ウォーターラインシリーズ
ウォーターラインシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:21 UTC 版)
「青島文化教材社」の記事における「ウォーターラインシリーズ」の解説
静岡模型教材協同組合に属するメーカー4社が共同で1971年に開始した、1/700スケールの艦船モデル。1992年にフジミ模型が脱退したのち、残る3社によってフジミ担当分の新規作成と自社の旧作のリメイクが始まった。 シリーズ初期のアオシマの製品には、「鳥海」のように同型艦との無理な部品の共用化のために大きく形状が異なっているものや、「陸奥」などのように大戦後半の大幅な対空武装の強化を行う前に喪失した艦を武装強化後の状態でモデル化するなど、明らかに考証不足のものも少なくなかった。またシリーズを展開する4社が同時にほぼ同様な艦のモデル化を行ったため、設計技術や金型製作技術の差がそのまま製品に表れたが、アオシマはエッジが甘くモールドがぼけている、細くあるべきものが太い、薄くあるべきものが厚い、省略が多い、ヒケが多いなど、金型製作技術の低さが他社に比べて突出しており印象を悪くしていた。資料の少ない時代には多少の考証不足はあまり問題にならなかったが、金型製作技術の低さは一目瞭然で、リニューアルブーム以前から早期の修正が要望されていた。当時の部品の色は青みの強いブルーグレイで、フジミ模型製のキットと色が近かった。 リニューアルされた製品は、組立説明書の解説にはまだ弱点が残るものの、最新資料にて再考証することによる再現性の向上や、技術力の向上に伴う部品精度と組立作業性の向上が実現し、価格面でも比較的安価な価格帯に設定することによって、先行してアオシマ旧作のリメイクを行っていたピットロードとの差別化を図った。「長門型戦艦」と「高雄型巡洋艦」、「甲型駆逐艦」は先行した他社製品と甲乙付けがたい再現性であったが、その後の製品はフジミのシーウェイモデル特シリーズに対抗して更に再現性を上げ、リメイク品の更なる改良(リテイク)も行っている。 2000年代後半以降タミヤとハセガワの製品開発が低調になる中で、アオシマは空母蒼龍や香取型練習巡洋艦、千歳型水上機母艦のリメイクや、勢多型や橋立型砲艦、ひゅうが型やあきづき型護衛艦など活発に製品の開発を続けている。また2013年末から、ブラウザゲームの『艦隊これくしょん -艦これ-』に登場する「艦娘」を描いたパッケージを使用し、「艦娘」のカードやシール、エッチングプレートなどを追加したバージョンを、ハセガワやタミヤの協力も得て発売している。 海上自衛隊の艦艇のキットには、箱絵に架空戦記のような場面を描いたり、それらしい部品を付属させたものもある。例えば2010年5月発売のミサイル艇「おおたか/しらたか」には「不審船」が付属しており、パッケージには不審船に向かってミサイルを発射する様子が描かれており、2013年5月発売のヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが 離島防衛作戦にはF-15戦闘機と協力して中国初の航空母艦である遼寧を撃沈する様子を描いたパッケージで話題を呼んだ。
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ウォーターラインシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:28 UTC 版)
「艦隊これくしょん -艦これ-」の記事における「ウォーターラインシリーズ」の解説
青島文化教材社から発売されている艦船模型で、2013年10月から『艦これ』とコラボレーションした艦船模型の販売を開始。また、ゲームに登場しない屈曲煙突時代の長門が特別に描き下ろされた。
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