糞掃衣とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 服飾 > 衣類 > > 糞掃衣の意味・解説 

ふんぞう‐え〔フンザウ‐〕【×糞掃衣】

読み方:ふんぞうえ

仏語。ぼろ布洗ってつづり合わせて作った僧衣衲衣(のうえ)。


糞掃衣

主名称: 糞掃衣
指定番号 790
枝番 00
指定年月日 1957.06.18(昭和32.06.18)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1領
時代区分 奈良
年代
検索年代
解説文: 奈良作品

袈裟

(糞掃衣 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 09:44 UTC 版)

袈裟(けさ)とは仏教僧侶が身につける布状の衣装のことである。梵語で「壊色・混濁色」を意味するカーシャーヤ (kāṣāya) を音訳したもの。糞掃衣ふんぞうえ福田衣ふくでんね法衣ほうえともいう。


  1. ^ 山下曉 「威信財としての袈裟」 (百橋明穂先生退職記念献呈論文集刊行委員会編 『美術史歴参 百橋秋穂先生退職記念献呈論文集』 中央公論美術出版、2013年3月、pp.201-220、ISBN 978-4-8055-0701-8


「袈裟」の続きの解説一覧

糞掃衣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:23 UTC 版)

七種宝物」の記事における「糞掃衣」の解説

糞掃衣(ふんぞうえ)は、聖徳太子着用とされた袈裟である。衲袈裟のうげさ)、もしくは釋尊糞掃衣袈裟とも言う。現在は東京国立博物館収蔵奈良時代8世紀)のものとされ、1958年昭和33年2月8日重要文化財指定天保期に製作された『御伽御宝物略御縁由』(以下、御縁由)には「釈尊より勝鬘夫人授けたまう女人成仏の御袈裟」との由緒記されている。 奈良時代の『法隆寺伽藍縁起幷流記資財帳』には「合袈裟」とのみ記されていたが、12世紀中頃の『七大寺巡礼私記』には「健駄羅国から伝来」と記され鎌倉時代初期著された『古今目録抄』(以下、目録抄)では「聖徳太子が『勝鬘経』を講説したときに着用した」という由来加えられ、さらに天保年間の『斑鳩古事便覧』には「釈迦勝鬘夫人授けたもので、小野妹子日本将来した」という由来加えられている。こうした由来変化は、中世から近世にかけての太子信仰発展を示すと捉えられている。天保期に法隆寺宝物中でも特に重要視されたと考えられ梶野良材は「法隆寺第一宝物」と称している。なお、1315年正和4年)には、法隆寺から京都送られ後伏見上皇天覧した記録残っている。 1756年宝暦6年)に飲光南都の古袈裟調査した時の記録『古袈裟図様写』に、この糞掃衣は記載されておらず、このころには披見させることが出来ないほど損傷激しくなっていたと考えられるが、1977年修復試みられ現在の形に復元された。復元によれば長さ125.0幅249.0七条袈裟であった考えられ薄茶絹布を地として様々な色の小さな平絹重ねて指し縫い製作されていた。 糞掃衣には桂昌院寄進した蒔絵箱が付属しているほか、糞掃衣を納めた内箱という伝承をもつ蓬莱山蒔絵袈裟箱も別途伝来している。袈裟箱は箱の身と形状不自然な点があり、元来別のであった考えられている。こちらも東京国立博物館収蔵平安時代12世紀)のものとされ、重要文化財

※この「糞掃衣」の解説は、「七種宝物」の解説の一部です。
「糞掃衣」を含む「七種宝物」の記事については、「七種宝物」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「糞掃衣」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



糞掃衣と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「糞掃衣」の関連用語

糞掃衣のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



糞掃衣のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2024 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの袈裟 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの七種宝物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS