在名放送局の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 04:16 UTC 版)
「在名テレビジョン放送局」の記事における「在名放送局の特徴」の解説
主要局4社が本社を構えている名古屋市はお膝元である中日新聞の購読率が非常に高く、同社出資の放送局も少なくない(後述)。この為、中日新聞系列か非中日新聞系列のどちらかに分かれ前者は東海テレビ・CBCが、後者は中京テレビ・メ〜テレがこれに属する。 これは中日ドラゴンズの放送権にも大きく関わっており(中日ドラゴンズの親会社が中日新聞社であるため)、非中日系の2局には放送権を与えられていない。その為、ホームゲームを放送する事ができるのはNHK及びテレビ愛知を含む中日系の放送局と、ビジターの地元の独立UHF局(サンテレビ、対阪神戦のみ)だけである。ただ中京テレビ・メ〜テレはABC・ytvが放送する阪神タイガースの試合が対ドラゴンズ戦の時に差し替えて放送する事がある他、中京テレビは広島テレビ制作の広島東洋カープ主催の対ドラゴンズ戦を放送する場合があり制作協力として参加している。かつてナゴヤ球場・ナゴヤドームでパシフィック・リーグの公式戦が行われた際には中日資本でない局でも中継できたため、中京テレビやメ〜テレが自社制作、または在阪局主管の共同制作で中継した事があった。また、CBCや東海テレビも在阪局(前者はMBS・後者はカンテレ)制作の在阪球団主催ゲーム中継の技術協力を行った事がある。 また、CBCの場合は『そこが知りたい 特捜!板東リサーチ』等の様に地元の情報には長けている反面、他の中部地区の放送局との連携には希薄な面がある。これは東海3県だけで完結できる他、中部地方が地域毎に異なる点があり、加えてTBS系の場合は東海3県以外の放送局が中日新聞と競合・対立関係にある新聞社(静岡放送=静岡新聞・信越放送=信濃毎日新聞・北陸放送=北國新聞等)が大株主となっている場合が多い等他の地域とは連携しにくいといった面が関係している。いずれも推測の域からは抜け出ていない。 その一方で周辺の系列局に中日新聞が大株主となっている局が多い東海テレビや、非中日系の中京テレビやメ〜テレは、東海3県以外の系列局との共同制作番組を単発で制作する場合がある。 他には、各局とも局オリジナルのマスコットキャラクターに力を入れているのも一つの特徴と言える(中京テレビのチュウキョ〜くん、メ〜テレのウルフィ、等)。 理由は不明だが、中京圏で活躍しているタレントを中心に複数局でレギュラーorゲスト出演するというのが稀である。 南海トラフ地震に備えた新たな共同の試みとして、愛知県または三重県沿岸に大津波警報が発令された場合、東海テレビ、CBCテレビ、メ~テレ、中京テレビの4局がそれぞれ所有するヘリコプターで担当地域を分けて共同運用する訓練(年1回)が行われている。分担するエリアは、三重南部、三重北部、名古屋・知多、三河の4つ。 Locipo(ロキポ)を東海テレビ、中京テレビ、CBCテレビ、テレビ愛知の4局で共同運用。(メ~テレは不参加。)
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