江戸川区 概要

江戸川区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 04:22 UTC 版)

概要

江戸川区の面積は49.09平方キロメートル[3]で、23区で4番目の広さを持つ[4]。西を荒川中川で区切られ、東は江戸川・旧江戸川で千葉県浦安市市川市松戸市に接し、南には東京湾を望む[2][4][5]

都心部へのアクセスの良さや公園の多さ、子育て世代への支援の充実などから若い世帯の多いベッドタウンとして発展し、2019年には人口が70万人を超えた[6][4]合計特殊出生率中央区に次いで23区で2番目に高い[7]。公園総面積は23区で最大であるが[4]、加えて水辺の特色ある公園が多く、古川親水公園は日本初の親水公園である[8]。また、葛西海浜公園は都内唯一のラムサール条約登録地である[9]

江戸川区は小松菜発祥の地としても知られる。小松川江戸幕府第8代将軍徳川吉宗鷹狩の際に献上され、地名から小松菜と命名されたと伝わる[10]。現在でも都内の小松菜生産の約4割を担い、農業産出額は23区最大である[11]鹿骨などでは花卉栽培が盛んであり[12]、特に毎年7月台東区入谷で開催される朝顔市に出荷されるアサガオ(朝顔)の約6割は江戸川区産である[13]一之江春江町では金魚養殖が盛んで[5]愛知県弥富市奈良県大和郡山市とともに江戸川は金魚の三大産地として知られているが、開発が進んだ影響で今日では養殖池の多くは区外に移転している[14]

毎年8月に行われる江戸川区花火大会(千葉県市川市と共同開催)は約14000発が篠崎公園先の河川敷で打ち上げられ、市川市側も含めると全国最大の140万人近くの観客を集めている[15]


江戸川区役所区民課管内

  1. ^ 一之江駅西部土地区画整理事業施行区域の一部
  2. ^ 一部の街区符号変更
  3. ^ a b 東部事務所管内に属する区域を除く。

小松川事務所管内

  1. ^ 西宇喜田町としての設置。1934年5月1日、同町から改称。
  2. ^ a b 東葛西土地区画整理事業施行区域
  3. ^ a b c d 一部の街区符号変更

