亜硝酸アミル
亜硝酸アミル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 15:52 UTC 版)
亜硝酸アミル(あしょうさんアミル)は、主に狭心症等の心臓疾患に使われる薬品であり、薬理効果としては同じ強心剤のニトログリセリンや亜硝酸ナトリウムとほぼ同じとされている。またシアン化合物(シアン化カリウムなど)の解毒剤としても使用される。単に亜硝酸アミルといった場合、化学的には分子式 C5H11NO2 で表される亜硝酸エステルの異性体群を意味するが、医薬品として用いられるのは亜硝酸イソアミル(示性式 (CH3)2CHCH2CH2ONO)である。これは、亜硝酸イソペンチル (isopentyl nitrite) とも別称される。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[1]。平成19年に指定薬物に指定されている[2]。
- ^ 毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第二条 一の六
- ^ 厚生労働省指定薬物一覧
- ^ シアンおよびシアン化物による中毒について―概要情報―(1998年 7月29日、日本中毒情報センター
- ^ http://www.j-poison-ic.or.jp/kagaku/gedokuzai/Nitrite.pdf [リンク切れ] 日本中毒情報センター
- ^ a b 鈴木仁美『窒素酸化物の事典』丸善、2008年、191頁。ISBN 978-4-621-08048-1。
- 1 亜硝酸アミルとは
- 2 亜硝酸アミルの概要
- 3 関連項目
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