磐梯朝日国立公園とは?

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ばんだいあさひ こくりつこうえん -こくりつこうゑん 【磐梯朝日国立公園】 ◇

福島山形新潟三県にまたがる国立公園磐梯山吾妻(あずま)山・猪苗代いなわしろ湖・飯豊(いいで)山地朝日山地出羽三山などを含む。山岳湖沼森林渓谷温泉恵まれる。

磐梯朝日国立公園

写真:朝日連峰
朝日連峰

地図

この公園の山は、車道比較高所まで登っている月山吾妻(あづま)連峰と、昔ながら長いアプローチを持つ朝日飯豊(いいで)連峰双方がある。いずれも稜線には湿原雪田植生多く東北の山らしい魅力があるが、登山者の数はアプローチの便利さに比例しているようだ。

公園北部の山々

写真:月山
月山

東北地方脊梁をつくる奥羽山脈最南部と、その西側に平行に走る出羽山地主要部区域とする公園で、昭和25年指定された。北から出羽三山朝日連峰飯豊連峰磐梯山吾妻山地・安達太良(あだたら)山、猪苗代いなわしろ)湖が含まれ、面積は、我が国国立公園第3位である。

出羽三山月山羽黒山湯殿(ゆどの)山)は、中世以来歴史を持つ修験道霊場であり、現在も多く参拝者でにぎわう。月山(1,984m)は古い火山であるが、山頂部は崩壊して原形留めず、なだらかな山容となっている。豪雪地帯であり、東面溶岩台地には大雪渓が夏も消えずに残る。8合目まで車道がつき、登山は容易である。

羽黒山は、標高400mほどの小さな山で、山頂には、月山神社出羽神社湯殿山神社合祀する三社合祭殿があり、山麓の手向とうげには多く宿坊が並ぶ。また、湯殿山は、月山南西接す寄生火山で、湯殿山神社社殿はなく、湧出する温泉に洗われる大きな噴泉塔御神体である。

朝日連峰飯豊連峰は、出羽山地系列である。月山の南にある朝日連峰はピラミッド型の山頂立て大朝日岳(1,870m)、以東(いとう)岳などを連ねる。さらにその南方東西横たわる飯豊連峰は、東北地方有数大きな山塊で、大日岳(2,128m)を最高峰とする。両山地とも山懐深く登山には長時間歩行が必要であり、初級向き山とはいえないが、それだけに高い原始性を保っている。各山域とも植生山麓ブナ林が広い面積占め山頂部には風衝草原雪田植生発達し、ミヤマウスユキソウトウヤクリンドウヒナザクラヒメサユリなど、多彩な高山植物見られる

磐梯・吾妻・猪苗代地域

写真:猪苗代湖と磐梯山
猪苗代湖磐梯山

吾妻連峰奥羽山脈山系であり、山形福島県境に東西方向にゆるい起伏連ねている。山域東端一切経いっさいきょう)山、吾妻小富士など、山頂植生乏し火山礫山と五色沼鎌沼などの池沼があり、磐梯吾妻スカイラインの通る浄土平じょうどだいら)が利用拠点となっている。

一方西吾妻山域には西吾妻山(2,035m)、東大巓(ひがしだいてん)など、山頂近くまで樹林に覆われた山が多い。西吾妻スカイバレーなどの道路があり、天元台登山リフト稜線直下まで登っている。全域山麓土湯高湯白布(しらふ)などの温泉地が多い。このあたりはこけしの故郷でもある。

写真:安達太良山・沼ノ平
安達太良山・沼ノ平]

磐梯山(1,819m)は、明治21年水蒸気爆発により山頂部の北側が大崩壊し、山麓の落に大きな災害をもたらした。このとき、長瀬川などがせき止められて檜原(ひばら)湖や五色沼などの湖沼群ができ、現在の磐梯高原形成した。今、ここは、この公園きってのレクリエーションエリアとなっている。明るのびやかな自然から、昔の悲劇想像するのは難しい。

安達太良山(1,700m)は、『智恵子抄』に「あれが阿多多羅山 あの光るのが阿武隈川」と歌われた山で、山頂部は噴煙上げ荒涼とした火口原広がる山麓には岳(だけ)などの温泉がある。

猪苗代湖面積103km2あり、我が国第4位の大きさを持つ湖である。数万前に、やはり磐梯山噴火により生じたといわれる磐梯山周辺植生は、積雪比較少ないこともあり、亜高山帯には山頂近くまでオオシラビソ広がり雪田植生はあまり発達しない。また、火山活動影響を受けたところには、アカマツ見られる磐梯山西方雄国沼には高層湿原発達している。

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磐梯朝日国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/31 15:27 UTC 版)

磐梯朝日国立公園(ばんだいあさひこくりつこうえん)は、福島山形新潟の三県にまたがる国立公園1950年9月5日指定。




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  1. ^ 磐梯朝日国立公園の区域図(出羽三山・朝日地域) (PDF)”. 環境省. 2012年10月6日閲覧。
  2. ^ 磐梯朝日国立公園の区域図(飯豊地域) (PDF)”. 環境省. 2012年10月6日閲覧。
  3. ^ 磐梯朝日国立公園の区域図(磐梯吾妻・猪苗代地域) (PDF)”. 環境省. 2012年10月6日閲覧。
  4. ^ 磐梯朝日国立公園の公園紹介”. 環境省. 2012年10月6日閲覧。
  5. ^ 国立公園の利用者数(公園、年次別) (PDF)”. 環境省. 2012年10月6日閲覧。
  6. ^ 環境省自然ふれあい推進室"表II-9 国立公園内ビジターセンター等利用者数"自然公園等利用者数調(2013年3月16日閲覧。)


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