毎日放送千里丘放送センター 番組に対する宛先

毎日放送千里丘放送センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 15:14 UTC 版)

番組に対する宛先

1990年に茶屋町本社へ移転するまでの、番組に対する宛先は「〒565 大阪・吹田千里局 毎日放送 (番組名)係」と知らせていた。ただし、『アップダウンクイズ』は千里丘ではなく、スポンサーであるロート製薬本社と同じ「〒544 大阪・生野局私書箱1号 ロート製薬 アップダウンクイズ係」だった。これはロート製薬と繋がりが深かった広告代理店の萬年社(1999年に自己破産)が募集等を請け負っていたためである。

また、同じく毎日放送制作TBS系全国ネット番組でも、『世界まるごとHOWマッチ』『世界まるごと2001年』の番組中程(ただし後者はエンディングのスタッフロール表示直前)と最終盤にあった視聴者向けのプレゼントクイズでさえ、世界まるごとHOWマッチ#視聴者プレゼントの項でも触れている通り、東京支社制作の番組として扱われていたことから、応募の際は当時の本社を管轄していた吹田千里局宛ではなく、東京支社を管轄している芝郵便局私書箱4号宛に郵送すべき旨のテロップが最終盤にて表示されていた。

敷地内

マックスバリュ吹田千里丘店

敷地内にはスタジオ・事務所棟以外にも、公開ホール兼収録スタジオだった「ミリカホール」(閉鎖)や「MBSミリカスポーツ」(MBSミリカレーンズ(ボウリング場)・ミリカプール・テニスコート・ミリカゴルフセンター・野球グラウンド・レストランから構成されていたが、ゴルフセンター以外は2006年末で閉鎖)、民間放送としては初めての放送資料館だった「放送文化館」(MBSミリカレーンズの建物を転用。2003年3月ごろに廃止)などの施設があった。開設当初はTBS緑山スタジオに現存するような巨大なオープンスタジオスペースも設けられていた。

その後、敷地内の一部(パターゴルフ場跡地)が売却され、跡地にイオン系列のスーパーマーケットマックスバリュ吹田千里丘店」(イオングループ光洋が運営)が新たに建てられた。また敷地内の野球場で1990年にボーリング調査を行った際に温泉が湧き出し、1995年、「ミリカ天然温泉 千里の湯」として一般向けに営業を開始したが、2006年12月31日で閉鎖された。

千里の湯

放送センター周辺には千里丘陵・万博記念公園太陽の塔岡本太郎作)・旧エキスポランド(廃園)・吹田インターチェンジJR千里丘駅などがある。千里丘駅と阪急茨木市駅からそれぞれ送迎バスを運行していたが、千里の湯閉鎖と同時に運行されなくなった[5]。 現在は、かつて千里丘放送センターの入口があった場所付近に、吹田市コミュニティバス(すいすいバス)の「ミリカヒルズ前」停留所とミリカヒルズの住民専用バスの停留所が設置されている。

放送センターの正面玄関前にはイギリス人彫刻家フィリップ・キング作の鉄鋼彫刻「空」が展示されていた。これは1969年に日本鉄鋼連盟と毎日新聞社の主催による国際鉄鋼彫刻シンポジウムの展示作品だったものの一つで、翌年開催された日本万国博覧会では会場内の池の周辺(せせらぎ広場付近)に展示されていた。その後万博閉幕後に毎日放送が引き取り千里丘放送センターの正面玄関前に移設し長年展示していたが、2008年には放送センターが閉鎖されたことに伴って約38年ぶりに万博記念公園内に里帰りを果たし、現在も公園内で見ることができる。

中継車のナンバー

茶屋町への本社移転後もテレビ・ラジオの中継車の車庫が千里丘放送センターにあったため、ナンバープレートの地名表示は北摂・東大阪地域で登録される大阪ナンバーとなっていた[6]

なお、閉鎖後もしばらくは千里丘ミリカセンターに車庫があったため、大阪ナンバーのままになっていたが、茶屋町に新設されたB館に車庫が移転したため、なにわナンバーへの切り替えが進められている。


  1. ^ TBS自体も、1971年頃に郊外へ本社を移転するという構想を持っていたことがあり、その際の移転先として現在の緑山スタジオ・シティの土地を取得していたが、東京の都心から遠いなどの理由でタレントやスタッフからの評判が芳しくなかったため、最終的には移転を断念し、パッケージ番組の収録用スタジオとして建設された。
  2. ^ 終了時の映像では、ミリカホールの内部も映し出されていた。
  3. ^ ラジオ系列は現在もJRNNRNのクロスネット体制のままである。
  4. ^ 千里丘北小学校が開校します吹田市役所総務部広報課)[リンク切れ]
  5. ^ 北港観光バスが運行を担当し、テレビ番組の公開録画の観覧者を放送センター―JR千里丘駅間で送迎していた。
  6. ^ なお、大阪市内で登録された車両はなにわナンバーになる(なお1983年までは大阪市も大阪ナンバーであった)。
  7. ^ なおMBS東京支社制作番組はレモンスタジオなど東京都内で収録されている。赤坂Bizタワー(TBS本社敷地内)にあるMBS東京支社には、生放送に対応するテレビ・ラジオのスタジオを設置している。






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