JA広島病院前駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 06:07 UTC 版)
JA広島病院前駅 | |
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駅入口 | |
じぇいえーひろしまびょういんまえ JA Hiroshimabyoin-mae | |
◄M34 宮内 (0.4 km) (0.5 km) 地御前 M36► | |
所在地 | 広島県廿日市市地御前一丁目3-13[1] |
駅番号 | M35 |
所属事業者 | 広島電鉄 |
所属路線 | ■宮島線 |
キロ程 | 11.9 km(広電西広島起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,178人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1998年(平成10年)9月1日 |
駅名の通り、JA広島総合病院(広島県厚生農業協同組合連合会廣島総合病院)の最寄り駅である[2]。JA(農業協同組合)関連の施設は全国各地に様々なものが存在しているが、JAの名を冠した駅名は全国でも当駅のみである[2]。
歴史
当駅は1998年(平成10年)9月、宮島線の宮内駅 - 地御前駅間に新規開業した[3][4]。広島県厚生農業協同組合連合会(JA広島厚生連)の要請を受けて開設された請願駅で[5]、約1億2千万円の建設費はJA広島厚生連が負担した[6]。JA広島厚生連は病院利用者の便を理由に開業の13年前から広島電鉄に駅設置を陳情しており[7]、広島総合病院に新病棟が完成する11月を前に駅が開設された[6]。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅[2][9]。路線の起点から見て左手にあるのが広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、右手にあるのが広電西広島駅方面へ向かう上りホームで[2]、互いのホームは踏切で結ばれる。宮島線の駅には、かつて線内で運行されていた鉄道車両用に使われた高床ホームが残る駅が存在するが、当駅はその鉄道車両が全廃された後に開業した駅であるため、もとから高床ホームは設けられていない[2]。
病院の最寄り駅であることから車椅子での利用を想定し、駅と病院の入口との間は段差をなくした屋根付きの通路で接続されている[5]。このようなバリアフリーに配慮した当駅の設備は、その後の広島電鉄による駅整備において模範とされた[5]。
宮内駅側の線路には上下渡り線のポイントがあり[2][9]、朝のラッシュ時には当駅で広電西広島方面へ折り返す列車も運行される。折り返し列車は下りホームから発着する。
乗り場 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
西側 | 宮島線 | 上り | 五日市・西広島・広島方面 |
東側 | 下り | 宮島口方面 |
- ^ “路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、16,89頁。ISBN 978-4-06-295157-9。
- ^ a b 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年、150-157頁。ISBN 4-533-05986-4。
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ a b c 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年、297頁。
- ^ a b “便利になるよ 広電宮島線に新駅「JA広島病院前」 /広島”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (1998年9月2日)
- ^ a b “JA広島病院前駅を新設 広島電鉄宮島線 /広島”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (1998年4月1日)
- ^ “さらに便利に8/17宮島線ダイヤ改正”. 広島電鉄 (1999年). 2000年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月8日閲覧。
- ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、120頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。
- 1 JA広島病院前駅とは
- 2 JA広島病院前駅の概要
- 3 利用状況
- 4 脚注
固有名詞の分類
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