行衛 地理

行衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 16:45 UTC 版)

地理

埼玉県川口市の北端に位置し、見沼代用水東縁の西側にあたる。さいたま市の境界と接している。全域が見沼田んぼの一部となっており、都市開発が行われていない。かつては北原台などが大字行衛の大部分を占めていたが住居表示実施に伴い分離した。芝川第一調節池の整備とともに陸地は減少傾向にある。南東約1 kmの赤堀用水路沿いの北川口陸橋[5]付近には細長い飛地があり、人口の全てがこの飛地上の住宅地に密集している。

地内西部では芝川の調節池の開発が進み、大規模な工事が行われている。また、地区の東部では「見沼自然の家」を中心に見沼の自然を生かした教育も行われている。

芝川第一調節池の開発 (2008年)

歴史

江戸時代には北原村の飛地として行衛の名がみられる[4][6][7]寛永10年(1633年)に北原村と合併するまでは独立した行衛村であった[8][9]1889年明治22年)町村制が施行されると大門村の大字となった。かつては武州鉄道が通っており、行衛駅が置かれていた。

  • 1956年昭和31年) - 大門村が戸塚村野田村と合併し美園村になった際に美園村大字北原小字となる[4]
  • 1962年(昭和37年) - 美園村が川口市に併合された際にふたたび独立した大字となった[4]
  • 1963年(昭和38年) - 大字北原を編入。
  • 1984年(昭和59年)10月1日 - 行衛の一部が戸塚四丁目の一部となる[10]
  • 1989年平成元年) - 住居表示実施により大字行衛の大部分が北原台一丁目 - 三丁目、および差間三丁目の一部となった[4]
  • 2008年(平成20年) - 大字行衛の一部について住居表示を行い、それぞれ一部を戸塚四丁目、北原台一丁目・二丁目・三丁目、差間三丁目としている[11]
  • 2014年平成26年)3月1日 - 行衛の一部(現在の戸塚南五丁目23番地の大半と24番地が該当)と戸塚の一部から戸塚南 (旧行衛地区は戸塚南五丁目)が成立[12]

地名の由来

北原台差間も含めた旧行衛村の範囲について行衛と呼ばれることもある。

世帯数と人口

2018年(平成30年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
行衛 67世帯 150人

  1. ^ a b c かわぐちの人口第5表町丁字別人口”. 川口市 (2018年3月8日). 2018年3月22日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年3月22日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年3月22日閲覧。
  4. ^ a b c d e 『川口大百科事典』川口大百科事典刊行会、1999年8月、PP153-154。
  5. ^ 『でっか字埼玉便利情報地図2013年2版2刷』昭文社、2013年、76頁。ISBN 978-4-398-60135-3 
  6. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』324頁。
  7. ^ 新編武蔵風土記稿 北原村 小名 行衛.
  8. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』317頁. 角川書店. (1980) 
  9. ^ 『武蔵国郡村誌 第1巻』. 埼玉県立図書館. (1953) 
  10. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 増補6頁。
  11. ^ 住居表示制度と実施町名一覧-川口市
  12. ^ [1]
  13. ^ 住所から基本学区の学校を探す”. 川口市 (2008年2月28日). 2018年3月22日閲覧。


「行衛」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「行衛」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||


5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
90% |||||

10
90% |||||

行衛のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



行衛のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの行衛 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS