関東学生アメリカンフットボール連盟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 05:25 UTC 版)
リーグ戦
TOP8の優勝チームは、東日本代表決定戦に関東代表として進み、北海道代表(北海道学生アメリカンフットボール連盟)と東北代表(東北学生アメリカンフットボール連盟)の勝利チームと対戦する。その試合に勝利したチームが、東日本代表として全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦である「甲子園ボウル」に進める。
新型コロナウィルス対策の特例
2020年度は1部TOP8、同BIG8とも、各階級参加8校ずつを、それぞれの階級ごとに抽選でA・Bの2組4チームずつに分け、1回総当たり3試合[5]を実施、総当たり戦終了後にそれぞれの組の同じ順位(1位チーム同士、2位チーム同士…。1位チーム同士による総合優勝戦の勝者が甲子園ボウルの関東地区代表の出場権を得る)による順位決定戦を行う。昇・降格は行わないものとした[6]。
2021年度は平年と同じく1部TOP8、同BIG8のいずれも、8チームずつの総当たり戦とし、TOP8優勝チームが全日本大学選手権大会の関東リーグ代表校として、東日本地区代表決定戦(準決勝)出場権利獲得となる。また入れ替え戦(TOP8の下位2チームとBIG8上位2チーム)も行う[7]と予定していたが、その後感染症拡大の影響から会期を1か月繰り下げたため、2020年と同じ方式を採用した。なお全日本大学選手権関東リーグ代表校の扱いは総合優勝戦の勝者に与えることは変わらない。また、それによる不公平感をなくすため、下位チームに対する降格、並びに入れ替え戦は行わず、2022年度はTOP8、BIG8とも10チームずつの参加とし、TOP8にはBIG8の上位2チームが、BIG8には2部から合計4チーム(これも参加16チームをあらかじめA・B2組=8チームずつとしていたものを、さらに2組ずつ・合計4組=4チームずつに再編しての1回総当たり+順位決定戦を行い、A・B各組の総合優勝戦に進出した合計4チーム)が自動昇格する方式を採った[8]。
2022年度は1部TOP8、同BIG8の名称は変えないものの、TOP8、BIG8とも暫定的に10チームに拡大し、[9]
- 1次リーグは参加10チームを5チームずつのA・B2組に分けての1回総当たり(4試合)
- 1次リーグの結果により、2次リーグ(上位組・下位組とも各3試合)は各ブロック1-3位チームが上位組に進出し、1次リーグで対戦しなかった別ブロックの3チームと1回総当たり、同4・5位は下位組に回り、同一ブロックだったチームを含め対象4チームによる1回総当たりを行う。なお1次リーグの成績はいずれも2次リーグ開始時に持ち越すものとし、各7試合の成績をもって順位を決めることにする。
- TOP8総合優勝チームが全日本大学選手権の関東リーグ代表校となる。
- TOP8の下位2チームは2023年度のBIG8へ自動降格。その次の7・8位のチームと、BIG8の上位2チームがチャレンジマッチ(入れ替え戦)に回る。またBIG8も下位2チームが2部へ自動降格、その次の5-8位チームは2部の上位4チームとの入れ替え戦に回る。
あずまボウル
かつて行われていた、関東での最優秀校を決定するための1部上位校による決定戦。2005年度までは1部A、B両ブロックの上位2校ずつの計4校にて、準決勝・決勝のトーナメント方式(組み合わせは両ブロック同士で襷がけに対戦)で運営してきたが、2006年度からは両ブロック1位校同士の決勝戦のみの形式に変更された。なお2008・09年度は関東選手権としては開催せず、各ブロック優勝校が、北海道・東北の優勝校(どちらと対戦するかは抽選で決定)とまず対戦し、その勝者により東日本代表決定戦を争うというものであった。
大会名は、2010年度までは「クラッシュボウル」と称していたが、2011年度に第40回記念となったのを機に、「あずまボウル」に改称された。前述のとおり、2014年のリーグ戦再編の実施により、甲子園ボウル東日本代表決定戦への出場が新1部相当の「TOP8リーグ」で優勝した大学に与えられる形になったため、現行の方式による「あずまボウル」は廃止された。
