ニュータウン地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:13 UTC 版)
成田ニュータウン成田駅(JR東日本)の西側に広がるのが成田ニュータウン地区である。当初、主に成田空港や空港関連企業で働く従業員向けに計画されたが、現在では成田から東京都心、千葉市をはじめとする千葉県北西部へ通勤する住民も多い。門前町と比較して、新しく成田市に引っ越してきた住民が多いのが特徴である。又、成田市の人口のうちで最も大きな割合を占める。現在では公共施設も移転しており、成田警察署・成田税務署・郵便局・総合運動場・ハローワーク・図書館・保健所・急病診療所等が成田ニュータウン地区に位置している。 公津の杜面積117.3ヘクタール、計画人口11,740人。 1986年から「成田市公津東土地区画整理組合」によって京成電鉄本線の新駅を中心に全体として複合的な都市開発を目指し区画整理された地区。1994年4月1日に京成電鉄・公津の杜駅を新設。その後、駅前商業エリアにユアエルム成田店が1999年12月にオープンした。人と人、人と街の「交流」を目指した「人間にやさしい街づくり」をテーマに、千葉県下有数のグレードの高い街づくりに取り組んでいる。また、旧建設省から「ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業」に指定されており、千葉県内では京成成田駅東口土地区画整理事業が最初で公津の杜は、この事業が2番目の指定となっている。 美郷台(郷部)面積60.2ヘクタール、計画人口6,020人。 1980年から「成田第一土地区画整理組合」によって区画整理された地区。成田第一と言うのは成田市で最初の組合施行による土地区画整理事業だった為。現在では中心通りに商業施設が並ぶ新興住宅街。法務局はこの地区内に移転した。 ウイング土屋国道408号と根木名川にはさまれた面積37ヘクタールの商業地域であり商圏は茨城南部までおよぶ。商業地域であるため計画人口は僅か180人に留まる。農業地区と旧市街地との境界地に位置し、大型ショッピングセンターをはじめ映画館・飲食店・各種店舗が存在する。もとは、成田空港の旧資材輸送基地として提供され、その後ジェット燃料暫定輸送の燃料中継基地として活用された。その後、新東京国際空港公団所有地を含めた11ヘクタールとその周辺の水田を造成してできた地区。接道の国道408号線を東へ向かうと成田空港に至り、ウイング土屋と成田ニュータウンの間に美郷台が位置する。また、同地区には、京成成田空港線の新駅「土屋駅(仮称)」用の駅前広場用地が用意されており、新駅設置に向けて署名活動や国や県、運行主体となる京成電鉄に要望(陳情)などを行っているが、未だ計画では何も触れられていないのが現状である。市では、近隣ショッピングセンターに車を駐車し、駅から電車で通勤する「パーク・アンド・ライド」構想をしている。 成田はなのき台成田駅(JR東日本)西口から約2.5キロメートル、成田ニュータウンに隣接した面積37.6ヘクタールの住宅地。「成田市公津西土地区画整理組合」によって2001年から区画整理された地区。四季折々緑豊かな公園が整備され、商業施設や医療施設を誘致を行うなど魅力ある街作りに対して2011年に国土交通大臣より「まちづくり功労者国土交通大臣表彰」を受賞した。 その他京成成田駅(京成電鉄)構内から成田市役所奥方に見える住宅地は、富里市日吉台。こちらも成田空港周辺ニュータウンという事では性格を同じくする。
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