しえ

デジタル大辞泉

し‐え【四依】

読み方：しえ

《(梵)catvāry apāśrayaṇāniの訳》

１ 比丘(びく)がよりどころとすべき法を四つに分けたもの。依法不依人・依義不依語・依智不依識・依了義経不依不了義経。

２ 修行の際によるべき4種の行法。糞掃衣(ふんぞうえ)を着、乞食(こつじき)をし、樹下に座り、腐爛(ふらん)薬を用いること。

３ 衆生(しゅじょう)がよりどころとする4種の人。小乗では、出世の凡夫(ぼんぶ)、預流(よる)と一来(いちらい)の人、不還(ふげん)の人、阿羅漢の人。大乗では、地前を初依、初地より五地までを二依、六・七地を三依、八・九・十地を四依とするほか、諸説がある。

し‐え〔‐ヱ〕【四^▽衛】

読み方：しえ

左右の衛士府(えじふ)と左右の兵衛府(ひょうえふ)の総称。

し‐え【紫^▽衣】

読み方：しえ

紫色の袈裟(けさ)および法衣の総称。古くは勅許によって着用した。紫甲。しい。

し‐え【^×緇^▽衣】

読み方：しえ

１ 墨染めのころも。しい。

２ 僧侶。

葬式用語

死穢 【しえ】

死の穢れのこと。古代・中世において死は恐怖の対象と見られ、死は伝染すると信じられた。死体、それと接する遺族は死穢に染まっていると考えられ、清められるべきものと考えられた。葬式に出た者が家に入るとき清めをした。遺族が忌中の間こもったのは清まる時間が必要との考えもあったから。

奥豊後の言葉

しえ

　[意]餅や饅頭に餡が入っていないもの。「しえっぽ」「しいら」に同じ[例]しえ餅(餡の入っていない餅)

漢字辞典

棰

棰	画数：12 音読み：ソイ、 タ、 スイ 訓読み：しえ、 つえ ピンイン：chui2

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「しえ」の例文・使い方・用例・文例

• あなたの指導なしではなしえなかったでしょう。
• おしえてほしい
• 私にいつそれが振り込まれるかおしえてください
• あなたの笑いのツボをおしえてください
• 天然物中に利用しえるものがたくさんあります。
• 最寄の郵便局へ行く道をおしえてくれますか。
• 何と言ったらよいかおしえていただけませんか。
• リンダがピアノを見て、「誰があなたにピアノを弾くのをおしえたの」と尋ねた。
• もっと正確な時間をおしえてください。
• ところでマイク、あなたの家への行き方をおしえてください。
• その紳士はどんな人かおしえて下さい。
• こちらが私にその道をおしえてくれたカップルです。
• 会長が職務を果たしえない時にはその職務は副会長に移される.
• 永遠無窮に, とこしえに.
• 常しえに御霊の安からんことをお祈りいたします.
• 彼の本命が誰なのかおしえてくれ.
• 冥土の土産に本当のことをおしえてやろう.
• もし地球上に水がなかったならば, 生物は存在しえない.
• 海に注ぐまで悠々と流れる長江のほとりに立ち, はるかなる中国の古(いにしえ)を偲んだ.
• とこしえに民