全国的高速道路網建設に向けた政府・国会の動きとは? わかりやすく解説

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全国的高速道路網建設に向けた政府・国会の動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 03:34 UTC 版)

日本の高速道路」の記事における「全国的高速道路網建設に向けた政府・国会の動き」の解説

全国高速道路網整備問題は、田中清一運動以来道路整備理念先行していくとともに国会議員政治活動にも巻き込まれていった1955年昭和30年6月超党派国会議員430名によって、中央・東北・北海道中国・九州自動車道の6本、合計5000 km整備するため「国土開発縦貫自動車道建設法案」が提出される。 「自動車道」という文言は、建設省推し進める戦前自動車国道計画意識した道路網の一環としての「高速道路」とは異な概念として定義したものであり、既存道路法に基づく一般道路とは異なり道路運送法によって建設されるべき道路という思想根底にあったため、国会審議並行して建設省運輸省所管争い伴った本法案は、赤石山脈貫通する中央道建設上の技術的な問題はらんでいたことと、道路運送法準拠するという法的な問題抱えたため、国会で法案成立まで5国会経て2年要し結局は原案にあった別表記載路線通過位置外して各自動車道の予定路線別法律の定めによること、および、新たに既存道路法上の道路最上位位置する高速自動車国道」という概念付け加えられて、建設省所管道路法上の道路として1957年昭和32年4月成立し決着をみた。「国土開発縦貫自動車道建設法」成立時には、建設計画として国土開発縦貫自動車道を含む「高速自動車国道法」も制定された。 国会では、中央自動車道東名高速道路のどちらの建設優先する路線選択揺れている間、高速自動車国道建設要望全国各地起こり、各路線ごとに道路建設法の単独立法次々と成立していく状況受けて1966年昭和41年)に政府起案の「国土開発縦貫自動車道建設法」一部改正法案とした「国土開発幹線自動車道建設法」が成立し中央・東北・北陸中国・九州いわゆる縦貫五道を軸に、全国都道府県を結ぶ32路線7600 km高速道路網計画された。 しかしその後社会的な交通状況の変化により、この計画不十分だとして計画の見直しが行われることとなった1987年昭和62年)に修正変更が行われ、第四次全国総合開発計画閣議決定により、高速道路43路線11,520 km一般国道の自動車専用道路2,300 km本州四国連絡道路180 km高速交通から成る全長14,000 km高規格幹線道路網が計画された。

※この「全国的高速道路網建設に向けた政府・国会の動き」の解説は、「日本の高速道路」の解説の一部です。
「全国的高速道路網建設に向けた政府・国会の動き」を含む「日本の高速道路」の記事については、「日本の高速道路」の概要を参照ください。

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