葛西事務所管内

  1. ^ a b 新中川より東側の区域に限る。

小岩事務所管内

  1. ^ a b c 新堀土地区画整理事業施行区域(換地処分公告の翌日)
  2. ^ a b c d 上篠崎町一丁目、同二丁目、同三丁目、同四丁目としての設置年月日。
  3. ^ a b 北篠崎町一丁目、同二丁目としての設置年月日。
  1. ^ 大辞林』第三版
  2. ^ a b c 【参院選7.10】都市水害どこへ避難/江戸川区70万人地域外、受け皿不足”. 東京新聞 (2022年7月8日). 2022年7月18日閲覧。
  3. ^ 区の概要 江戸川区ホームページ(2022年7月18日閲覧)
  4. ^ a b c d 保育ママやボランティア、地域の力で支える「江戸川区」の子育て支援政策”. マイナビウーマン子育て|夫婦一緒に子育て. 2021年3月1日閲覧。
  5. ^ a b 小項目事典,デジタル大辞泉, ブリタニカ国際大百科事典. “江戸川区(えどがわ)とは”. コトバンク. 2020年5月14日閲覧。
  6. ^ 江戸川区の人口、70万人に”. 日本経済新聞 (2019年7月10日). 2020年3月28日閲覧。
  7. ^ 18年合計特殊出生率 東京都中央区、23区最高の1.42”. 日本経済新聞 (2020年1月16日). 2020年3月28日閲覧。
  8. ^ 59 全国初の古川親水公園”. 江戸川区. 2020年3月28日閲覧。
  9. ^ 都立葛西海浜公園が東京都で初めてのラムサール条約湿地に登録されました!東京都報道発表資料(2018年10月19日)2018年10月25日閲覧
  10. ^ 江戸川の小松菜はエライ!”. 江戸川区. 2020年3月28日閲覧。
  11. ^ 江戸川区. “江戸川区の農業データ”. 江戸川区. 2021年3月1日閲覧。
  12. ^ 東京の春の花暦は鹿骨(ししぼね)から!!”. 江戸川区. 2020年3月28日閲覧。
  13. ^ 入谷の朝顔(あさがお)市の朝顔は江戸川区産!”. 江戸川区. 2020年3月28日閲覧。
  14. ^ 2019年(平成31年)2月28日「金魚の初競り」3月7日開催”. 江戸川区. 2020年3月28日閲覧。
  15. ^ 江戸川区花火大会”. テレビ東京. 2020年3月28日閲覧。
  16. ^ 葛西地区の紹介 江戸川区ホームページ(2018年11月14日閲覧)
  17. ^ 町丁目別世帯と人口・年齢別人口報告〈2019年度〉”. 江戸川区. 2020年1月17日閲覧。
  18. ^ インド出身男性、江戸川区議当選 外国人社会と地域の懸け橋に”. 東京新聞 (2019年4月23日). 2019年9月8日閲覧。
  19. ^ 江戸の範囲 東京都公文書館(2018年11月14日閲覧)
  20. ^ 江東で五万戸、二十五万人が濁水に孤立『東京朝日新聞』(昭和13年9月4日)『昭和ニュース辞典第6巻 昭和12年-昭和13年』p224 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  21. ^ 東京大空襲の概要”. 江戸川区ホームページ. 2022年8月16日閲覧。
  22. ^ これまでの水害 江戸川区ホームページ(2019年12月6日閲覧)
  23. ^ 小林政能『なんだこりゃ? 知って驚く東京「境界線」の謎』(実業之日本社 2016年3月1日刊)pp.120 - 121
  24. ^ 東葛西の奇祭「雷の大般若」 江戸川区ホームページ(2018年11月14日閲覧)。
  25. ^ 東京運輸支局管轄区域 - 関東運輸局 東京運輸支局
  26. ^ 地上デジタルテレビ放送のエリア(千葉県域千葉親局)”. 2023年4月閲覧。
  27. ^ tvk 放送エリア | 会社概要 | デジタル3ch テレビ神奈川”. www.tvk-yokohama.com. 2023年4月2日閲覧。
  28. ^ 東京都選挙管理委員会 | 都内選挙スケジュール | 任期満了日(定数)一覧
  29. ^ 東京キャンパス|青森大学”. aomori-u-tokyo.jp. 2020年9月4日閲覧。
  30. ^ 江戸川区. “小松川・平井地域の中学校の統合について”. 江戸川区. 2020年8月1日閲覧。
  31. ^ 江戸川区. “2016年(平成28年)4月06日 地域とともに作った「清新ふたば小学校」開校式”. 江戸川区. 2020年7月30日閲覧。
  32. ^ 平井地域の学校統合計画(素案)”. 江戸川区. 2020年7月閲覧。
  33. ^ Access&Contact”. International Graduate School of Accounting Policy. 2020年7月30日閲覧。
  34. ^ 江戸川区. “2018年(平成30年)9月11日 青森山田学園青森大学東京サテライトキャンパス開設 14日開校式”. 江戸川区. 2020年7月30日閲覧。
  35. ^ 江戸川区立二之江第三小学校”. edogawa.schoolweb.ne.jp. 2020年7月30日閲覧。
  36. ^ 江戸川区. “松島・松江地域の適正配置計画”. 江戸川区. 2020年8月1日閲覧。
  37. ^ 江戸川区. “下鎌田地域小学校の統合・改築について”. 江戸川区. 2021年1月29日閲覧。
  38. ^ 江戸川区. “下小岩地域小学校の統合・改築について”. 江戸川区. 2021年1月29日閲覧。
  39. ^ 江戸川区. “鹿骨・松本地域小学校の統合・改築について”. 江戸川区. 2023年4月2日閲覧。
  40. ^ メトロセブン構想(メトロセブン促進協議会)
  41. ^ a b 斉藤洋『童話作家はいかが』(講談社)p.54
  42. ^ 折笠 富美子 - CDJournal”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2021年10月27日閲覧。
  43. ^ a b 朴璐美(ぱくろみ)の解説”. goo人名事典. 2020年11月1日閲覧。
  44. ^ 折笠 富美子 - CDJournal”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2021年10月27日閲覧。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「江戸川区」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

江戸川区のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



江戸川区のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの江戸川区 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS