ユメアサヒ【ユメアサヒ】(食用作物)
登録番号 | 第15121号 | |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | ユメアサヒ よみ:ユメアサヒ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692-2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中村和弘、上原泰、細野哲、高橋信夫、石坂登、牛山智彦、前島秀和、谷口岳志、久保田基成、田淵秀樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に「西海179号」を交配し、半数体育種法及び倍化処理により育成されたものであり、育成地(長野県須坂市)における成熟期は中、粗蛋白質含量がやや多、粒質が硝子質の製パン向きの品種である。叢性は匍匐、株の開閉は閉、鞘葉の色は無である。稈長はやや長、稈の細太、剛柔、ワックスの多少及び葉色は中、葉身の下垂度はやや小、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は紡錘状、穂長は中、粒着の粗密はやや疎、穂の抽出度は中、ワックスの多少はやや多、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少はやや少、芒長はやや長、ふの色は淡黄である。粒の形はやや長、大小はやや大、色は赤褐、黒目の有無・多少は無~極少、千粒重はやや大、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の中、粗蛋白質含量及び灰分含量はやや多である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はⅡ、茎立性、出穂期及び成熟期は中、遺伝子雄性不稔及び細胞質雄性不稔の有無は無、耐寒性は中、耐雪性は弱、耐凍上性は強、耐倒伏性はやや弱、穂発芽性はやや難、脱粒性は中、収量性はやや少である。粒の硬軟は硬、粒質は硝子質、製粉歩留は中、ミリングスコアはやや低、60%粉粗蛋白質含量及び60%粉灰分含量はやや多、60%粉アミロース含量はやや少、粉の明度及び赤色みは中、黄色みはやや高、吸水率は高、バロリメーターバリュウは高、生地の力の程度はやや大、伸長抵抗はやや強、伸長度、形状係数、最高粘度及びブレークダウンは中である。しま萎縮病抵抗性は強、赤かび病抵抗性はやや弱、うどんこ病抵抗性はやや強である。「シラネコムギ」及び「キヌヒメ」と比較して、ふの色が淡黄であること、播性の程度がⅡであること、粒質が硝子質であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に長野県農事試験場(須坂市)において、出願者所有の育成系統に「西海179号」を交配し、F1個体から半数体を育成、そして、半数体倍化系統を作出、以後、選抜固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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