樹叢とは? わかりやすく解説

樹叢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 01:26 UTC 版)

伊古奈比咩命神社」の記事における「樹叢」の解説

伊古奈比咩命神社境内アオギリ青桐アオギリ科中国原産植物)の分布北限にあたり境内北側純林形成している。このは「伊古奈比咩命神社のアオギリ自生地」として国の天然記念物指定されている。 また、境内にはビャクシン柏槇ヒノキ科常緑中高木)の樹林自生している。小さな鱗片葉十字対生につけるものと、針状を3輪生するものとがある。それらのうち「薬師柏槇」と称される手水舎脇の1本は、樹高15.5メートル周囲4メートル測る古木である。この樹林は「白浜神社ビャクシン樹林」として静岡県指定天然記念物指定されている。 薬師柏槇 白龍柏槇 境内社叢

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樹叢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:58 UTC 版)

長崎県指定文化財一覧」の記事における「樹叢」の解説

指定の樹叢は多彩である。雲仙普賢岳紅葉樹林紅葉の名所である。雲仙温泉原生沼沼野植物群落湿地植物見られる島原半島先端岩戸山樹叢断崖群落見られる諫早市城山暖地性樹叢ヒゼンマユミ発見地平戸瀬戸黒子島原始林亜熱帯植物自生する平戸礫岩の岩石地植物群落朝鮮植物が多い。奈留島権現山樹叢にはかつて大型シダオオタニワタリ見られた。壱岐辰の島海浜植物群落ハイビャクシン大群落がある。対馬下島龍良山原始林は100haにも及ぶ原生林同じく下島洲藻白岳原始林日本系と朝鮮系が混生する。 名称位置指定日解弁天山樹叢 長崎市脇岬町 1960年3月22日 脇岬陸繋島南端祇園山東岸弁天山連なり弁天山全体保安林として保護され、樹叢が発達するモクタチバナ優占種で、アコウアクセントになり、多様な広葉樹が覆う。樹下にはハカマカズラなどのカズラシダラン発達する川原大池樹林 長崎市宮崎町 1978年8月22日 大池橘湾から砂州切り離され潟湖である。砂州上が指定地樹林で、ホルトノキ・クスノキ・ムクノキなどの広葉樹林広がる低木ハマナツメ北限にあたり水辺にはヨシ・ガマなどの湿地草本群生する玖島崎樹叢 大村市玖島 1974年3月5日 大村城二の丸三の丸跡繁茂するスダジイやムクノキ・クスノキの巨木はじめとする広葉樹優占し、低木ミミズバイカンザブロウノキなどハイノキ科発達する絶滅危惧I類高木ヒゼンマユミも、発見地諫早市城山同様に見出せる。 深江町諏訪神社社叢 南島原市深江町丁 1982年7月22日 諏訪神社深江氏神で、水田集落中に位置する境内北西部社叢発達し、特に巨木が目立つ。7本のクスノキ中には目通り幹回り6メートル超えるものもある。幹回り2メートル超えるチシャノキハリギリは貴重である。 志自岐神社地の宮、沖の宮社叢 平戸市野子町 1974年3月5日 平戸本島海岸広がる地の宮社叢と対岸沖ノ島全体占め沖の宮社叢からなる。地の宮社叢樹20メートル超えるスダジイ・タブノキ・クスノキを主にし、樹下多様な低木自生する沖の宮社叢海岸部ハマユウなど海浜植物発達する平戸沖の島樹叢 平戸市紐差町 1976年2月24日 沖の島は木ヶ津湾内小島で、干潮時には砂州伝い平戸島から渡れる。典型的な低地照葉樹林で、スダジイ・ホルトノキなどの常緑樹優占し、ヤブツバキ・クチナシなどが混生する樹下にはカズラやツタ・ランなどの低木草本繁茂する福島町今山神社社叢 松浦市福島町里免 1979年4月27日 福島溶岩台地地形で、社叢北部丘陵上に広がる樹高15メートル超えるスダジイ・タブノキ・アラカシなどが優占種。