Elements Garden Elements Gardenの概要

Elements Garden

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 23:54 UTC 版)

Elements Garden
出身地 日本
ジャンル
活動期間 2004年 -
事務所 アリア・エンターテインメント
公式サイト www.ariamusic.co.jp/elements-garden/
メンバー
旧メンバー
  • 中井康智(2005年 - 2006年)
  • 中山真斗(2007年 - 2013年)
  • Evan Call(2012年 - 2016年)
  • 喜多智弘(2011年 - 2016年)
  • 母里治樹(2009年 - 2018年)
  • 末益涼太(2014年 - 2019年)
  • 平田悠真(2015年 - 2019年)

概要

主にPCゲームテレビアニメ主題歌BGM、バラエティ番組などに楽曲を提供しており、同じアリア・エンターテインメントに所属していた佐藤ひろ美をはじめ、水樹奈々榊原ゆい茅原実里栗林みな実飛蘭NANAなど、多くのボーカリストに楽曲を提供し続けている。

Elements Garden代表である上松範康が原作をつとめる『うたの☆プリンスさまっ♪』『戦姫絶唱シンフォギア』『GHOST CONCERT』『ヴィジュアルプリズン』『テクノロイド』といった作品では、そのほとんどの楽曲制作をElements Gardenが担当している。また西川貴教KinKi KidsKis-My-Ft2といった男性アーティスト、宝塚歌劇団のミュージカル作品、ワイルドアームズファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス実況パワフルプロ野球といったゲームへの楽曲提供・音楽制作を行うなど、活動の幅を広げている。

上松範康はストリングスアレンジを多用することが多く、その譜面は本人曰く『鬼の譜面』と称しており、実際にその譜面を演奏したスタジオミュージシャンの弦一徹からは冗談交じりでクレームが付くことがあった。上松以外の所属作曲家もストリングスアレンジを程度の差はあれ多用する傾向があるが、一方でストリングスの他にもアコースティックギターなどの生楽器を用いたり、打ち込み中心のデジタルサウンドを使用するなど幅広い音作りに対応している。

楽曲を提供した作品(CD、テレビアニメ・ゲームのOP映像等)には、一部の作品を除いてElements Gardenのロゴマーク及び「Special Thanks:Elements Garden」と表記される。

アリア・エンターテインメントと佐藤ひろ美が社長を務める株式会社Sは同じフロアにあり[1]、Sの所属アーティストにElements Gardenが楽曲を多く提供していたり、他アーティスト提供曲デモ音源の仮歌をSの所属アーティストが担当したり、アリア代表の上松のマネージメントをSが担ったりと、関連性が深い。2024年2月28日の官報にアリアがSを合併する公告が掲載され[2]、2024年4月1日付で吸収合併が実施され、Sはアリア・エンターテイメント芸能部の屋号となった[3]

