ラジオ等
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「全国高等学校野球選手権大会」の記事における「ラジオ等」の解説
ラジオ中継の歴史は古く、戦前の1927年(昭和2年)に当時の大阪中央放送局が初の実況中継を行っている(これがスポーツ実況中継の始まりでもあった)。 現在は原則として、日本国内向けにラジオ第1放送で全試合を中継。放送時間は4試合日の場合、8時5分 - 18時20分(2021年の場合。時間は変更の場合あり)。4試合の場合第1試合の開始時刻は8時だが第1試合は最初の5分間が中継出来ない。4試合の場合第1試合の開始時刻が現在と同じ8時だった1980年代は5分前の7時55分から中継していた。 2021年度は勝利監督インタビューが終わって次の試合に入るまでの穴埋めBGMに「栄冠は君に輝く」のフェンダー・ローズテイストによるインストゥルメンタルが流れた。もとの変ロ長調ではなく、半音下げたイ長調のものが使用された。BGMがフェイドアウトすると次の試合が始まる。 2012年(第94回大会)からはIPサイマル配信「NHKネットラジオ らじる★らじる」で、2018年(第100回大会)以降は、民放ラジオポータルサイト「radiko」でも同時配信を行う(2018年はNHKラジオ第二次実験配信。ただしアーカイブ機能の利用は「らじる★らじる」のみ利用可能)。 テレビとは異なり、平日は11時50分から正午のニュース終了(12時20分)まで、土曜日と日曜日は11時55分から正午のニュース終了(12時15分)まで、試合展開にかかわらず中継が一時中断するほか、毎正時ごろのニュース挿入と、道路交通法の規定による日本道路交通情報センターからの交通情報による中断もある(これらの場合、ニュースの場合は毎時00分になったあとの攻撃終了後、交通情報の場合は毎28分前後の攻守交替時に行われる)。 また、8月9日の長崎平和祈念式典と8月15日の全国戦没者追悼式を放送するため、高校野球中継は試合展開にかかわらず一時中断する。 また、放送時間終了時に試合が続いている場合はそのままラジオ第1で時間を延長して放送するが、18時50分からニュース終了まで中継は試合展開にかかわらず中断する。ニュース終了後も試合が続いている場合は、ニュース終了後に中継を再開する(中断中に試合が終了した場合は、ニュースの中で結果のみ放送する)。 FM放送では、ラジオ第1放送の中断時(正午のニュースなど)にリレー中継を行っていないが夏季オリンピックと日程が重なったり(1984年のロサンゼルスオリンピック、2008年の北京オリンピック、2012年のロンドンオリンピック、2016年のリオデジャネイロオリンピック)国会中継を行う場合は放送する。 1960年代前半まではラジオ第2放送で放送されていた。その後もラジオ第1放送で中継出来ない場合に中継していたがラジオ第2放送の周波数があまり知られていないことやカーラジオに設定されていないこと、語学講座、気象通報、株式市況が定時に放送出来ないという理由からFM放送に移した。 1970年代前半までは、11:55~13:05は当時のテレビ同様レギュラー編成のため中継出来なかった。 期間中は中継枠の時間調整のため、穴埋め番組『話題と音楽』が随所に編成される。
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