常磐線土浦駅列車衝突事故とは? わかりやすく解説

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桜川橋梁列車三重衝突事件

(常磐線土浦駅列車衝突事故 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 00:14 UTC 版)

桜川橋梁上列車三重衝突事件(さくらかわきょうりょうじょうれっしゃさんじゅうしょうとつじけん)[注 1]は、1943年昭和18年)10月26日[注 2]に、茨城県土浦市内の常磐線土浦駅構内で発生した鉄道事故である。常磐線土浦駅列車衝突事故、または土浦駅列車三重衝突事故[1]ともいう。この事故は戦時中のため大きく報道されることはなく、鮮明な写真も残されていない。




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常磐線土浦駅列車衝突事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:45 UTC 版)

日本の鉄道事故 (1949年以前)」の記事における「常磐線土浦駅列車衝突事故」の解説

1943年昭和18年10月26日 常磐線土浦駅構内で、入換中の貨車上り本線進入し、同駅を通過した上り貨物列車衝突貨物列車脱線して下り本線支障し、下り普通列車衝突した普通列車客車4両が脱線転覆そのうち1両が桜川水没し最終的に110名が死亡107名が負傷した。 貨第294列車1840分ごろ土浦駅上り1番線到着入換のため貨車41両を持ち引上線引上げたところ、信号掛が転轍器異方向に転換したため異線に進入上り本線から分岐する転轍器割出し1848分に進路支障した。185130秒、貨第254列車場内信号機進行指示によって進行したため支障車両衝突牽引機関車は貨車食いこみ、直後貨車14両は脱線転覆し下り本線支障した。1854分、下り本線進入した客第241列車は、貨第254列車接触し脱線顛覆客車2両は脱線傾斜し、3両目桜川橋梁上から脱線傾斜、4両目桜川転落水没した。5両目以下は橋梁手前転落免れた原因車両入換信号掛と操車掛の打ち合わせ不良操車掛の進路確認不良のため車両を異線に進入させ上り本線支障させたことと、信号掛が列車防護措置をとらなかったことである。操車掛は接近中の貨第254列車停止すべく北部信号所向かったが約500mの距離があり、間に合わなかったとされる。 この事故戦時中のため大きく報道されることはなかった。鮮明な写真残されていない。 第1の事故貨車入換中に発生したもので、入換作業操車掛の進路要求により信号掛が進路構成し操車掛が機関士指示することで開始するが、この事故では信号掛が異進路構成し操車掛が入換標識確認せず入換開始したことに起因する当時土浦駅信号機腕木式で、転轍器割出しても自動的に場内信号機停止信号現示することはできなかったとされる信号掛は戦時中列車運行阻害する事故発生させたことに気が動転したのか、北部信号所連絡するなど上り列車抑止手配を取らなかったため、第2の事故発生した列車防護不適切)。南信号所で対応可能であった下り場内信号機停止信号現示ていれば第3事故防止可能であった列車防護不適切)。 また、このときの事故車両支障貨物衝突した機関車)のD51 651修理後運用復帰し1949年下山事件下山定則初代国鉄総裁轢断している。 なお、歌手坂本九幼少時代母親疎開のためにこの事故巻き添えになった客第241列車乗車して笠間向かっていた。同事故で川に転落して多数犠牲者出した車両当初乗り合わせていたが、事故発生直前別の車両移っていたために難を逃れている(のちに日本航空123便墜落事故遭遇して命を落としている)。 桜川鉄橋北側線路脇、JR東日本土浦寮の敷地内には事故慰霊碑がある。1965年昭和40年)に建てられた際は簡素なであったが、風雨さらされ傷み進んだため、1986年昭和61年6月従来慰霊碑の脇に黒御影石製新たな石碑建てられている(従来の木残されている)。 詳細は「桜川橋梁列車三重衝突事件」を参照

※この「常磐線土浦駅列車衝突事故」の解説は、「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の解説の一部です。
「常磐線土浦駅列車衝突事故」を含む「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の記事については、「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の概要を参照ください。

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