関西空港駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 03:38 UTC 版)
概要
大阪の空の玄関口、関西国際空港へのアクセス駅として、鉄道ターミナル駅の機能をもっており、第1回近畿の駅百選に選定されている。当駅は空港の第1ターミナルビルに直結しており、第2ターミナルビルへは無料の連絡バスを介してのアクセスとなる。
南海の空港線とJR西日本の関西空港線が乗り入れている[6][7]。両路線はりんくうタウン駅から当駅まで施設を共用しており、ともに当駅を終着駅としている。ただし、りんくうタウン駅から当駅までの区間においては、南海・JR西日本とも線路を保有しない第二種鉄道事業者となっており、線路を保有している第三種鉄道事業者は新関西国際空港である。
当駅は両社が共同管理する共同使用駅であり、駅業務は両社共同で行っている上、両社ともに駅長を置いている[7]。相鉄・東急の新横浜駅と同様、1つの駅を2社で共同管理する数少ない事例の駅でもある。
りんくうタウン駅 - 当駅間は特定運賃が適用されており、南海・JR西日本ともに大人370円・小児180円である[注釈 1]。両社で改札口を共用しているりんくうタウン駅とは違い、当駅の改札口は両社で別となっているが、普通乗車券ではりんくうタウン駅→当駅の利用に限りどちらの改札口でも出場できる。交通系ICカードは南海・JR西日本ともにPiTaPaとICOCAのほか、その他の交通系ICカード全国相互利用サービス対応のカードも利用できる。
南海の駅は当駅のみの単駅管理である。南海線のホームでは、発着時にブザー音が鳴るようになっている。南海では、自社株主に配布される株主優待乗車証(定期券式を含む)は当駅に限り利用できないことになっている[8]。訪日外国人旅行者向けのイメージキャラクターラピートルジャー像が、コンコースに設置されている。
JR西日本の駅は直営駅であり、管理駅として東佐野駅・熊取駅・日根野駅・りんくうタウン駅の4駅を管轄している。JR線ホームでは、かつて京都駅でも使用されていた冒頭メロディに「はるか」発着時では接近メロディ・発車メロディが流れ、それ以外の電車の発着時はシンセサイザー音(かつて北陸本線主要駅で到着合図として使われていた)による合図が行われる。事務管コードは▲622602である[要出典]。
開業当初は大晦日から元旦にかけて南海・JRとも終夜運転を行っていたが、数年で終了した[いつ?]。
記事本文
利用状況
- ^ a b c d e 双葉社 2021, p. 93.
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、27頁。
- ^ a b 双葉社 2021, p. 104.
- ^ a b 双葉社 2021, p. 97.
- ^ 双葉社 2021, p. 94.
- ^ 双葉社 2021, p. 95.
- ^ a b c d “基本はバチバチライバルのJR西日本と南海が、なぜか「仲良し」になっちゃう不思議な区間がある”. ねとらぼ (2021年11月29日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ 株主優待|南海電鉄
- ^ “関西、空港駅が安全祈願祭”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年5月13日)
- ^ “JR西日本、関西空港線開業25周年の記念キャンペーン”. トラベルWatch (2019年9月2日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ “南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “全長89mのタンカー、関空連絡橋に衝突 強風で流され”. 朝日新聞デジタル. (2018年9月4日). オリジナルの2018年9月4日時点におけるアーカイブ。 2022年2月8日閲覧。
- ^ “台風21号、関西を直撃 関空閉鎖で3千人孤立 復旧のメド立たず”. 日本経済新聞. (2018年9月4日) 2022年2月8日閲覧。
- ^ “関空、冠水で孤立…「帰れない」3000人困惑”. 読売新聞 (2018年9月4日). 2018年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月8日閲覧。
- ^ “関空鉄道、2週間ぶり再開 旅客便運航回復前にアクセス大幅改善”. 産経WEST (2018年9月18日). 2018年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月8日閲覧。
- ^ “関空の旅客輸送支える鉄道再開 写真特集・列車再び渡る関空連絡橋”. Aviation Wire (2018年9月24日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ “関西空港駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
- ^ a b “関西空港駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月26日閲覧。
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第10巻 阪南・紀勢西部』、18-19頁、 講談社、2009年11月、ISBN 978-4062700207
- ^ 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 77. 2021年11月6日閲覧。
- ^ ハンドブック南海2020 (PDF) - 南海電鉄
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
固有名詞の分類
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