外傷後ストレス障害とは? わかりやすく解説

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PTSD


PTSD 外傷後ストレス障害 Post Traumatic Stress Disorder

PTSDはアメリカベトナム戦争大変なトラウマ経験してきた人たちが、アメリカ戻ったときに社会適応できず、さまざまな精神症状呈してきたので、それをPTSDとしてまとめたものでした。
現在は、単に戦争起こったトラウマということのみならず、われわれの日常起こりうる交通事故レイプ、あるいは幼児期虐待などからのPTSDが多くみられるようになってます。ある小学生は、高校生男子性的いたずらをされるということがずっと続き、そのために夜もよく眠れず、いつも緊張し男性怖がるというPTSD症状がみられます。
また、新潟起きた小学生女子監禁事件被害者女性保護されたとき、明らかにPTSDの症状呈していたと考えられます。
PTSDというのは、大きく分けると、
(1)興奮状態があるということ、ハイパー・アローサル(Hyper arousal)とよんでいるものである
(2)麻痺(ナムネス)、解離性健忘やあるいは現実感覚を失う離人症様の体験があるということ
(3)過度緊張状態持続するということ例え夜寝ても、夢で自分嫌な体験をみると飛び起きて、汗をびっしょりかく、あるいは街で類似のものをみてパニックになる、
という3つがPTSDの主たる症状としてまとめられています。

外傷後ストレス障害(PTSD)

事故災害犯罪被害などで強い恐怖ショック体験すると、それが深い心の傷となり、後々まで心身両面影響を受けることがある。「眠れない」「恐い夢を見る」「イライラする」「無気力孤独感感じる」「身体がだるい」など、その症状はさまざまであり、このような症状日常生活支障をきたすほどの状態のことを外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder)という。現在DSM-ⅣPTSD疾患分類診断基準示されている。 「DSM」の項を参照

外傷後ストレス障害

【英】:Post traumatic stress disorder

外傷性ストレス障害は、アメリカ精神医学会が、1980年発表した精神障害の診断と統計マニュアル第3版 DSM-�」によって、初め精神医学臨床登場し不安障害一つとして位置つけられた。
世界保健機関疾病国際分類である、ICD-10では、重度ストレス反応及び、適応障害のなかに分類されるようになっている
診断基準として、自己他人身体の保全に迫る危険の直接体験あるいはそれらの目撃直面経験した人が、出来事反復的な想起、フラシュバック、事件に関係ある場所、話題等への持続的な回避長期間にわたる覚醒亢進状態、過度警戒心集中困難、感情平板化など社会生活支障をきたす症状発現により特長つけられる
アメリカではベトナム戦争帰還兵の間で、様々な心理的問題不適応状態が起きる事から注意されるようになった日本では阪神淡路大震災契機に、注目を浴びるようになった。その他、レイプ事故暴力被害者にも同様な症状起きる事が注目されるようになっている難民移民災害被災者には多く見られる予測され世界銀行は、精神疾患によるDALY喪失のうち、4.7%は、PTSDよるもの推定している。

心的外傷後ストレス障害

(外傷後ストレス障害 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/05 05:41 UTC 版)

心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい、英語:Post-Traumatic Stress Disorder、PTSD)は、の安全が脅かされるような出来事(戦争、天災、事故、犯罪、虐待など)によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である[1]。症状がまだ1か月を経ていないものは急性ストレス障害として区別する。




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