ナチュラルキラー細胞とは? わかりやすく解説

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ナチュラルキラー‐さいぼう〔‐サイバウ〕【ナチュラルキラー細胞】

読み方:なちゅらるきらーさいぼう

natural killer cell感作(かんさ)されずにキラー細胞として働くリンパ球。非T・非Bリンパ球で、悪性変化起こした細胞や、ウイルスを殺す。ウイルス感染では免疫系活性化以前第一線防衛を行う。NK細胞


NK細胞

同義/類義語:ナチュラルキラー細胞, LGL細胞, NK細胞活性
英訳・(英)同義/類義語:NK cell , NK Cells, natural killer cell, Natural killer cells

動物の自然免疫系で働く細胞で、インターフェロンによって活性化を受け、クラスI MHCタンパク発現量の少なウイルス感染細胞がん細胞などを識別して、これにアポトーシスを起こさせ除去する作用を持つ。

NK(ナチュラル・キラー)細胞 ( natural killer cell )


ナチュラルキラー細胞


ナチュラルキラー細胞(NK細胞)


ナチュラルキラー細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 02:20 UTC 版)

ナチュラルキラー細胞(ナチュラルキラーさいぼう、: natural killer cellNK細胞)は、自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種であり、特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である[1]。細胞を殺すのにT細胞とは異なり事前に感作させておく必要がないということから、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味で名付けられた。形態的特徴から大形顆粒リンパ球と呼ばれることもある。


  1. ^ Yong Ho Ku, KMD, PhD, Jae Hui Kang, KMD, PhD, Hyun Lee, KMD, PhD,."Effects of Phellinus linteus extract on immunity improvement: A CONSORT-randomized, double-blinded, placebo-controlled trial". Medicine (Baltimore).2022 Aug 26; 101(34): e30226, PMID 36042633
  2. ^ NK細胞 - 健康用語の基礎知識”. 健康用語の基礎知識. 2024年1月19日閲覧。


「ナチュラルキラー細胞」の続きの解説一覧

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 14:34 UTC 版)

免疫系」の記事における「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」の解説

腫瘍細胞ウイルス感染症腺細胞非特異的攻撃して破壊するちなみにこれは炎症反応には含まない)。

※この「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」の解説は、「免疫系」の解説の一部です。
「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」を含む「免疫系」の記事については、「免疫系」の概要を参照ください。


ナチュラルキラー細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 05:08 UTC 版)

自然免疫系」の記事における「ナチュラルキラー細胞」の解説

詳細は「ナチュラルキラー細胞」を参照 ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、侵入してきた微生物直接攻撃するのではない。NK細胞は、腫瘍細胞ウイルス感染した細胞等、危害加えられ宿主細胞破壊するが、その際、「自己喪失」と呼ばれる状態の細胞認識する。これは、MHC I主要組織適合性複合体)と呼ばれる細胞表面マーカー異常に少なくなった細胞の事で、ウイルス宿主細胞感染した場合生じ事がある。この細胞は、“自己失った細胞を殺す為に活性化を必要としないという当初考え方から、「ナチュラルキラー」と名付けられた。傷ついた細胞表面にあるMHC構造変化し、それを認識してNK細胞活性化する正常な体細胞は、自己のMHC抗原そのまま発現しているので、NK細胞認識され攻撃される事はない。このMHC抗原キラー細胞免疫グロブリン受容体KIR)に認識されNK細胞反応鈍らます。NK-92(英語版細胞株KIR発現しておらず、腫瘍治療用開発されたものである

※この「ナチュラルキラー細胞」の解説は、「自然免疫系」の解説の一部です。
「ナチュラルキラー細胞」を含む「自然免疫系」の記事については、「自然免疫系」の概要を参照ください。


ナチュラルキラー細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 03:18 UTC 版)

リンパ球」の記事における「ナチュラルキラー細胞」の解説

詳細は「ナチュラルキラー細胞」を参照 NK細胞自然免疫系一部であり、腫瘍およびウイルス感染細胞からの宿主防御において主要な役割を果たすNK細胞MHC主要組織適合遺伝子複合体クラスIと呼ばれる表面分子変化認識することによって、正常細胞および非感染細胞から感染細胞および腫瘍区別するNK細胞インターフェロン呼ばれるサイトカインファミリー応答して活性化される活性化されNK細胞細胞傷害性顆粒放出し変化した細胞破壊する。「ナチュラルキラー細胞」という名称は、MHCクラスIを欠く細胞を殺すために事前活性化を必要としないことから付けられた。

※この「ナチュラルキラー細胞」の解説は、「リンパ球」の解説の一部です。
「ナチュラルキラー細胞」を含む「リンパ球」の記事については、「リンパ球」の概要を参照ください。

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