歴史

2002年
2004年
  • 3月 - Elements Garden結成。
  • 6月 - feelが活動終了。
2005年
  • 2月24日 - 佐藤ひろ美のアルバム「Angelica」発売。全ての楽曲の作編曲をElements Gardenメンバーが担当している(但し、feel時代の楽曲も含む)。Elements Gardenが全曲の作編曲を担当したフルアルバムは初めて。
  • 10月19日 - 水樹奈々のシングル「ETERNAL BLAZE」発売。オリコン週間2位を記録。上松範康が表題曲の作編曲、藤間仁がカップリングの作編曲を担当した。Elements Gardenの楽曲がオリコン10位以内に入ったのはこれが初めて。以降、Elements Gardenは水樹奈々のシングル・アルバムの多くに関わっており、全メンバーが楽曲を提供している。
2006年
  • 1月18日 - 水樹奈々のシングル「SUPER GENERATION」発売。オリコン週間6位を記録。表題曲の編曲を担当した藤田淳平にとって初のオリコン10位以内。
  • 5月3日 - 水樹奈々のアルバム『HYBRID UNIVERSE』発売。オリコン週間3位を記録。上松範康、藤田淳平、藤間仁の3名が参加。Elements Gardenが楽曲提供したアルバムとしては初のオリコン10位以内。
  • 7月31日 中井康智が脱退。
2007年
  • 中山真斗がメンバーとして加入。
  • 1月24日 - 茅原実里のシングル「純白サンクチュアリィ」発売。菊田大介が表題曲の作編曲、藤田淳平がカップリングの編曲を担当した。以降、菊田大介は「優しい忘却」を除く全ての茅原実里のシングル、アルバムに参加し、「PRECIOUS ONE」以外のシングルでは表題曲の作編曲を全て担当している(2010年9月現在)。
  • 4月18日 - 水樹奈々のシングル「SECRET AMBITION」発売。オリコン週間2位を記録。藤間仁が表題曲の編曲、上松範康がカップリングの作編曲を担当した。藤間仁にとって表題曲を提供したシングルが10位以内になるのはこれが初。
  • 11月14日 - 上松範康が作編曲で参加したKinKi Kidsのアルバム『φ』と、上松範康、藤田淳平、藤間仁、菊田大介が参加した水樹奈々のアルバム「GREAT ACTIVITY」が発売され、それぞれオリコンアルバムチャート週間1位と2位を記録。Elements Gardenが関わったアルバムが週間1位を記録するのはこれが初めて。
  • 11月28日 - ゲーム制作ブランド「Leaf/AQUAPLUS」の楽曲をアコースティックアレンジした企画盤『Pure -AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS-』が発売。全曲の編曲を上松範康、藤田淳平、藤間仁の3名で担当。Elements Gardenにとって初のSuper Audio CD作品(通常のCDでも発売されている)。
2008年
  • 2月6日 - 水樹奈々のシングル「STARCAMP EP」発売。オリコン週間5位。収録曲のうち、「COSMIC LOVE」の作編曲を藤田淳平が、「Dancing in the velvet moon」の作曲を上松範康、編曲を上松範康と中山真斗が担当。中山真斗にとって初の10位以内。
  • 8月6日 - Elements Gardenとしては初のコンピレーションアルバム「Elements Garden」を発売。以降、およそ1年に1枚ずつコンピレーションアルバムを発売している(2010年9月現在、3作目まで発売)。
2009年
  • 母里治樹がメンバーとして加入。
  • 1月21日 - 水樹奈々のシングル「深愛」発売。オリコンデイリー1位、週間2位を記録した。表題曲の作曲を上松範康が、編曲を藤間仁が担当した。この曲は同年12月31日第60回NHK紅白歌合戦で歌われた。Elements Gardenの提供した楽曲が紅白歌合戦で歌われたのは初めて。
  • 6月3日 - 水樹奈々のアルバム『ULTIMATE DIAMOND』発売。オリコン週間1位を記録。上松、藤田、藤間、中山の4名が参加。上松範康を除くメンバーにとっては初の週間1位。
  • 11月26日 - 榊原ゆい×Elements Gardenコラボレーションアルバム「EVERGREEN」発売。
  • 12月23日 - 茅原実里のシングル「PRECIOUS ONE」発売。オリコン週間5位を記録。藤田と菊田が参加。菊田にとって、自身が関わったシングルのTop10入りは初。
2010年
  • 1月13日 - 水樹奈々のシングル「PHANTOM MINDS」発売。オリコン週間1位を記録。藤間仁と菊田大介が参加。Elements Gardenが楽曲提供したシングルとしては初の1位獲得。
  • 2月10日 - 水樹奈々のシングル「Silent Bible」発売。オリコン週間3位を記録。表題曲の作曲は母里治樹(楽曲提供初)、編曲は菊田、カップリングでは上松が作曲で、中山真斗が編曲で参加している。また、菊田が表題曲を提供したシングルのTop10入りは初めて。
  • 7月21日 - 茅原実里のシングル「Freedom Dreamer」発売。オリコン週間9位を記録。菊田が表題曲の作編曲両方を担当した曲としては初のTop10入り。
2012年
2013年
2014年
  • 藤永龍太郎と末益涼太がメンバーとして加入。
2015年
  • 都丸椋太がメンバーとして加入。
  • 4月15日 - 宮野真守のシングル「シャイン」が発売。上松と藤田が楽曲制作を担当した同作は、2015年4月18日付オリコンデイリーランキングで1位を記録。個人名義で活動する男性声優の作品として史上初の快挙となった。[4]
  • 9月 - Elements Garden公式Twitterが始動。
  • 10月21日 - 新田恵海のアルバム「EMUSIC」発売。オリコン週間7位を記録。上松・藤田・藤間・菊田・母里・岩橋・喜多・藤永が作編曲(新田が作曲した1曲を除く10曲で作曲、全曲で編曲をElements Gardenが担当)、Evan・末益も楽曲制作のディレクションで関与しており、当時のElements Garden全メンバーで制作。Elements Gardenが全曲プロデュースしたフルアルバムとして、また作編曲を担当したメンバーの中では藤永が関わったCDとして、初のTop10入り。
2016年
  • 笠井雄太がメンバーとして加入。
  • 4月26日 - まねきケチャのシングル「きみわずらい/妄想桜」が発売。藤永が作編曲を担当した「きみわずらい」は第5回アイドル楽曲大賞2016で「インディーズ 地方アイドル楽曲部門」1位を受賞した。
  • 6月30日 - Evan Callが脱退[5]
  • 9月30日 - 喜多智弘が脱退。
2018年
2019年
2020年
2021年
  • 10月20日 - 櫻川めぐ×Elements Gardenコラボレーションアルバム「キボウマイロード」発売。
2022年
  • Seonoo Kimと堀川大翼がメンバーとして加入。

