女囚さそりシリーズとは? わかりやすく解説

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女囚さそりシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/03 09:33 UTC 版)

女囚さそりシリーズ』(じょしゅうさそりシリーズ)とは、篠原とおるの漫画『さそり』を原作とした東映制作による映画シリーズ。主演の梶芽衣子の人気とあわせてヒット作となり、梶の歌う主題歌『怨み節』もヒットした。


  1. ^ 梶芽衣子「あいつの好きそなブルース」(12)~(14)『東京スポーツ』連載、2011年5月27~6月1日。
  2. ^ 『朝日新聞』夕刊、2013年4月24日号「(人生の贈りもの)女優・梶芽衣子:3」
  3. ^ a b c 「鎮魂、映画の昭和 岡田茂 他」『映画芸術』、編集プロダクション映芸、2011年8月号、128頁。 
  4. ^ 「インタビュー 『ロストクライム ―閃光―』伊藤俊也 『三億円事件の真相と権力との闘い 昭和という時代への想い』」『キネマ旬報』1983年3月下旬号、キネマ旬報社、151頁。 
  5. ^ 女囚701号 さそり外伝 第41雑居房”. www.pg-pinkfilm.com. 2020年1月31日閲覧。
  6. ^ 下記外部リンク・キネノートより。
  7. ^ 下記外部リンク・allcinemaより。
  8. ^ a b c 華西良「甦った“さそり”」『キネマ旬報』1991年5月下旬号、pp.118-119
  9. ^ a b 藤木TDC、餓鬼だらく、高島都、ミゾロギ・ダイスケ「座談会 東映Vシネマってなんだ」『東映Vシネマ大全』双葉社、2014年、p.40
  10. ^ 山根貞男『映画はどこへ行くか 日本映画時評'89-'92』筑摩書房、1993年、p.144
  11. ^ 「わずか半年あまりで30万本の大ヒット! ビデオ業界の記録を塗り替える“東映Vシネマ”シリーズ!!」『』1991年1月号、p.181
  12. ^ a b c d インタビュアー秋本鉄次「女囚さそり殺人予告 '90年代“さそり”復活の意義と挑戦 池田敏春インタビュー」『キネマ旬報』1991年6月上旬号、pp.208-209
  13. ^ 編集部「女囚さそり殺人予告 全く新しい“さそり”を 岡本夏生インタビュー」甦った“さそり”」『キネマ旬報』1991年5月下旬号、p.122
  14. ^ a b 「女囚さそり殺人予告 さそりリスト」『キネマ旬報』1991年5月下旬号、p.121
  15. ^ 「インタビュー黒沢満×加藤和夫(東映ビデオプロデューサー)」『別冊映画秘宝 90年代狂い咲きVシネマ地獄』洋泉社、2014年、48-51頁。ISBN 978-4-8003-0504-6 
  16. ^ 主人公の乗るバイクとライダースジャケット、女囚たちが外での作業中に羽織るショールのようなもの、花吹雪等。
  17. ^ 小林信彦「ホテルで見たVシネマ」『コラムにご用心 エンタテインメント評判記 1989〜92』筑摩書房、1992年、p.187
  18. ^ a b 「日本映画ニュース・コープ」『キネマ旬報』1991年8月上旬号、pp.132-133
  19. ^ オフィスJ.B.編集・構成『東映Vシネマ大全』双葉社、2014年、123頁。ISBN 978-4-575-30772-6 
  20. ^ 「『女版・加勢大周』!?ハイレグ女王・岡本夏生の映画降板劇」『週刊ポスト』1991年10月4日号
  21. ^ 「岡本夏生が謎のダウン!初主演映画が無期延期に」『週刊明星』1991年10月3日号
  22. ^ 「コレが見納めハイレグ!?5キロもゲッソリ、ハイレグ女王・岡本夏生が突如休養のワケ」『週刊宝石』1991年10月10日号
  23. ^ 「『私は引退もしないしノイローゼでもない』告白!岡本夏生が沈黙を破って語った『胸の内』」『FRIDAY』1991年10月18日号
  24. ^ 「岡本夏生の『脱ぐ』『脱がない』事件 突然、主役を“降板”したハイレグ女王」『FOCUS』1991年10月4日号
  25. ^ 沖崎たちが直接さそりを殺すと暴動が起きるため、ナミを使って偽のさそりを殺させて女囚たちの怒りの矛先を彼女に向けた。
  26. ^ 最終盤で主人公がこの名前を名乗るが、偶然さそりと同姓同名なのか彼女に感化されて名乗ることにしたのかは不明。
  27. ^ この号数は、梶芽衣子が演じた初代さそり(女囚701号/さそり)の番号と同じ。
  28. ^ 名前は、窪田が死んだ後のナミと女性看守との会話。名前は違うが「女囚さそり 第41雑居房」に登場した看守の古谷と見た目がそっくりな人物。
  29. ^ 堀田は梶芽衣子主演『女囚701号/さそり』『女囚さそり 第41雑居房』にも看守(古谷)役で出演。見た目も前作のオマージュである。
  30. ^ a b 清水宏と桐山栄寿は翌年公開の伊丹十三監督作品『ミンボーの女』でも小松方正演じるヤクザの花岡の子分として登場する。


