リケッチアとは?

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リケッチア [2]ラテン Rickettsia】

グラム陰性菌と似た構造をもつリケッチア科の細菌通常球状または桿(かん)状で,細菌より小さくウイルスよりは大きく,0.3~0.5マイクロメートル 程度。主に昆虫によって媒介され,生き細胞内でのみ増殖発疹チフス紅斑病・ツツガムシ病Q 熱などの病原体はこれに属する。 〔発見者であるアメリカ病理学者 H. T. Ricketts1871~1910)にちなむ名〕

リケッチア [Rickettsia]

 1910年頃、H.T.リケッツ(アメリカ)によって、ロッキー山紅斑熱病原体として桿菌状の小体発見され、次いで1915年にS.von プロワツェキー(チェコスロバキア)によって、発疹チフス病原体研究された。翌年、H.da ロシャ・リマ(チェコスロバキア)によって発疹チフス病原体発見され、その学名研究中に倒れ前記二人記念してリケッチア・プロワツェキー(Rikettsia prowazekii)と命名した。現在、リケッチアの発見者ロシャ・リマとされている。
リケッチアはリケッチア目の3科、12属に分類される微小偏性病原菌である。ヒトやその他の脊椎動物保菌するが、ダニなどの節足動物媒介者となってヒト種々のリケッチア症をひきおこす原因となる。リケッチアはグラム陰性菌で球桿状(0.2-0.5×0.4-1.0μm)であるが、ほとんどのリケッチアは宿主細胞外では培養できない。ただし、ロシャリメア属(Rochalimaea)とバルトネラ属(Bartonella)のリケッチアは人工培地培養できる。一般に宿主細胞質ときには内で増殖する。12属の中でリケッチア属(Rickettsia)、ロシャリメア属、コキシエラ属(Coxiella)、エールリヒア属(Ehrlichia)、バルトネラ属がヒト病原性がある。 リッケチア属には発疹チフス発疹熱ロッキー山紅斑熱、リケッチア痘およびつつが虫病病原体が知られている。ロシャリメア属は暫壕熱病原体、コキシエラ属はQ熱病原体である。エールリヒア属とバルトネラ属のリケッチアはおもに脊椎動物赤血球などの有細胞寄生するが、ときにはヒトにも感染する。リケッチアは独自にタンパク質合成エネルギー代謝も行う。なお、リッケチア症の治療にはテトラサイクリン系の抗生物質が最も有効とされている。

リケッチア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/07 14:32 UTC 版)

リケッチアRickettsiaリケッツィアリケッチャリッケットシアとも表記。) は、Rickettsia属の微生物の総称。2011年現在、26種を含む。ダニ等の節足動物を媒介とし、ヒト発疹チフスあるいは各種リケッチア症を引き起こす。ウイルスと同じように細胞外で増殖できない。偏性細胞内寄生体とも呼ばれる。




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