注釈

  1. ^ アニメイトTVインタビュー [19]において、作詞は主に上松・中山が、作編曲は主に藤田・藤間・菊田が担当したとの発言がある。
  2. ^ 大王ソングプロジェクトの略。
  3. ^ アニメイトtvなどのインタビュー[21] から。
  4. ^ 読みは「エイ ワン シックス ビリオンス」。

ユニットメンバー

  1. ^ 一十木音也(寺島拓篤)、聖川真斗(鈴村健一)、四ノ宮那月(谷山紀章)、一ノ瀬トキヤ(宮野真守)、神宮寺レン(諏訪部順一)、来栖翔(下野紘
  2. ^ a b スイコ(愛美)、コーリン(三森すずこ)、レッカ(南條愛乃
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 一十木音也(寺島拓篤)、聖川真斗(鈴村健一)、四ノ宮那月(谷山紀章)、一ノ瀬トキヤ(宮野真守)、神宮寺レン(諏訪部順一)、来栖翔(下野紘)、愛島セシル(鳥海浩輔
  4. ^ i☆Ris井上あずみWake Up, Girls!内田真礼串田アキラGRANRODEOささきいさお下野紘JAM Project鈴木このみ鈴村健一竹達彩奈茅原実里TRUE豊永利行中川翔子羽多野渉堀江美都子水木一郎Minami三森すずこMay'n米倉千尋
  5. ^ a b c d e f g h i 鳳瑛一(緑川光)、皇綺羅(小野大輔)、帝ナギ(代永翼)、鳳瑛二(内田雄馬)、桐生院ヴァン(高橋英則)、日向大和(木村良平)、天草シオン(山下大輝
  6. ^ a b 山形まり花(日高里菜)、和泉一舞(津田美波)、芽兎めう(五十嵐裕美)、春日咲子(山口愛)、霜月凛(水原薫
  7. ^ 伊東健人中島ヨシキ長谷徳人武内駿輔
  8. ^ 田中美海山本希望
  9. ^ 渋谷凛(福原綾香)、神谷奈緒(松井恵理子)、北条加蓮(渕上舞
  10. ^ 新田恵海大橋彩香
  11. ^ 長谷川康太(江口拓也)、水野祐(斉藤壮馬)、吉野俊介(大須賀純)、西宮諒(花倉洸幸)、源誠一郎(内田雄馬

出典

  1. ^ 電話は分けているが、FAX番号は共有。corp « ARIA entertainment アリア・エンターテインメント株式会社S/会社概要
  2. ^ アリア・エンターテインメント、グループ会社のSを吸収合併…「Elements Garden」の上松範康氏が代表 | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2024年2月28日閲覧。
  3. ^ 吸収合併のお知らせ”. ARIA entertainment アリア・エンターテインメント (2024年4月1日). 2024年3月31日閲覧。
  4. ^ 「半沢直樹」出演で話題!“宮野真守”ってどんな人?これまでの輝かしい経歴をプレイバック” (2020年9月13日). 2022年3月11日閲覧。
  5. ^ お知らせ”. アリア・エンターテインメント (2016年7月1日). 2018年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月28日閲覧。
  6. ^ Poppin’Party、デビュー5年目にして自身初の1位獲得 「バンドリ!イヤーにしたい」【オリコンランキング】” (2020年1月14日). 2022年3月11日閲覧。
  7. ^ Elements Garden (2011年10月14日). “秋ですね…”. ElementsGardenのなんとなく制作日記. 2011年10月14日閲覧。
  8. ^ ありがとうございました!
  9. ^ お知らせ
  10. ^ EVAN CALL エバン・コール”. Elements Garden. アリア・エンターテインメント. 2016年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月20日閲覧。
  11. ^ お知らせ
  12. ^ お知らせ
  13. ^ お知らせ
  14. ^ 末益涼太のtwitter および Elements Gardenによる紹介ページ による。
  15. ^ お知らせ
  16. ^ 転生したらスライムだった件 : 作品情報”. アニメハック. 2020年5月21日閲覧。
  17. ^ B型H系 : 作品情報”. アニメハック. 2020年4月17日閲覧。
  18. ^ 公式サイト上では、この バナー のみにしか表記がない。
  19. ^ [1]
  20. ^ 電撃萌王ブログ [2] などから。
  21. ^ [3]






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