かげ【影/▽景】
読み方:かげ
《「陰」と同語源》
1 日・月・星・灯火などの光。「月の—」「木陰にまたたく灯火(ともしび)の—」
2 光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色。「湖面に雲の—を落とす」
3 目に見える物の姿や形。「どこへ行ったのか子供たちの—も見えない」
4 物が光を遮って、光源と反対側にできる、そのものの黒い像。影法師。投影。「夕日に二人の—が長く伸びた」
5 心に思い浮かべる、人の顔や姿。おもかげ。「かすかに昔日の—を残す」
6 ある現象や状態の存在を印象づける感じ。不吉な兆候。「忍び寄る死の—」「社会に暗い—を落とす事件」
「そのころの幸福は現在の幸福ではなくて、未来の幸福の—を楽しむ幸福で」〈二葉亭・浮雲〉
「寄るべなみ身をこそ遠く隔てつれ心は君が—となりにき」〈古今・恋三〉
9 やせ細った姿のこと。
「恋すれば我身は—となりにけりさりとて人に添はぬものゆゑ」〈古今・恋一〉
「亡き—やいかが見るらむよそへつつ眺むる月も雲隠れぬる」〈源・須磨〉
「誠の小水竜は、蔵に納め—を作りて持ったる故」〈浄・五枚羽子板〉
[下接語] 朝日影・後ろ影・面影・島影・透(す)き影・月影・鳥影・初日影・春日影・日影・人影・船(ふな)影・火(ほ)影・帆影・星影・御(み)影・水影・物影・山影・夕影・夕日影
けい【景】
けい【景】
景
景
景
「景」の例文・使い方・用例・文例
- 青空を背景にした富士山
- その絵は白い壁を背景にすると見映えがよい
- 代わる代わる続くインフレと景気低迷
- 彼女はその光景を見て驚きでいっぱいであった
- 恐ろしい光景
- 私はその山を背景にして彼女の写真を撮った
- 事件の社会的および政治的背景
- 背景にある詳しい事情
- 背景説明
- その光景に私の中の獣が目を覚ました
- 息をのむほど美しい光景
- 好景気の年
- その光景は永遠に彼の心に焼きつけられた
- その映画を見て子どものころの光景を思い出した
- その新しい建物は町の美しい景観に合わない
- 私たちは皆海岸線をドライブしながら美しい景色に賛嘆の声を上げた
- 彼の家からは町の美しい景色を見ることができる
- 会社の悪い経済状態は世界的な景気後退によっていっそうひどくなった
- むごたらしい光景
- 景気の循環
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