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女囚さそりシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 14:41 UTC 版)

東映ポルノ」の記事における「女囚さそりシリーズ」の解説

梶芽衣子代表作として知られる「女囚さそりシリーズ」は、篠原とおる原作映画化であるが、元は主演の女版"網走番外地"として企画されたもので、"ポルノ路線"の一作であった第1作のみヌードになる他、女囚集団入浴シーンなど裸がふんだんに登場するクールなイメージで"復讐する女"を強烈に演じてそれまで日本映画存在しなかったヒロイン像を確立した梶芽衣子版「さそり」は70年代最高のアウトロー・ヒロインとして屹立し今なお不変輝きを誇ると評される70年代に入ると女優主な活躍の場は完全にテレビになり、映画で独自のパーソナリティ開花させた若手女優は、桃井かおり秋吉久美子などごく数人限られた。 また組合活動家だった監督伊藤俊也反体制的演出高い評価受けた伊藤は「石井輝男野田幸男深作欣二も、東映全て否定して映画撮った」「"NO"という意思が、国家をも打ち抜くといった観念劇構造織り込もう考えた」などと話している。当時東映労働組合対す締め付け強く伊藤ハチマキをして組合運動しながら映画撮ったシリーズ全体流れ体制への反抗復讐というテーマ当時の時代背景マッチした。第1作女囚701号/さそり』、第2作女囚さそり 第41雑居房』の大ヒットは『仁義なき戦い』に先立つものであり、東映女性アクション新しい軸を作った伊藤シリーズ化にあたり全ての話を連続させたい考えていたため、3作で全てをやりきり、会社からは好条件続投依頼されたが降板した。降板理由世間噂されとの不仲説ではないという。元々当時結婚考えていた人がい1作目引退するつもりだった。ところが予想上の大ヒット岡田社長俊藤浩滋らの説得を受ける形で、なし崩し的出演続けた話している。の歌う主題歌怨み節』も大ヒットしたが、当時映画主題歌はまだ定着していなかったという。 「女囚さそりシリーズ」は、第4作主演監督長谷部安春代わり第5作主演多岐川裕美交代し監督小平裕第6作では主演夏樹陽子になり興行的に失敗し1970年代シリーズ終了した第5作で裸になることに過敏になっていた多岐川が「違う演出方法もあるんじゃないですか?」と監督意見してごね、浅香光代怒り根岸季衣も「脱がないと言い出し、裸のために呼んだゴールデンハーフ高村ルナも「じゃあ私も脱がない」と紛糾結局多岐川主張通りソフトな演出になり、それを聞いた第6作夏樹陽子も「脱がないと言い出したという。しかし第5作では当時大人気だった范文雀予想外に脱いでくれて驚いた監督小平話している。 女囚扱った映画としては、同じ東映1965年に女版"網走番外地"のようなおんな番外地 鎖の牝犬』(緑魔子主演)を、大映1968年から1969年にかけて"秘録もの"として、安田道代主演で、江戸時代女牢舞台にした『秘録おんな牢』(1968年)などを製作している。 世界的に1971年ロジャー・コーマン製作、ジャック・ヒル監督パム・グリア出演の『残酷女刑務所』が、女囚映画セックス要素注入し大ヒット以降続々女囚映画作られた。特にダイアン・ソーン主演エクスプロイテーション映画「イルザシリーズ」は、世界的に大ヒットした。 詳細は「女囚さそりシリーズ」を参照

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