その合間にヤブツバキ・クロキ・オガタマノキなどの常緑樹混生する低木草本はヤブコウジ・キッコウハグマ・カズラが挙げられる吉井町吉田大明神社佐世保市吉井町上吉田 1974年4月9日 五蔵北麓急斜面広がる社叢。イスノキ・タブノキ・ヤブニッケイ・ムクノキなど広葉樹優占する。特徴的なのが幹回り150センチ超えるイロハモミジ数本アクセントになっている点である。樹下にはキチジョウソウ・オオバノハチジョウシダなどがある。 世知原の大山祇神社社叢 佐世保市世知原町開作 1972年2月4日 佐々南岸北向き斜面地に広がる社叢伐採針葉樹植樹県北から失われつつあるスダジイ優占種広葉樹林である。タブノキ・ムクノキも主木属しイロハカエデヤブツバキ混じる希少種ナガサキシダ発見されササカズラ下草となる。 大立島植物群落 西海市崎戸町 2016年2月18日 本土五島列島中間に浮かぶ無人島であるため、手つかず原生林残っている。本土有人島では伐採多く失われたスダジイタブノキ優占種で、直径1mを超える巨木が多い。ほぼ極相林で、陽樹侵入した形跡もほとんど見られない白鳥神社社叢 五島市玉之浦町玉之浦1977年1月11日 福江島南西端、玉之浦湾に突き出した半島丘陵広がる樹高20メートル超えるスダジイ・タブノキ・カゴノキ・クスノキが優占し、中低木層にヤブツバキ・モクタチバナ・ヤツデなどが混じる温暖なため、下草各種のカズラ・ランがよく発達する巌立神社社叢 五島市岐宿町岐宿1970年6月9日 岐宿の平坦な耕地中に残され社叢南北長い長円形の土地で、社殿西側から北側にかけて社叢広がるシイノキオガタマノキ大木多く、エノキ・ヤマザクラなどの高木混じる。細いながらナタオレノキ数が多い点も特徴である。 五島八朔鼻の海岸植物 五島市岐宿町岐宿榎津 2013年平成25年10月4日 八朔鼻は岐宿の北端突き出した陸繋島砂州からなる波打ち際のハマゴウ・ハマオモト群落からオニヤブソテツ低木群まで、県内採集できる海岸植物3分の1の種が生息している。さらに対馬海流によって漂着した南方植物散見できる。 船廻神社社叢 五島市奈留町船廻1956年4月6日 奈留島中央部切れ込んだ船廻湾奥海岸広がる社叢アコウやサツマサンキライ、ホルトノキモクタチバナなどの南方系・暖地性の巨木が多い。特にナタオレノキには幹周り1メートル超えるものが多く、3メートル級も2本確認できる壱岐の鏡岳神社社叢 壱岐市郷ノ浦町初山東触 1973年9月4日 壱岐島南端にあたる海豚鼻の半島から垂直に東へ突き出した鏡岳鼻の半島全体社叢スダジイ優占種とする照葉樹林で、樹下にトベラ・ネズミモチ・ハマビワなどの低木繁茂するギョクシンカ北限地で、過去には希少種シロシャクジョウ発見されたこともある。 壱岐白沙八幡神社社叢 壱岐市石田町筒城仲触 1968年12月23日 壱岐空港北方低地広がる社叢伐採免れた貴重な低地森林スダジイ優占し、ヤブニッケイ・タブノキ・ホルトノキなどの高木繁茂する低木にはヤブツバキ・クチナシ・ヒサカキなど、下草にはホソバカナワラビ・ツワブキなどが繁茂する豊玉和多都美神社社叢 対馬市豊玉町仁位 1976年2月24日 浅茅湾北奥に近い。スダジイ・ウラジロガシをはじめとする照葉樹にケヤキ・ハリギリ・イロハモミジなどが混じる下草にはコバノカナワラビ・や各種カズラ繁茂する大陸系のオオチョウジガマズミやケイリンギボウシが特有の植物である。 対馬海神神社社叢 対馬市峰町木坂 1975年9月2日 上島西海岸近く位置する丘陵斜面社叢スダジイウラジロガシ主木とし、クロマツケヤキヤマハゼ混じる大陸系のノグルミコバノチョウセンエノキ特徴的下草にはホソバカナワラビやテイカカズラ・ベニシダなどが繁茂する

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