三省堂 大辞林 |
さ・す 1 【▽注す/▽点す】
(動サ五[四])
〔「刺す」と同源〕
(1)液体を注ぎ入れる。
(ア)器の中の液体にさらに少量の液体を加える。
「煮立ったら水を―・す」
(イ)少量の液体をある部分に注ぎ込む。注入する。
「歯車に油を―・す」「目薬を―・す」
(2)火をつける。点火する。
「父豊浦の大臣家に火を―・して焼死ぬ/愚管 1」
[可能] させる
[慣用] 水を―
〔「刺す」と同源〕
(1)液体を注ぎ入れる。
(ア)器の中の液体にさらに少量の液体を加える。
「煮立ったら水を―・す」
(イ)少量の液体をある部分に注ぎ込む。注入する。
「歯車に油を―・す」「目薬を―・す」
(2)火をつける。点火する。
「父豊浦の大臣家に火を―・して焼死ぬ/愚管 1」
[可能] させる
[慣用] 水を―
とぼ・す 2 0 【▽点す】
(動サ五[四])
〔「ともす」の転〕
(1)灯火をつける。点火する。ともす。
「行灯ヲ―・ス/ヘボン」
(2)男女が交合する。女を犯す。
「くらまぎれ―・して見ればおうば殿/柳多留 49」
[可能] とぼせる
〔「ともす」の転〕
(1)灯火をつける。点火する。ともす。
「行灯ヲ―・ス/ヘボン」
(2)男女が交合する。女を犯す。
「くらまぎれ―・して見ればおうば殿/柳多留 49」
[可能] とぼせる
とも・す 2 0 【▽点す/▽灯す】
(動サ五[四])
(1)灯火をつける。明かりをつける。とぼす。
「蝋燭(ろうそく)を―・す」「蛍の―・す火にや見ゆらむ/伊勢 39」
(2)交合する。女を犯す。とぼす。
「もしこの子を―・す気か/洒落本・仮根草」
[可能] ともせる
(1)灯火をつける。明かりをつける。とぼす。
「蝋燭(ろうそく)を―・す」「蛍の―・す火にや見ゆらむ/伊勢 39」
(2)交合する。女を犯す。とぼす。
「もしこの子を―・す気か/洒落本・仮根草」
[可能] ともせる
甲州弁辞典 |
四日市市四郷地区方言 |
鳥取弁辞書 |
とぼす
高松の方言 |
奥豊後の言葉 |
隠語大辞典 |
点
読み方:とぼす
- 同上(※「とる」参照)。「交合(とぼす)」と書きしもあり。『末摘花』には「犯(とぼ)す」と書けり。狂句「とぼさせる招牌、軒に御神灯」「とぼす」の語原不詳なり。或は女陰を「火処(ほと)」と云へるに因るか。
- 点。性交す。俗語。犯(とぼ)す。江戸時代の末年から通人の盛んに用ひし語。女陰を火処(ほと)といへるにより云ひ出でしかとの説あり。「小野股倉噓字尽」に「開へ玉茎を入るをとぼすといふは両方にて気をやりし時ぬらぬらぬらと流れいづる陰水だらうそくの流の如くなればろうそくをとぼすの義によつて号とぞ」とあり。「一休禅師諸色問答」巻下に問「ともしびを消して初めるむつ言をとぼすとぼすと人は云ふなり」答「門(かど)ちがひしたるためしも非ればやみにはあれどとぼすとはいふ」とあり。又「街談文々要集」文化十年の巻に「古法を破り度数をも極めず猥りにとぼし候義有之、自然と淫水をもつかひ過し候やに相当り」とあり。雑誌「芸文」に某氏の説として「古事記に現れたる火の神(?)」とかいふ論文の末に「『とぼす』といふ語は建築上の用語『とぼそ』の転語であつて扉の堅框の上下に突出してゐる部分今は之を軸といふが古語で『とまら』といつたそして其軸のはまる穴を古は『とばそ』又は『とほと』と云つたので右の軸(トマラ)を軸穴(トボソ)に合致させるといふことを男女の性的動作になぞらへて『とぼそ』といふ語が性交の意を表はすに至り、後転じて『とぼす』といふ動詞に変化したのである」との意を記載しありたり。「とぼさうといへば消しなと女房いひ」「とぼしたであかりのたたぬ居候」「とぼさせて胸のやけるに下女こまり」「とぼさせる招牌軒に御神燈」。
- 交会すること。建築用語の「トボソ」の転訛。
- 男女交接のこと、燃やす意から心を燃やす意味にしたもの。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。
お問い合わせ。
とぼすのページへのリンク