医科歯科リーグ戦
関東選手権(2013年度まで)への参加権利がない別枠のリーグ戦を1回戦総当りにて実施。
並立リーグの時代
関東では、1970年から1980年までの間は成績順による直列のブロック構成ではなく、並立リーグとその各リーグ代表校による関東選手権大会の実施というスタイル構成を採っていた。また、その間にも新加盟や若干の編成替え・移籍、それに伴うリーグ名改称が頻繁に行われた。その時期の各リーグ構成について詳細を以下に解説する。
東京六大学リーグ
(東京六大学リーグ→東京七大学リーグ)
関東六大学リーグ
(関東六大学リーグ→関東七大学リーグ→関東八大学リーグ)
- 1970年 - 専修大、拓殖大、中央大、東海大、東洋大、防衛大により関東六大学リーグが発足。
- 1972年 - 関東学生リーグから移籍した日本体育大が加わり、関東七大学リーグとなる。
- 1976年 - 横浜国立大が加わり関東八大学リーグとなる。
首都六大学リーグ
(首都六大学リーグ→首都七大学リーグ→首都八大学リーグ)
- 1970年 - 関東学院大、国際商科大、上智大、一橋大、明星大、和光大により首都六大学リーグが発足。
- 1972年 - 千葉商科大が加わり首都七大学リーグとなる。
- 1976年 - 駒澤大が加わり首都八大学リーグとなる。
さつきリーグ
関東大学リーグ
(関東大学リーグ→関東学生リーグ→ローズリーグ)
- 1970年 - 亜細亜大、國學院大、城西大、大東文化大、東京経済大、日本大、日本体育大、日本工業大により関東大学リーグが発足。
- 1971年 - 関東学生リーグに改称。桜美林大が加わる。
- 1972年 - 日本大が東京六大学リーグへ、日本体育大が関東六大学リーグへ、桜美林大がさつきリーグへ移籍。
- 1973年 - ローズリーグに改称。
- 1974年 - 創価大が加わる。
関東大学新加盟・準加盟リーグ
(関東大学リーグ→関東大学新加盟リーグ・関東大学準加盟リーグ)
- 1977年 - 並立リーグ時代後期に次々と増える新規参入校の一時的な収拾先として関東大学選手権への出場権を持たないリーグを設置。新加盟と準加盟の混成(関東大学リーグ)で任意に試合を実施(総当り戦ではなくチームによって試合数が異なる)。
- 1978年 - 新加盟と準加盟の2リーグに完全に分離して総当たり戦を実施。
※準加盟リーグ制は1981年の関東統一リーグ制(直列リーグ制)の復活以後も存続(但し、1981年の例にあるように、正式加盟への昇格状況により一時的にリーグが存在しない年度がある)。
- ^ 関東1部上位、「TOP8」に 来季再編で新名称(産経新聞2013年11月24日 2014年5月16日閲覧)
- ^ 2014年ブロック編成
- ^ “KCFA|日本大学の退社について | 一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟”. www.kcfa.jp. 2024年3月1日閲覧。
- ^ 関東学生連盟のリーグ戦登録に必要な「プレーヤーが16名以上いること」という条件を満たせないチームに対する救済措置として、2000年度に独自ルールによる「7人制フットボール」を新設した。これにより「部員数の減少→活動休止」といった最悪の事態を回避しており、いくつかのチームはその後の部員獲得などの努力により「11人制」への復帰を果たしている。“7人制フットボール”. 関東学生アメリカンフットボール連盟 (関東学生アメリカンフットボール連盟) 2018年8月7日閲覧。
- ^ 2020年度 星取表
- ^ 【お知らせ】2020年の公式戦開催について
- ^ 2021年度リーグ戦、1部リーグ日程について
- ^ 2021年シーズン開幕の延期と大会方式の変更について
- ^ 2022年度リーグ戦、1部リーグ日程について
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