木タールとは? わかりやすく解説

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もく‐タール【木タール】

読み方:もくたーる

木材乾留生じ黒褐色油状物質アルコール芳香族炭化水素フェノール類などを含む。溶剤燃料防腐剤などに用いるほか、精製して薬用クレオソートを得る。


乾留液

(木タール から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:51 UTC 版)

乾留液(かんりゅうえき)、タール(爹児[1]: tar: Teer)は、有機物質の熱分解によって得られる、粘り気のある黒から褐色の油状の液体である。大部分のタールは石炭からコークスを生産する際の副産物として産出されるが、石油泥炭又は木材その他の植物から作り出すこともできる。




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木タール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:51 UTC 版)

乾留液」の記事における「木タール」の解説

北ヨーロッパでは、「タール」は主に樹木由来する物質のことであり、木炭作るために木材加熱すること(あるいは乾留)によって得られる抽出物のうち水蒸気冷えてとなった上澄み部分いわゆる木酢液)を除いた油状部分で、これを石炭由来のものと区別するために木タールという。松材の木タールを精製するテレビン油得られるフィンランドでは、カバノキ樹皮用いてトコッティ (tokotti) と呼ばれる水分含まない純粋な木タールが作られる。(落葉樹木の木酢液からはメタノール木精)が得られる。) 木タールは独特の香り持ち殺菌作用がある。精製して木クレオソート得られるほか、北欧ではキャンディその他の食品調味料添加物としても使われる

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木タール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:51 UTC 版)

乾留液」の記事における「木タール」の解説

フィンランドではかつて、木タールは「体の真ん中真っ二つ切られた傷でさえ癒やすと言われる万能薬考えられていた。フィンランドことわざでは、サウナでもウォッカでもタールでも治らないならば、その病気は手の施しようのない致命的な病気だとしている。フィンランド伝統的なとして木タールが使用されているのは、その殺菌作用を持つ特性のためである。木タールはヴァイキング達が船の帆船体使っていたと研究発表もされたが、今日では帆は最初から防水性合成材料作られるため、タールは必要とされなくなったしかしながら、木タールは古典的な木製ボート歴史的な板葺き屋根教会屋根板目張りするのに今も用いられ同様にログハウス外壁塗装にも用いられている。 木タールを薄めてタール・ウォーターとしても利用でき、多く用途がある。次にその例を示す。 キャンディアルコール飲料風味付けとして 肉料理のような食べ物スパイスとして サウナ用香りとして(蒸気になって室内放出される用いる) シャンプーフケ防止剤として 化粧品材料として

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