コデインとは? わかりやすく解説

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コデイン【codeine】

読み方:こでいん

阿片(あへん)に含まれるアルカロイドの一。モルヒネメチル化合物習慣性副作用少ないので、燐酸(りんさん)コデインとして、せき止め鎮静薬などに用いる。


コデイン

分子式C18H21NO3
その他の名称コデイン、コジセプト、メチルモルフィン、Codeine、Codicept、Methylmorphine、7,8-Didehydro-4,5α-epoxy-3-methoxy-17-methylmorphinan-6α-ol、(5R,6S)-3-Methoxy-7,8-didehydro-4,5-epoxy-17-methylmorphinan-6-ol、(-)-Codeine、(-)-コデイン、3-Methoxy-17-methyl-4,5α-epoxymorphina-7-ene-6α-ol、(4aR,5S,7aR,8R,9cS)-3-Methoxy-12-methyl-4a,5,7a,8,9,9c-hexahydro-8,9c-(iminoethano)phenanthro[4,5-bcd]furan-5-ol、3-Methoxy-17-methyl-7,8-didehydro-4,5α-epoxymorphinan-6α-ol、3-Methoxy-17-methyl-4,5α-epoxy-7,8-didehydromorphinan-6α-ol
体系名:3-メトキシ-17-メチル-7,8-ジデヒドロ-4,5α-エポキシモルフィナン-6α-オール、3-メトキシ-17-メチル-4,5α-エポキシ-7,8-ジデヒドロモルフィナン-6α-オール、3-メトキシ-17-メチル-4,5α-エポキシモルフィナ-7-エン-6α-オール、(5R,6S)-3-メトキシ-7,8-ジデヒドロ-4,5-エポキシ-17-メチルモルフィナン-6-オール7,8-ジデヒドロ-4,5α-エポキシ-3-メトキシ-17-メチルモルフィナン-6α-オール、(4aR,5S,7aR,8R,9cS)-3-メトキシ-12-メチル-4a,5,7a,8,9,9c-ヘキサヒドロ-8,9c-(イミノエタノ)フェナントロ[4,5-bcd]フラン-5-オール


(+)‐コデイン

分子式C18H21NO3
その他の名称3-Methoxy-17-methyl-4,5β-epoxy-7,8-didehydromorphinan-6β-ol、(+)-コデイン、(+)-Codeine、(5S,6R)-3-Methoxy-7,8-didehydro-4,5-epoxy-17-methylmorphinan-6-ol
体系名:3-メトキシ-17-メチル-4,5β-エポキシ-7,8-ジデヒドロモルフィナン-6β-オール、(5S,6R)-3-メトキシ-7,8-ジデヒドロ-4,5-エポキシ-17-メチルモルフィナン-6-オール


コデイン

薬物コデイン
英名codeine
化合物名or商品名
分子式C18H21NO3
分子データ
用途麻薬鎮咳鎮痛薬
副作用
胎,授乳児への影響安全度
備考鎮痛作用モルヒネ1/6催眠作用は1/4
融点154156
沸点
LD50(マウス)/mg kg-1290(経口)
LD50(その他)/mg kg-1
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

コデイン

【仮名】こでいん
原文】codeine

アヘンまたはモルヒネから作られる薬物で、痛み緩和と咳や下痢予防用いられる。コデインはアヘン剤一種である。「codeine phosphateリン酸コデイン)」とも呼ばれる

コデイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 15:50 UTC 版)

コデイン: Codeine)またはメチルモルヒネは鎮痛、鎮咳、および下痢止めの作用のある、μ受容体アゴニストのオピオイドである。塩の形態の硫酸コデインもしくはリン酸コデインとして製品化されている[1]。リン酸コデインは鎮痛剤(疼痛の緩和ケア[2])や下痢止めとして用いられるが、コデインを還元して製造したジヒドロコデイン鎮咳薬(咳止め薬)として風邪薬に配合するのが一般的である。コデインは1832年にアヘンから単離された。プロドラッグであり、代謝産物の約10%がモルヒネとなる。


  1. ^ a b c d e f g h i j 医療用医薬品 : リン酸コデイン KEGG: Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes
  2. ^ 大竹弘哲、長嶋和明、田中聡一、疼痛の緩和ケアにリン酸コデインを用いた筋萎縮性側策硬化症の一例 北関東医学 2007年 57巻 1号 p.49-52, doi:10.2974/kmj.57.49
  3. ^ 加藤佳子、山川真由美、長岡由姫 ほか、慢性疼痛に対する長期モルヒネ治療 日本ペインクリニック学会誌 2005年 12巻 1号 p.25-28, doi:10.11321/jjspc1994.12.25
  4. ^ Smith, Susan M; Schroeder, Knut; Fahey, Tom; Smith, Susan M (2014). “Over-the-counter (OTC) medications for acute cough in children and adults in community settings”. Cochrane Database Syst Re: CD001831. doi:10.1002/14651858.CD001831.pub5. PMID 25420096. 
  5. ^ a b Rossi S (Ed.) (2004). Australian Medicines Handbook 2004. Adelaide: Australian Medicines Handbook. ISBN 0-9578521-4-2.
  6. ^ 津田英隆 ほか、コデインによる薬疹の2例 (PDF) 徳島赤十字病院医学雑誌 Vol.4 No.1(1999年発行)
  7. ^ 石川正憲、鈴木利人、堀孝文 ほか、「リン酸コデイン長期内服離脱時,著しい抑うつ状態を呈した1例」 精神医学 38巻12号 (1996年12月)p.1293-1296, doi:10.11477/mf.1405904229 (有料閲覧)
  8. ^ Gideon Koren、James Cairns、David Chitayat、Andrea Gaedigk、Steven J Leeder (2006-08) "Pharmacogenetics of morphine poisoning in a breastfed neonate of a codeine-prescribed mother"
  9. ^ 清水万紀子、乳児と母親のコデイン毒性を予測する遺伝子マーカー ファルマシア 2013年 49巻 4号 p.339, doi:10.14894/faruawpsj.49.4_339
  10. ^ “【薬食審】乱用防止へ販売数量制限‐一般薬配合7成分を指定”. 薬事日報. (2014年2月17日). http://www.yakuji.co.jp/entry34758.html 2015年9月29日閲覧。 
  11. ^ コデインリン酸塩水和物又はジヒドロコデインリン酸塩を含む医薬品の「使用上の注意」改訂の周知について(依頼)厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課(2017年7月4日)2018年6月9日閲覧
  12. ^ コデイン”. 麻薬・覚せい剤乱用防止センター. 1998年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月19日閲覧。


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コデイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 19:18 UTC 版)

鉄腕バーディー」の記事における「コデイン」の解説

連邦所属する惑星一つバーディーが「黒い繭」の試練を受ける10周期ほど前に新興宗教コデイン修道会」が武装蜂起し警察軍鎮圧された。

※この「コデイン」の解説は、「鉄腕バーディー」の解説の一部です。
「コデイン」を含む「鉄腕バーディー」の記事については、「鉄腕バーディー」の概要を参照ください。

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