アドボケイトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > アドボケイトの意味・解説 

advocate

別表記:アドボケイト

「advocate」とは、主唱者代弁者唱道者のことを意味する英語表現である。

「advocate」とは・「advocate」の意味

advocateは、主唱者代弁者唱道者という意味があり、一般的には名詞として用いられるケースが多い。一方他動詞として使われるパターンもあり、何かを養護する、あるいは何かを主張するといった意味を持つ。advocateに近い英単語として、「advocacy」があるが、弁護支持主唱者仕事という意味を持っている。同じ意味合いがある名詞でも、advocateが人を意味するのに対しadvocacyはその行為自体を示すという点で、大きく違う。

「advocate」の語源・由来

力を貸すという意味を持つラテン語の「advocare」が、advocateの語源・由来となっている。

「advocate」の覚え方

advocateという英単語覚え場合単語自体3つのパーツ分けて、それらの意味理解すると、覚えやすくなる。advocateは、「ad」、「voc」、「ate」の3つ分類されているが、それぞれに異な意味合いがある点が、大きなポイントだ。「ad」は「〜の方へ、方向」を意味するパーツで、単語によっては「a」や「an」等に変化される形で広く使われている。「voc」は、「声を出す、呼びかける」といった意味を持ち、声のといった意味があるvocal」等で用いられている点が、大きな特徴だ。

ate」は、動詞作るためのパーツであり、予期するといった意味の「anticipate」等でしばしば用いられている。「ad」、「voc」、「ate」という3つのパーツ合わせると、「何かに対して声を上げる」といった意味へと変化する。「何かに対して声を上げる行為は、「何かを唱道する主張する行為と近い意味を持つので、そのままadvocateの意味となる。

「advocate」を含む英熟語・英語表現

「devil's advocate」とは


公的な場面で、わざと反対意見を言う人、つまり、あまのじゃくな人を示す英単語が、devil's advocateである。devil's advocate直訳は「悪魔の代弁者」だが、元来カトリック教会雇われていた「列聖調査審問検事」を指す。聖徒候補者に対して聖者としての適性があるかどうか見極めるため、あえて反論したうえで調査審問をするのが、列聖調査審問検事仕事だ。相手意見に対して執拗に反論をする姿から「悪魔の代弁者」と呼ばれ転じて「わざと反対意見を言う人」の意味へと変わった

とりわけビジネスシーンにおけるディベートの場で用いられる役割を果たす人兼テクニック一つとして広く知られているディベートの場では、しばしば、特定の意見に対して圧力的に同調求められるシーン遭遇するそういったシーンになると、たいてい議論がうまく機能しなくなる上に、健全な思考ができなくなるという弊害起こってしまう。そういったシーンであっても自由に批判反論できるよう、そういった役割をする人を予め決めておくケース多々ある

多数派意見に対して、わざと反対意見を言う」人がディベートの場にいれば、少数派の人でも自由に意見言えるうになる結果として議論の停滞を招くような事態防げる上、健全な思考のもとでディベートができるようになるという、メリット生まれる。

「advocate」の使い方・例文

advocateを動詞として用い場合平和主義者等が持論唱える場面で使用されるケース一般的だ例えば、平和を唱えるといった意味の英文として、「advocate peace」というふうに用いるといった具合である。また、何かを主張するといった意味合いで、advocateという英単語用いられるケース存在する。「We advocate reducing the military budget.」と「軍事費削減主張する」という意味で、advocateを使うといったパターンだ。さらに、「全ての候補者減税支持者だ」という意味の「The candidates all advocate tax cuts.」のように、支持するという意味で、advocateが用いられるパターンもある。

名詞としては、軍縮唱道者を意味する「an advocate of disarmamentのような唱道者という意味合い使われるケース一般的だ養護者という意味でadvocateを使う場合もあり、日本女性学財団のような社会的な団体使用している他、マーケティング用語として使われている。1857

アドボケート【advocate】

読み方:あどぼけーと

支持者擁護者。→アドボカシー


アドボケイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/28 02:51 UTC 版)

アドボケイト英語: Advocate; アドヴォケイト、アドボケート等々)とは、語源の「アドボカタス」から派生した言葉で、日常用語として「アドボカシー」と同様に「擁護・代弁」「支持・表明」「唱道」なども(動詞でもあり名詞でもある)意味するが、イギリスなど英米法コモン・ロー)諸国においては、法律の分野における「弁護士」または関連非プロフェッショナルのことを指す[1]


  1. ^ a b An advocate would be the most essential part of the European jurisdictions (law n. 133), Jus Navigandi Archived February 1, 2009, at the Wayback Machine., FERREIRA, Éder Archived March 4, 2016, at the Wayback Machine., pesquisados em 7 de abril de 2008
  2. ^ Si agli “abogados” in Italia ma in Spagna ormai è più difficile ottenere il titolo.”. 2015年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月12日閲覧。


「アドボケイト」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アドボケイト」の関連用語

アドボケイトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アドボケイトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JERICHO CONSULTINGJERICHO CONSULTING
Copyright (C) 2024by Jericho Consulting Co.,Ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアドボケイト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS