アメリカ統治下とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アメリカ統治下の意味・解説 

アメリカ統治下(1945年 - 1972年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:57 UTC 版)

琉球独立運動」の記事における「アメリカ統治下(1945年 - 1972年)」の解説

1945年太平洋戦争終結後日本占領したアメリカは旧琉球王国領である沖縄県及び鹿児島県奄美群島日本より分割統治下に置いたファシズム勝利したという第二次世界大戦直後国内の自由と民主主義への期待高揚から、統治当初は、アメリカ主導での将来的琉球国独立構想検討されてもいた。 占領国アメリカがこの認識持って日本領を分割したことは、日本琉球)側にも大きな影響与えることとなり、自らを琉球民族定義する人々ナショナリズム刺激し琉球独立運動動機となったそうした時代背景から誕生した琉球独立運動は、日琉同祖論倣い琉球民族日本民族傍系であるとは認めつつも、琉球民族歴史的に独自の発展遂げて独立した民族になった主張し明治時代より強引に同化政策施されはしたが、日本の敗戦により再び琉球人になり、アメリカ信託統治経て独立国家になるだろう、との展望持った本土では、戦後沖縄人連盟などが結成され一部連盟加盟者から独立へ主張なされていた。 一方米軍統治下では、米影響下からの独立企図して、非合法組織ではあるが、奄美共産党合法組織として奄美大島社会民主党)、次いで沖縄共産党合法組織として沖縄人民党)が結成された。奄美共産党初期目標には「奄美人共和国」の建国掲げられていた。 しかし、住民多く日本への復帰望んでいたため、その後これらの政党独立から復帰へと活動目標変更した奄美共産党は、奄美群島での日本復帰運動の中心的役割果たしている。沖縄・奄美の両共産党は、それぞれの地域日本復帰後日本共産党合流した戦後初期独立論は、米軍を「解放軍」と捉える風潮広がったことと密接に絡んでいた。ところが1950年代以降になると、冷戦背景アメリカ国内沖縄戦略上の価値認識されアメリカの沖縄統治性格軍事拠点維持優先へと偏重していった米軍政下の厳し言論統制度重なる強圧的な軍用地接収住民への米兵による加害行為頻発により「米軍解放軍」の考え幻想だったという認識県民の間に広まり一転して平和憲法下の日本への復帰」への期待が高まる。こうした流れの中で、独立論は本土復帰運動の中に飲み込まれていった一方で米軍の側が、一時日本復帰運動への牽制目的として「琉球は独自の文化持った独立国である」として独立論を煽ったこともあり(牧港補給地区補助施設守礼の光参照)、独立論が様々な思惑の間で利用されていたともいえる。 いったんは沈静化した独立であったが、1972年沖縄返還近づくにつれ、「反復帰論」として再び盛り上がり見せる。復帰交渉において日本政府在沖米軍基地現状について米軍要求をほぼ丸飲みしたと主張する者たちが現れ、「本土並み復帰」の希望果たされないとして、日本政府への不満を持った。 これら新左翼的な反復帰論とは別に保守反共的な立場独立派勢力として、1970年7月、「琉球独立党(現かりゆしクラブ)」が発足した

※この「アメリカ統治下(1945年 - 1972年)」の解説は、「琉球独立運動」の解説の一部です。
「アメリカ統治下(1945年 - 1972年)」を含む「琉球独立運動」の記事については、「琉球独立運動」の概要を参照ください。


アメリカ統治下

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 02:43 UTC 版)

登野城尖閣」の記事における「アメリカ統治下」の解説

1945年昭和20年)、第2次世界大戦日本敗北しアメリカ合衆国沖縄県占領1946年昭和21年7月発行され琉球列島米国軍政府による活動報告第1号皮切りにアメリカ一貫して尖閣諸島琉球列島含まれる旨を関連布告等で示した1947年昭和22年)に石垣町市制施行して石垣市となり、尖閣諸島も字登野城属す石垣市一部となり、2390番地から2394番地割り当てられた。1952年昭和27年)の日本国との平和条約サンフランシスコ講和条約)により正式にアメリカ施政下に置かれた。

※この「アメリカ統治下」の解説は、「登野城尖閣」の解説の一部です。
「アメリカ統治下」を含む「登野城尖閣」の記事については、「登野城尖閣」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アメリカ統治下」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アメリカ統治下」の関連用語

アメリカ統治下のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アメリカ統治下のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの琉球独立運動 (改訂履歴)、登野城尖閣 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS