コンクリート構造物とは? わかりやすく解説

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コンクリート構造物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 15:44 UTC 版)

コンクリート構造物(コンクリートこうぞうぶつ、concrete structure)とは、コンクリート製の構造物。狭義には後述のコンクリート構造でできた構造体、土木構造物や建築構造物(建築物)、広義にはプレキャストコンクリートコンクリートスラブコンクリートブロック消波ブロックオートクレーブ養生した軽量気泡コンクリートを築いてできた構造物やコンクリート舗装路(使用例は滑走路などで)、コンクリート船なども。




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コンクリート構造物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/17 07:59 UTC 版)

孕み」の記事における「コンクリート構造物」の解説

鉄筋コンクリート構造鉄骨鉄筋コンクリート構造などのコンクリート利用する建築物では、建築物各種荷重から支え構造体のうち、・壁・などの躯体呼ばれる部位工事現場内で施工する。 砂・砂利などの骨材セメント混ぜて練ったコンクリート工事現場内で打設する際には、建物用途応じた構造設計強度期待できる分量鉄筋断面積相当する本数適宜配筋する。コンクリート充填時に生じ骨材衝撃圧力などで鉄筋同士間隔変化しないよう、焼きなまし鉄製針金緊結して鳥かご鉄格子のような形状組み立てる。この後に、堰板せきいた)と呼ぶ板状部材コンクリート充填時に生じ水圧堰板分解しないよう、堰板外側か棧木(さんぎ)と呼ぶ角材支柱締め付け金具などの支保工しほこう)を用い型枠と呼ぶ箱状の型を前述鉄筋を囲むようにして組み立てた後、型枠の上部からコンクリート流し込んで整形する日本昭和中後期から平成期においては中規模程度建築物施工における堰板にコンジットパネルと呼ぶ複層材を用いることが一般的である。この理由として、重量的な面では運搬時の簡便さをはじめ、薄い板を接着材により複層合わせることで安定的な品質大量生産品による供給性がある。高度成長期前後までは無垢材堰板用いており、この時期建設されコンクリート構築物のうち建築物にあっては仕上げ要求されない天井裏やパイプスペースなどの部位で、無垢材ならではの板目や節が読み取れるコンクリート内から一定量水分乾燥して硬化する重量重力方向下部にのみ向かうが、堰板支保工組み立てられ型枠流体状のコンクリート打設する硬化前の状態では、水圧堰板支保工横方向に向かう。コンクリート重量は1立方メートル当たり約2.4トンであり、型枠コンクリート水圧かかって型枠下部に向かうほど、支保工締め付け金具大きな応力がかかる。 型枠組立時には水圧かからないため、鉛直面にあっては垂直が維持できても締め付け金具緊結均等でない場合元よりコンクリート流し込む速度流量によって局部的に水圧がかかることで締め付け金具ヤング率範囲若干ずつ伸びていき、大きなにあっては曲率大きな変形生じ結果になる。この膨らんだ状態を孕みといい、型枠内外からバイブレータ木槌などでコンクリート振動与えてその偏り戻さず硬化すると、孕んだ状態のままの面ができあがる施工上の品質管理の点では鉄筋錆びさせないために必要な被覆厚を被り厚(かぶりあつ)と呼ぶが、コンクリート面が孕んだ面は一般的に被り厚が厚くなり、打設計画における当初コンクリート量よりも増加するコンクリート硬化後に孕んだ面を斫る(はつる)ことで平らにするか、孕んだ頂部基準にして左官工事などでかさ上げして平らにするかは、部位によって判断分かれる硬化したコンクリート水密性の高い材料であるが、孕んだ面を削り取るためには強度応じた大きな打撃要し内部ひび割れ生じさせて漏水原因新たに作り出す可能性がある。 構造設計上で躯体重量増加し若干ながらも下部構造影響与える。 設備設計においては急激な孕み生じると、極端な例では堰板本体に釘で留め付けた各種設備ボックス外れることがあり、型枠撤去時に本来なら見えるべき設備コンクリートの奥側に埋没することがある建築物利用者目にする外見的な意匠設計では、孕んだ部位外部にあっては道路斜線代表される形態制限斜線などのセットバックした斜め壁で、仕上げ厚に影響与え可能性がある。室内において鉛直な面が求められる場合には、躯体面から仕上げ面までの下地厚さ一様にならないため、部分的にかさ上げをする必要性生じる。精度求められない部位において孕み生じた場合にあっても、スチールロッカーなどの工場生産品を置くと鉛直部分隙間が床付近ロッカー上部では異なり機能性には問題がないものの美観損なことがある

※この「コンクリート構造物」の解説は、「孕み」の解説の一部です。
「コンクリート構造物」を含む「孕み」の記事については、「孕み」の概要を参照ください。

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