芳香族炭化水素とは? わかりやすく解説

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ほうこうぞく‐たんかすいそ〔ハウカウゾクタンクワスイソ〕【芳香族炭化水素】

読み方:ほうこうぞくたんかすいそ

ベンゼン環を含む炭化水素総称。ベンゼン・トルエン・キシレンなど。アレーン。→アリール基


芳香族炭化水素

読み方ほうこくぞくたんかすいそ
【英】: aromatic hydrocarbon
同義語: アロマティクス  

一般式は CnH2n-6 で、ほかの炭化水素比べ水素含有量著しく低い。単にアロマティクスとも呼ばれる。芳香族炭化水素は、他の炭化水素比べ比重屈折率高く、また熱安定性きわめて大きいので、高温処理によって得られ石油留分中には多く含まれているが、原油中にはわずかしか含まれていない化学的にはかなり活性富み水素化ハロゲン化ニトロ化スルホン化などの反応をうける。芳香族炭化水素には、一つの環をもった単環芳香族二つあるいはそれ以上の環をもった多環芳香族がある。単環芳香族代表的なものベンゼントルエンキシレン、多環芳香族代表的なものナフタリンである。

アロマティクス

読み方あろまてぃくす
【英】: aromatics
同義語: 芳香族炭化水素  

»芳香族炭化水素

芳香族炭化水素

英訳・(英)同義/類義語:aromatic hudrocarbon

sp2オービタルを持つ炭素原子環状結合してできた有機化合物一群で、π電子が環を構成する炭素原子共有共鳴)する。ベンゼンなど。

芳香族炭化水素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 16:23 UTC 版)

芳香族炭化水素(ほうこうぞくたんかすいそ、英語:aromatic hydrocarbons)あるいはアレーン(arene)は、芳香族性を示す単環(MAH)あるいは複数の環(縮合環)から構成される炭化水素である[1][2]。略号として AH が使用されることがある。芳香族炭化水素が置換基となった場合の呼称はアリール基(aryl group)であり、Ar− と略される。具体的にはフェニル基ナフチル基などがアリール基の代表例である[注 1]


注釈

  1. ^ アレーンは基本骨格に対する呼称であるのに対してアリールは置換基もしくは基本骨格に側鎖を持つ化合物に対する呼称である。[疑問点]すなわち基本骨格のベンゼンはアレーンに属するがフェニル基はアリール(基)である。そして側鎖を持つトルエンもその置換基型であるo-tolyl基も、いずれもアリール(化合物・基)である。

出典

  1. ^ Chemistry (IUPAC), The International Union of Pure and Applied. “IUPAC - arenes (A00435)”. goldbook.iupac.org. 2023年10月15日閲覧。
  2. ^ G.P.Moss, P.A.S.Smith and D.Tavernier, Pure. Appl.Chem.,Vol.67, pp1307-1375,1995


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