ブルームズベリー・グループとは? わかりやすく解説

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ブルームズベリー‐グループ【Bloomsbury Group】

読み方:ぶるーむずべりーぐるーぷ

1906年頃から1930年頃にかけてブルームズベリー活躍した英国知識人芸術家によるグループ小説家のウルフ・フォースター、経済学者ケインズ伝記作家ストレーチーなど。


ブルームズベリー・グループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/30 14:56 UTC 版)

ブルームズベリー・グループは、1905年から第二次世界大戦期まで存在し続けたイギリス芸術家学者からなる組織である。


  1. ^ 中村久司『観光コースでないロンドン イギリス2000年の歴史を歩く』高文研、2014年、220頁。ISBN 978-4-87498-548-9 
  2. ^ Avery, p. 33.


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ブルームズベリー・グループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 15:15 UTC 版)

ヴァージニア・ウルフ」の記事における「ブルームズベリー・グループ」の解説

父が亡くなりウルフ二度目神経痙攣起こしてから、ヴァネッサエイドリアンはハイドパークゲート22番地の家を売却してブルームズベリー地区のゴードンスクエア46番地に家を買った。ここで、ウルフリットン・ストレイチー 、クライヴ・ベル、ルパート・ブルック、サクソン・シドナー=ターナー、ダンカン・グラント、レナード・ウルフロジャー・フライら、ブルームズベリー・グループとして知られる著述家芸術家知的サークル中心人物たちと知り合ったこのうち数人メンバー1910年偽エチオピア皇帝事件加わりウルフはこの時、アビシニア王族男性扮装した。この件についてウルフ1940年行った発言記録発見され The Platform of Time (増補改訂版) (2008年)に収められている。1907年ヴァネッサはクライヴ・ベルと結婚した二人前衛芸術への関心ウルフ作品重要な影響を与えたもの思われるウルフ1912年作家レナード・ウルフ結婚したレナードの不自由な経済状態にもかかわらず婚約ウルフレナードのことを「文無しユダヤ人」と呼んでいた)二人は強い絆で結ばれていた。事実ウルフ1937年日記に「愛しあうこと。結婚25年たった今でも別れることは耐えがたい求められるととても嬉しい。妻であること。私たち結婚こんなにも完璧なのだ」と記している。仕事の上でも二人1917年にホガース・プレスを共同始め、ともに働いた。ホガース・プレスはウルフ小説T・S・エリオットローレンス・ヴァン・デル・ポストなどの著書出版した。またドーラ・キャリントンやヴァネッサ・ベルなど同時代芸術家にも仕事発注した。 ブルームズベリー・グループは性の問題について進歩的な立場とっていた。1922年ウルフハロルド・ニコルソンの妻、著述家園芸家ヴィタ・サックヴィル=ウェスト出会う二人ためらいがちに付き合い始め性的な関係を持つようになったが、サックヴィル=ウエストによるとそれは2度けだったとのことである。ウルフはサックヴィル=ウエストに『オーランドー』を捧げた。これは、3世紀時間男女の性を越えた主人公オーランドー奇妙な伝記である。ヴィタ・サックヴィル=ウエスト息子のナイジェル・ニコルソンは「ヴィタヴァージニアへの影響はすべて『オーランドー』に書かれている文学史上最も長く、最も魅力的なラブレターである。この中でヴァージニアヴィタ探求し、数世紀にわたる物語の中ヴィタ織りこみ、自在に操って両方の性を超えさせ、ヴィタと楽しみ、ヴィタ毛皮レースエメラルド付けさせ、悩まし翻弄し、そして、ヴィタのまわりヴェール投げかけた」と書いている。恋愛関係終わった後も2人女性1941年ウルフ亡くなるまで友人であり続けたヴァージニア・ウルフは弟のエイドリアン、姉のヴァネッサとも親しくつき合い続けた。兄のトビー26歳の時病死した。 また、『源氏物語』抄訳(1921-1933年)で知られるアーサー・ウェイリーもブルームズベリー・グループの一員で、ウルフも『ヴォーグ』の1925年7月号に『源氏物語』評した文章発表している。

※この「ブルームズベリー・グループ」の解説は、「ヴァージニア・ウルフ」の解説の一部です。
「ブルームズベリー・グループ」を含む「ヴァージニア・ウルフ」の記事については、「ヴァージニア・ウルフ」の概要を参照ください。

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英語訳最初の英訳は、おそらく末松謙澄によるものであった。末松がイギリスのケンブリッジにいたときになされたもので1882年に出版された。抄訳であることに加えて、翻訳には限界があり、当時はほとんど注目されなかった。今日では研究者のあいだで見直され始めている。20世紀に入り、アーサー・ウェイリーにより『源氏物語』は西洋世界に本格的に紹介された。1925年に「桐壺」から「葵」までを収めた第1巻が出版され、1933年に「宿木」から「夢浮橋」までを収めた第6巻が出て完結した。ウェイリー訳は、各国で広く重訳され、現代日本語で再訳された『ウェイリー版 源氏物語』は、 各・全4巻でおよびがある。ウェイリー訳は、当時の文学界にあわせた詩的で華麗な文体を用いている。日本文学研究者のエドワード・サイデンステッカーの訳は、ウェイリー訳は「傑作」だと敬意を表し、常に傍らに置いていた。サイデンスデッカー訳は第二次世界大戦後の文学的傾向に合わせて、文章の装飾を落とし、原文に近づける努力がなされている。ロイヤル・タイラーの英訳は、より一層この傾向を強め、豊富な注を入れ、学問的な精確さを持っている。ほかに重要な英訳は、抄訳版だがヘレン・クレイグ・マッカラによるものがある。フランス語訳
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