スペリオル‐こ【スペリオル湖】
スペリオル湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/22 23:22 UTC 版)
スペリオル湖 | |
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所在地 | カナダ オンタリオ州 アメリカ合衆国 ミネソタ州・ウィスコンシン州・ミシガン州 |
位置 | 北緯47度42分 西経87度30分 / 北緯47.700度 西経87.500度座標: 北緯47度42分 西経87度30分 / 北緯47.700度 西経87.500度 |
面積 | 82,200 km2 |
周囲長 | 4,393 km |
最大水深 | 406 m |
平均水深 | 149 m |
貯水量 | 12,232 km3 |
水面の標高 | 183 m |
成因 | 氷河湖 |
淡水・汽水 | 淡水 |
湖沼型 | - |
透明度 | 0~15 m |
プロジェクト 地形 |
スペリオル湖(スペリオルこ、英語: Lake Superior)は、北アメリカにある湖。
概要
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スペリオル湖は、五大湖のうち、最大の面積を持つ。また、淡水湖としては世界最大[注 1]の面積を持つ湖である。しかし、貯水量では淡水湖としてはバイカル湖 (23,000 km3)、タンガニーカ湖 (17,800 km3)に次いで世界3位となる。特に、世界一のバイカル湖にははるかに及ばず、五大湖全ての貯水量を合計 (22,464 km3)してもなお足りない。これは、上位2つの湖が構造湖であり、非常に深い水深を持っていることに理由がある。
スペリオル湖の名前は、五大湖のうち最も標高の高い位置にあることに由来して、フランス人の探検家達によって名付けられた (Lac Supérieur)。Supérieurには「上方の」という意味がある(英名のSuperiorも同じ意味がある)。
スペリオル湖の面積は約82,200km2あり、チェコ共和国の国土よりも大きく、北海道本島の面積より大きい。東西の長さは563kmで、南北の長さは257km。平均水深は149mで、最も深い場所の水深は406mである。水量は12,232km3。島嶼を含めた湖岸線の長さは4,393kmにのぼる。
スペリオル湖の北はカナダのオンタリオ州に接し、残りの部分はアメリカ合衆国のミネソタ州、ウィスコンシン州、ミシガン州に接している。湖全体のうち、3分の2がアメリカ合衆国の領地である。
スペリオル湖の周辺、特にミネソタ州北東部のアイアン・レンジと呼ばれる地域では、先カンブリア時代に水酸化鉄や炭酸鉄などの鉄化合物を豊富に含む地層が形成された。この地域では鉄の鉱脈が地表に現れていることも珍しくなく、メサビ鉄山などこの地域の4つの鉄山帯では、坑道掘りのほか露天掘りも行なわれている。湖はこれらの鉄山帯から産出された鉄鉱石を運ぶのための重要な水上交通路である。そのため、湖岸にはアイアン・レンジ地域の中心都市で、五大湖・セントローレンス海路で最大規模の港湾を抱えるダルースをはじめ、いくつかの港湾都市や鉱業都市が点在している。それらの鉱業都市の多くは1970年代に鉄鉱石の産出量の減少によって寂れてしまったが、近年では中華人民共和国での鉄鋼需要の増加により、息を吹き返している都市もある。またミシガン州マーケットなどのように、1年を通して冷涼な気候を活かし、夏の避暑地として再び賑わいを取り戻した都市もある。
南西部のシェクァメゴン湾およびその沿岸にはワイルドライスの群落があり、オオカミ、カナダオオヤマネコ、フエコチドリなどが生息している。その東側のバッド川とカカゴン沼地一帯の湿地は2012年にラムサール条約登録地となった[1]。
掲載されている写真に写っているのはリフトブリッジで、大型の船やヨットが接近するたびに橋の部分を持ち上げて船を通過させている。
流入する河川
など
流出する河川
のみ
脚注
注釈
出典
- ^ “Kakagon and Bad River Sloughs | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2012年2月2日). 2023年4月13日閲覧。
スペリオル湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 04:01 UTC 版)
「深部クロロフィル極大」の記事における「スペリオル湖」の解説
スペリオル湖は世界最大の淡水湖の1つであり、夏には水面下約20-35m付近にDCMが観察される。表水層とDCMは隣接しているが、それぞれの層に生息する生物種の構成はほぼ完全に異なっている。具体的には、表水層と比較してDCMでは、中心珪藻が少なく、羽状珪藻、クリプト藻、および渦鞭毛藻が多く存在している。さらに、これら2つの層の最も重要な違いは、Cyclotella comtaの存在量である。これは、DCMではほとんど発生しない。 表水層のものと比較して、DCMコミュニティではより鞭毛虫(例えば、クリプト藻および渦鞭毛藻)の存在量が多い。鞭毛虫は遊泳性であり、それがこの生物にとって望ましい深さ(DCM)に居続けることができる理由だと考えられている。DCM生成のもう1つの要因は、栄養素の利用可能性である。DCMは、表水層よりもリン(P)に対する粒子状有機炭素(POC)の比率が低いことがわかっている。リンは成長の制限要因の1つであり、特に水温躍層が形成される時期のスペリオル湖ではこの傾向が顕著であるため、この現象(POC:P比が小さい)はDCMの植物プランクトンは表水層に比べてリンに富んでいることを示唆している。すなわち、DCMではリンの利用可能性が高いことが、表水層と比較して光の量が少ないにもかかわらず、多くの植物プランクトンがDCMを好むようになった可能性がある。一方で、DCMでの光の利用可能性が低いことは、POC:P比が低いのは栄養素(P)濃度の増加ではなく光の制限によるものだとする論拠になるかもしれない。
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スペリオル湖
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「ノーザン・パシフィック鉄道」の記事における「スペリオル湖」の解説
本部はミネソタ州ダルース。幹線はダルース〜ウィスコンシン州アッシュランド、ダルース〜ミネソタ州ステープルス、ダルース〜ミネソタ州ホワイト・ベア・レーク、計356マイル。支線は274マイル。合計631マイル(四捨五入のため数字に整合性を欠く。以下同)
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