寒河江ダム
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寒河江ダム(さがえダム)は、山形県西村山郡西川町、一級河川・最上川水系寒河江川に建設されたダムである。
- ^ 出典は『ダム便覧』、『水力発電所データベース』、「月山湖『寒河江ダム』ダム湖百選」。左岸・右岸所在地について、「月山湖『寒河江ダム』ダム湖百選」は「ダム位置(左岸)/山形県西村山郡西川町大字月岡地内」「ダム位置(右岸)/山形県西村山郡西川町大字砂子関地内」としているが、『ダム便覧』は「山形県西村山郡西川町大字砂子関」となっており、「goo地図」で確認すると左岸が「砂子関」、右岸が「月岡」となっていることから、「月山湖『寒河江ダム』ダム湖百選」の記述を左岸・右岸入れ替えて掲載する。
- ^ 月山朝日観光協会. “月山朝日観光協会・自然と遊ぶ (寒河江ダムスポーツ広場)”. 2016年6月30日閲覧。
月山湖
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ダムによって出現した人造湖は霊峰・月山に因み「月山湖」と命名された。この付近には「月山」の名を冠した施設が多く、国道112号は通称「月山花笠ライン」と呼ばれ月山を貫くトンネルは「月山第一トンネル・月山第二トンネル」と命名。山形自動車道の終点が月山インターチェンジでその手前には月山湖パーキングエリア、そして山を挟んで反対側を流れる赤川水系梵字川に建設された国土交通省直轄ダムは「月山ダム」であり人造湖名は「あさひ月山湖」と命名されている。月山湖は2005年(平成17年)財団法人ダム水源地環境整備センターの選定する「ダム湖百選」に西川町の推薦で選ばれている。その西川町は「水の郷百選」にも選ばれている。 この月山湖には日本最大にして世界第4位の噴射能力を誇る月山湖大噴水がある。1989年(平成元年)より2年の月日を掛けて建設されたこの大噴水は、寒河江ダムのシンボルとして建設された。高さ112メートルの噴射能力を有しているが、試験噴射時には最高149メートルまで噴射されており、世界第2位の記録を持つ。4月から11月までの毎日、10時から17時までの間1時間に1回噴射される。この噴水は季節によって噴水の形を変え、それぞれ「春の舞」・「夏の舞」・「秋の舞」とネーミングされており、夜間にはライトアップも行われ幻想的な情景を醸し出す。 月山湖はアユ・ニジマス・イワナ・ヤマメ・ハヤなどが釣れる魚の宝庫であり、多くの釣り客で賑わう。但し漁業権は最上第二漁業協同組合が管轄しており事前に問い合わせをした方が無難である。ダム湖へのボートなどの持ち込み利用は最上川ダム統合管理事務所の事前申し込みが必要であり、噴水付近からダムサイトまでは進入禁止区間である。月山湖は山形市を始め流域12市町村、約550,000人の水源でもある為禁止事項に反する行為を行うと河川法違反で処罰されるのでルールを守った利用が肝要である。 ダムへは山形自動車道・月山インターチェンジより国道112号を寒河江・西川方面に戻ると10分程度で到着する。付近は磐梯朝日国立公園の区域内であり月山は夏スキーのメッカである他秋の紅葉も美しく、月山湖上流の弓張平公園等のレクリェーション施設もある。更にこの国道112号は山形市・米沢市と酒田市・鶴岡市を結ぶ重要なルートであり、こうした道路整備の結果寒河江ダム・月山湖・月山とその周辺は山形県内の一大観光地として成長、『おしん』の海外放映もあって外国人観光客も多く訪れる。ダム建設前、ダムを起爆剤として町興しを図った西川町の目論みは当たったといえる。
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