防護盾 戦術

防護盾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 10:23 UTC 版)

戦術

特型警備車より降車展開し、防弾盾を構えて前進する銃器対策部隊

防弾盾

人質事件や立てこもりなど、突入を要する事態の場合、警察戦術部隊SWATなど)は素早く確実に部屋を制圧しようと試みる。

例えば、1人が破城槌を用いてドアをあける。そして、最初の隊員がを持って突入し、同時に突入口であるドアを防護する。残りの隊員は盾の隊員の後ろにつき、部屋を制圧する。

防護盾

機動隊戦術は、一般の警察軍隊と大きく異なる。主に、防護盾の役目は使用者を飛翔物や発射物から守るのと、他の使用者と隣り合うことで暴徒デモ参加者などに物理的なを作ることにある。

しかし、極端な事態では、暴徒やデモ参加者を押すのに使用される。さらに、デモが暴徒化して鉄パイプ火炎瓶などを使った乱闘になった場合は、盾の角や縁での打撃や体当たりなど、攻撃に使う場合もある。

製作

高度の耐衝撃性を備えた防護盾は、しばしばRlCB製作機(Resistible light and Compactable Barrier constructor:軽量抵抗かつ小型化可能な障害物製作機)を用いて作られる。この装置は繊維から多くの層を効率的に織りだすポリマー織機である。これは、非常に貫通されにくい層を作り出し、ほとんどすべての小火器射撃に抗堪する。RlCbL13は、ほぼあらゆる種類のポリマーを用いてどんな形でも作成でき、RlCb30の最新型は軽飛行機部品を製造するためにしばしば用いられる。

1990年代後半頃から、素材にポリカーボネートを使う透明な防護盾が増えた。これは、ポリカーボネートが衝撃を受け流しやすい性質を利用したもので、それまでの主流だったジュラルミン製に比べて防護性も高く軽量のためこれが主流になりつつある

関連項目




「防護盾」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「防護盾」の関連用語

防護盾のお隣キーワード

防護服

防護服兵

防護柵

防護柵 (道路)

防護柵の分類

防護無線装置ヒューズ抜き取り事件

防護盾

防護範囲

防護能力

防護装備

防護装備旧式では、脛当・篭手・防護衣II型・前垂れ。ジュラルミンのプレートを入れて投石などから身を守る。防弾性能なし。篭手は外側が皮革または合皮製。篭手と前垂れ以外は出動服の中に装備し、外側からは見えない。新型では、臑当・篭手・防護ベスト・太もも覆い。大幅に軽量化されている。臑当・篭手はポリカーボネート製。防護ベストはナイロン製ベストで前面にはステンレスプレートが入っている。このプレートは体に沿って湾曲しており、30口径程度までの防弾性能も持たせてある。旧式は背面は方面機動隊では何も入っておらず無防備であったが、管区機動隊や本部機動隊では背面にもジュラルミンが入れられていた。新型では背面にポリカーボネートプレートが入っている。新型装備には裏側にウレタンクッションが張られており、打撃の衝撃を吸収するようになっている。旧式と違い出動服の上から装備する。脛当は各県警によって、マークやイラストがあり、北海道警察なら熊、茨城県警察ならバラのマークが描かれている。近年は銃器対策部隊で採用された首、下腹部、上腕部を防護する小銃弾対応ボディアーマーも支給が進んでおり、銃器の使用を想定した対テロ訓練等で着用が確認されている。前面と背面には「POLICE」パッチを装着する。当初はSATで紺色のものが採用され、後に黒色にした同型を一般部隊で採用したという経緯がある。マフラー

防護警察

防護量

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



防護盾のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの防護盾 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS