アデノシン二リン酸

デジタル大辞泉

アデノシン‐にりんさん【アデノシン二^×燐酸】

読み方：あでのしんにりんさん

アデノシン三燐酸の燐酸1分子が取れた化合物。これにエネルギーが与えられると、再び燐酸と結合する。ADP（adenosine diphosphate）。

生物学用語辞典

アデノシン二リン酸

同義/類義語：ADP
英訳・(英)同義/類義語：adenosine diphosphate, adenosine-di-phosphate

プリン塩基であるアデニンに、五炭糖のリボースがグルコシル結合したアデノシンの5位にリン酸が２つエステル結合したもの。ATPの加水分解には、ADPと無機リン酸が生じる場合と、AMPとPPi（ピロリン酸）が生じさらに無機リン酸に加水分解される場合とがある。後者の方が大きなエネルギーを利用できる。

「生物学用語辞典」の他の用語

化合物名や化合物に関係する事項：

アデノシン  アデノシン一リン酸  アデノシン三リン酸  アデノシン二リン酸  アドレナリン  アフラトキシン  アブシジン酸

ウィキペディア

アデノシン二リン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/12/31 06:36 UTC 版)

アデノシン二リン酸（アデノシンにリンさん、英：Adenosine diphosphate、略：ADP ）は、アデニン、リボース、および二つのリン酸分子からなる化学物質。リン酸は高エネルギーリン酸結合をとっており、ATP から ADP とリン酸基に分かれる際に放出されるエネルギーは生体内での主要なエネルギー源となっている。詳細は ATP の項目を参照のこと。