副業に奨励しよう買い求めて帰国し、1924年(大正13年)に第1号を製作した。木彫りの熊には細かく毛を彫る「毛彫り」と面で熊を表現する「面彫り」があり、肩の盛り上がりから放射状に毛が流れる「菊型毛」は八雲産の特徴であり、面彫りは八雲オリジナルの彫り方である。
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