NIAGARA SONG BOOK 2 解説

NIAGARA SONG BOOK 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 02:09 UTC 版)

解説

収録曲は『EACH TIME[注釈 1]から8曲、『NIAGARA CALENDAR[注釈 2]から1曲がそれぞれ選ばれている。大滝は本作について、『EACH TIME』[注釈 1]カラオケ的性格が強いという[2]。1989年 (1989)のリマスター盤では収録曲が2曲差し替えられ、「Bachelor Girl」と「白い港」がフルサイズで収録された。リズム・セクションは東京・六本木信濃町ソニースタジオ、オーケストラは千葉県浦安市文化会館大ホールでそれぞれ録音された。その結果、ホール録音だったことから経費がかかり、『NIAGARA SONG BOOK』が2,000円だったのに対して、本作は価格が2,300円となった[3]

また、後年大瀧は2013年 (2013)にリリースされた前作の30周年盤である『NIAGARA SONG BOOK 30th Edition[注釈 3]に「幸せな結末」が追加収録されたことで完結感が出たことから、本作は必要ないという意味なのだと、インタビューで答えていた[4]

収録曲

SIDE ONE

  1. 夏のペーパーバック
  2. 恋のナックルボール
  3. ペパーミントブルー
  4. 木の葉のスケッチ
  5. 真夏の昼の夢

SIDE TWO

  1. 魔法の瞳
  2. ガラス壜の中の船
  3. 銀色のジェット
  4. レイクサイドストーリー
  5. 夏のペーパーバック (Reprise)

クレジット

リリース履歴

# 発売日 リリース 規格 品番 備考
1 1984年6月1日 (1984-06-01) ナイアガラCBSソニー
LP
23AH 1777 (NGLP-541,542-TB) 帯の代わりにステッカーが貼られる。
2 23KH 1555  
3 1984年6月10日 (1984-06-10)
CD
35DH 111 (NGCD-12-TB) 「レイクサイド ストーリー」がエンディング付きで収録(CD用マスターを使用)。
4 1989年6月1日 (1989-06-01)
CD
27DH 5304 (NGCD-6-TB) 1989年リマスター。「1989 RE-MASTER」のステッカーが貼られる。曲順が変更され、2曲が未発表曲に差し替えられ、「魔法の瞳」も別バージョンに差し替わる。
5
CT
25KH 5304 (NGCA-6-TB) 1989年リマスター。
6 1991年3月21日 (1991-03-21)
CD
CSCL 1665 (NGCD-6-TB) CD選書シリーズの一枚。オリジナルの内容に戻る。ジャケット裏の“Sing-Along with EACH TIME”の表記がなくなる。また、イラストレーションのクレジットが河田久雄から誤って永井博と表記される。
7 1997年10月22日 (1997-10-22) ナイアガラ ⁄ ソニー SRYL 7324 (NGMD-5-TB) MD選書シリーズの一枚。全10曲。
8 2015年3月21日 (2015-03-21)
CD
SRCL 8706 『NIAGARA CD BOOK II』(12CD:SRCL 8700~11)の中の一枚。1984年発売のオリジナル・アナログ盤の曲順での最新リマスター音源使用。

注釈

  1. ^ a b EACH TIME』 1984年3月21日 (1984-03-21)発売 NIAGARACBS/SONY LP:28AH 1555(NGLP-539,540-OT), CT:28KH 1460
  2. ^ NIAGARA CALENDAR』 1977年12月25日 (1977-12-25)発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA LP:LX-7032-E(NGLP-515,516-OT)
  3. ^ NIAGARA SONG BOOK 30th Edition』 2013年3月21日 (2013-03-21)発売 NIAGARA ⁄ Sony Music Records CD:SRCL 8004

出典

  1. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、220頁。ISBN 4-87131-025-6
  2. ^ 大瀧詠一『大瀧詠一 Writing & Talking』株式会社白夜書房、2015年3月21日、106-113頁。ISBN 978-4-86494-048-1。「第I章 ナイアガラ・クロニクル 1981〜1982年『トライアングルVol.2』〜『CMスペシャルVol.2』」
  3. ^ 大瀧詠一『大瀧詠一 Writing & Talking』株式会社白夜書房、2015年3月21日、123-142頁。ISBN 978-4-86494-048-1。「第I章 ナイアガラ・クロニクル 1983〜1984年『EACH TIME』」
  4. ^ 萩原健太「ナイアガラ・ソングブック」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、 324-337頁、 JANコード 4910196380441。“後日談がようやくここで結実”


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