リトル・ペブルの「ヨゼフパパファンクラブ」(旧リトル・ペブル同宿会)
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「リトル・ペブル」の記事における「リトル・ペブルの「ヨゼフパパファンクラブ」(旧リトル・ペブル同宿会)」の解説
限界集落の一角の秋田県湯沢市三梨町字清水小屋14にある、『リトル・ペブルの「清水小屋」共同体』を本拠地として共同生活を送る日本の宗教団体である。リトル・ペブルにおける杉浦洋の活動を継承し、教義を変更した『リトル・ペブル同宿会』として長らく存在したが、体制が変わり、『リトル・ペブルの「ヨゼフパパファンクラブ」』となった。カルト認定されたリトル・ペブルの系譜の中でも更に異端にあるため、こちらもカルトである。 創設者で代表のジャン・マリー杉浦洋神父が、伝統的なキリスト教の教義では地獄行きとされる性的,道徳的な問題を抱える者や、社会で疎外されてきた者を積極的に受け入れ、天国への裏口入学を支援しているため、何らかの障害を抱えている信者が殆どを占める。清水小屋の共同体は老朽化が進んだ古家に住み、収入は僅かなアルバイトの給料と国からの障害者手当てだけという、経済的に厳しい生活を送っている。ジャン・マリー杉浦洋のパートナーであるクララ・ヨゼファ・メネンデス阿部由美のブログでは、食事はミューズリーと海苔一枚,ソースなしパスタなどの炭水化物が中心で、肉や魚は食べないなど、安物の偏食により生活費を抑えていると公表していた。秋田だけでなく、名古屋や横浜にも信者がおり、そうした他地域の信者の自宅が支部となっている。かつてはジャン・マリー杉浦洋が考案した独自のSEX教義が存在し、ジャン・マリー杉浦洋とクララ・ヨゼファ・メネンデス阿部由美による儀式の映像をDVDとして販売してもいたが、2017年に廃止された。SEX教義の存在もあり、Webやマスメディアではカルトとしての側面がセンセーショナルに拡散されているが、教団の構成員にはジャン・マリー杉浦洋も含めて大卒が殆どで、名門大学を卒業していたり、薬剤師としての実務経験がある者も居るなど、教団参加前の経歴では高いステータスを持つ傾向にある。ジャン・マリー杉浦洋に対する電話取材によれば、教団への参加条件は「ジャン・マリーを信奉すること」だけで、『リトル・ペブルの「清水小屋」共同体』には18歳以上のみが入居できるとのこと。 内情について、元信者により多数の批判が寄せられており、1980年代から神父の性的な問題が続いていること,神父が身勝手な独裁体制を敷いていること,教団全体として現実逃避し、関わった者を傷つけるだけでなく、自らの欠点から目を逸らし全く改善しないことが指摘されている。
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