イタリア・ルネサンスとは? わかりやすく解説

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イタリアルネサンス


ルネサンス

(イタリア・ルネサンス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 09:11 UTC 版)

ルネサンス: Renaissance[† 1][† 2] :Rinascimento)は、「再生」「復活」などを意味するフランス語であり、一義的には古典古代ギリシアローマ)の文化を復興しようとする文化運動。14世紀イタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった(文化運動としてのルネサンス)。また、これらの時代(14世紀 - 16世紀)を指すこともある(時代区分としてのルネサンス)。


注釈

  1. ^ フランス語発音: [ʁənɛsɑ̃ːs] ルネサーンス
  2. ^ イギリス英語発音:[rɪˈneɪsns] リイスンス、かアメリカ英語発音:[ˈrenəsɑːns] ナサーンス

出典

  1. ^ 林達夫「文芸復興」、花田清輝「復興期の精神」など。
  2. ^ 通俗的に「復興」「再生」を指す言葉として用いられている場合、例えばコスメティック・ルネッサンス、あるいはカルロス・ゴーン著『ルネッサンス』などは、ルネッサンスと表記されることが多い。
  3. ^ 柴田治三郎責任編集『世界の名著 45 ブルクハルト中央公論社1966、37頁上。- Lexikon des Mittelalters. Bd. VII. München: LexMA 1995 (ISBN 3-7608-8907-7), Sp. 718-720 (Beitrag zu „Renaissance, Karolingische“), besonders S. 718.
  4. ^ 『世界史序説 アジア史から一望する』岡本隆司、ちくま新書、2018年、p191
  5. ^ 樺山紘一「ルネサンス」講談社学術文庫P51-52、P121-122
  6. ^ 「医学の歴史」pp139 梶田昭 講談社 2003年9月10日第1刷
  7. ^ ハワード・R・ターナー、久保儀明訳「図説科学で読むイスラム文化」青土社、2001年
  8. ^ 澤井繁男「イタリア・ルネサンス」講談社現代新書p152-164
  9. ^ 「キリスト教の歴史」p129 小田垣雅也 講談社学術文庫 1995年5月10日第1刷
  10. ^ ピーター・バーク 著、亀長洋子 訳『ルネサンス(ヨーロッパ史入門)』岩波書店、2005年11月25日、62頁。ISBN 9784000270960 
  11. ^ 徳善義和『マルティン・ルター ことばに生きた改革者』岩波書店〈岩波新書〉、2012年、155–159頁。ISBN 9784004313724 
  12. ^ モーリス・ブロール 著、西村六郎 訳『オランダ史』白水社、1994年3月30日、25–26頁。 
  13. ^ 河原温『ブリュージュ: フランドルの輝ける宝石』中公新書、2006年、170頁。ISBN 4-12-101848-6OCLC 674930479 
  14. ^ ジュール・ミシュレ 著、大野 一道 編『フランス史』 Ⅲ、藤原書店、2010年。ISBN 9784894347571 
  15. ^ 上垣豊『はじめて学ぶフランスの歴史と文化』(初版)ミネルヴァ書房、2020年3月31日、55頁。ISBN 9784623087785 


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イタリア・ルネサンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 20:27 UTC 版)

ルネサンス美術」の記事における「イタリア・ルネサンス」の解説

ルネサンス期のイタリア絵画」も参照 イタリア・ルネサンスの始まりチマブーエあるいはその弟子ジオット1266年頃 - 1337年)の絵画とされる場合も多い。しかし「人間性」を尊重した彫刻家ドナテッロと「線遠近法」を完成させた建築家フィリッポ・ブルネレスキ二人特徴絵画において融合させたマサッチオ1401年 - 1428年)が始まりだとする見解もある。このことからドナテッロブルネレスキマサッチオ初期ルネッサンス三大巨匠呼ばれるマサッチオ輪郭線を使わずに描くスフマート空気遠近法など画期的な技法始めている。フラ・アンジェリコフィリッポ・リッピ聖母像傑作描きサンドロ・ボッティチェッリ1440年?-1510年)は異教的、官能的な題材の「ヴィーナスの誕生」「プリマヴェーラ」などフィレンツェ・ルネサンスを彩る作品を残す。彫刻ではヴェロッキオらが活躍した。以上は初期ルネサンスEarly Rennaisance)とされる。 『受胎告知フラ・アンジェリコ1437-46年頃サン・マルコ美術館キリスト鞭打ちピエロ・デラ・フランチェスカ1444-1470板、テンペラ251 × 172 cmブレラ絵画館プリマヴェーラサンドロ・ボッティチェッリ1485年レオナルド・ダ・ヴィンチ1452年 - 1519年)、ミケランジェロ1475年-1564年)、ラファエロ1483年 - 1520年)の3人の活躍した16世紀初め30年ほどをイタリア・ルネサンスの美術頂点極めた時期として、盛期ルネサンスHigh Rennaisance)と呼びその3人を盛期ルネッサンス三大巨匠と呼ぶ。レオナルドの「モナ・リザ」、ラファエロ一連の聖母子像ミケランジェロの「ダビデ像」(彫刻)やシスティーナ礼拝堂天井画天地創造」などがこの時期代表するその後長らく西洋美術理想時代みなされた。 『聖アンナと聖母子レオナルド・ダ・ヴィンチ1508-1510、ルーヴル美術館サン・ピエトロのピエタミケランジェロアテネの学堂』ラファエロ・サンティオ1509-1510、フレスコ500 × 770 cmバチカン市国 ローマ略奪によりローマ荒廃すると、ヴェネツィア派活躍見られた。夭折した天才画家ジョルジョーネによって基礎作られヴェネツィア絵画ティツィアーノ引き継がれた。 ローマ略奪後の時期イタリア後期ルネサンスLate Rennaisance)という。ミケランジェロシスティーナ礼拝堂壁画「最後の審判」や、のちにマニエリスム呼ばれる絵画などもおおよそここに含まれる。 『ウルビーノのヴィーナスティツィアーノ1538年十字架降架ヤコポ・ダ・ポントルモ1526-28頃板、油彩313 × 192 cmサンタ・フェリチタ聖堂イオコレッジオ1530-1531板、油彩163.5 × 74 cmウィーン美術史美術館

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