小名のルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 08:15 UTC 版)
言語学上の慣習やハイフンで接続した後ろの語等の例外を除き、小名内の各単語は頭文字が大文字で始まらなければならない。 小名自体は学名ではないため、ICNによる分類群名(学名)部分と区別できる字体で書かれるべきである。それ故、前後の単一引用符を含め学名のようなイタリック体で表記すべきではない。 1959年1月1日より前に発行された古い小名は、しばしばラテン語の形式で与えられ、学名と混同しやすい。また、学名として命名されたが現在は小名として保持されるものもある。命名クラスにラテン語形の小名が重複していることがあり、この場合は属より下位の分類群名により特定する必要がある。 新たに付けられた小名は、以下の条件を満たす。1959年1月1日以降他言語で一般化したものを除くラテン語の単語を含まない。 「"form","variety"」及び、それらの略語や相当する他言語の語を含まない。 混乱の恐れがある分類群名(一般名や一般化した学名)と一致しない。 長所を誇張し、同様の特徴をもつ新しい栽培品種の導入により混同の恐れがあるものは不可。 1996年1月1日以降30字を超えないラテン文字または数字、もしくは一部の記号のみで表記。 一部の記号とはアポストロフィー(')、コンマ(,)、2つまでの隣接しない感嘆符(!)、終止符(.)、ハイフン(-)、スラッシュ(/)そしてバックスラッシュ(\)である。 「"cultivar","grex","group","hybrid","maintenance","mixture","selection","series","sport","strain"」及び、それらの複数形に加え、「"improved","transformed"」の語、もしくは相当する他言語の語を含まない。 言語学上分けられない場合を除き、その栽培品種が属す分類群の学名や一般名は含まない。 綴り、または発音が非常に似ているものが命名クラスにあり、混同の恐れがあるものは不可。 2004年1月1日以降「1文字またはアラビア数字もしくはローマ数字」のみ、または、それらと記号の組み合わせは不可。
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