ハインドラ一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:40 UTC 版)
「落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国」の記事における「ハインドラ一族」の解説
ハリガン・ハリウェイ・ハインドラ 声 - 浅川悠 黒い森に住む魔女たちの氏族の一つ、ハインドラ一族の長。髪を自在に操る魔法の使い手で、その魔法を応用して木で作った木偶人形を操ることもできる。 一族の魔女たちからは「姉様」「姉上」「ハリ姉」などと呼ばれ、彼女の方は一族の魔女たちを「我が娘」と呼ぶことがあるが、血の繋がった姉妹や母娘というわけではなく、魔女の掟でそのように呼ぶことが決まっているためである。 人間たちの攻勢により追い詰められた状況をどうにかしたいと思案していたところでナーガと出会い、異界人であるナーガなら現状を打破する術を知っているかもしれないと考え自分たちのもとに置くことを決める。当初は足手まといになるようなら放り出せばいいという打算的な考えもあったが、共に戦っていく中で彼を信頼するようになる。 黒い森の中でハインドラ一族が住む領域は森の入り口に面しており、人間達の攻撃に対して矢面に立って戦ってきたため、人間の側にも彼女のことはよく知られている模様。 アイス・アイシュリア・ハインドラ 声 - 浅野真澄 身体能力を強化する魔法の使い手。魔法で強化したときに繰り出される拳と蹴りの威力はすさまじく、ナーガから人間破城槌と称される。 面倒見がよくハインドラ一族の魔女たちの姉貴分的な存在。レラからも(精神的に)強い女性と評されるなど頼りにされており、ハリガンと彼女が賛成したことには誰も反対しないだろうと言われている。 体が大きいことから体重のことを周りからよくネタにされるが、そうすると笑顔のまま怒る。葡萄酒を酒樽ごと飲むほどの底無しの酒飲みで、酔うと説教を始めるなど酒癖が悪い。 ユウキ・ユウミ・ハインドラ 声 - 赤﨑千夏 風を操る魔法の使い手。 人間の男が大嫌いでナーガにも当初は敵意を表していたが、今ではその感情もかなり和らいでいる。黒い森でひっそりと暮らす自分たちを滅ぼそうとする人間の理不尽さに怒りを抱いており、戦いでは積極的に人間の兵を殺そうとし、そのためなら危険な任務であっても進んで引き受ける。また飛空挺と呼んでいる細長い板に乗って空を飛ぶこともできるため、偵察や伝令などの役目をよく任される。 そこまで人間を目の仇にするのには理由があった。幼いころ、心無い人間達により親が嬲り殺しにされたという悲しい過去を経験していて、1人生き残った自分はいずれ人間達に復讐しようと考えていた。 レラ・ライラ・ハインドラ 声 - 伊藤かな恵 呪符を使った魔法の使い手。呪符に書く呪文によって様々な効果を発揮することができ、当初言葉が通じなかったナーガも彼女の呪符の力で会話が可能になった。 理知的で冷静な性格をしており、変なところで言葉を区切る特徴的なしゃべり方をする。ナーガのいた世界に興味を示し、ユウキの水浴びを覗いたナーガに黙っている代わりに記憶が戻ったらナーガの世界のことを教えて欲しいと取り引きを持ち掛けている。 クゥ・クゥネリアス・ハインドラ 声 - 相内沙英 体に巻きつけた革帯を操る魔法の使い手。革帯は服を兼ねているため、使えば使うほど肌面積が広くなっていく。 普段は革帯を操って物を持つため、自分の手で重いものを持つのが苦手。 ノノエル・ノリス・ハインドラ 声 - 照井春佳 水を自在に操る魔法の使い手。水を槍や盾のように使ったりするだけでなく、水中の酸素を集めて水の中で呼吸を可能にしたり、光の屈折率を変化させ水中にいる自分の姿を見えないようにするなど応用の幅が広い。 控え目な性格をしており、リスのような小動物を連想させる。 ケイ・カネーシュ・ハインドラ 声 - 野中藍 自分の体を金属のように硬質化させる魔法の使い手。硬化させた体は剣も矢も通さず鉄壁の防御力を誇り、それを生かした接近戦を得意とする。 魔女たちの中では珍しく活発で人見知りしない性格でナーガとも少し話しただけで数年来の友人のように接する。本来魔女たちは父親のことを何も知らないのだが、ケイだけは少し覚えているらしく父親の背中に背負われているような思い出があると語っている。 イクシーヌ・エレノ・ハインドラ 体の入れ墨を操る魔法の使い手。 馬の扱いが上手い。 セレナ・セレンディティ・ハインドラ 視点を上空に移動させる「天眼」という魔法の使い手。 戦い向きの魔法ではないが、周囲の情報把握に長けているため、偵察任務に重宝されている。 リンネ・リリカ・ハインドラ/リンナ・リルカ・ハインドラ 双子の魔女。五感を鋭敏にすることができる魔法の使い手。また片方が受けた五感をもう一方に共有することもできる。 いつも二人で行動する。 アルルカン・ニャ・ハインドラ 獣と会話する魔法の使い手。魔法が発動すると左右で瞳の色が変わる。 語尾に「ネ」を付ける喋り方をする。 エレオノーザ・エリューシュ・ハインドラ 自然を操る魔法の使い手。仕込みに時間が掛かるという欠点がある。 ランジュ 自分の体に纏う影に呑み込んだ物を別の場所へと飛ばす魔法の使い手。 ハリガンからの信頼も篤く、前線で戦っているハリガンに代わって森で留守役を務めていたが、八八旅団との決戦で参戦する。ナーガの本質を見抜いているかのような発言をしている。やや冷淡な一面があり、戦ではいちいち物騒なことを言うため周りからよくつっこまれる。 リュリューシュ 年少の魔女。まだ子供なので戦には参加せず森で留守番をしている。 偉大なる魔女王の魂を受け継ぐ者と自称し尊大な態度をとるが、ハリガンからは誇大妄想だと思われている。
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