杵築市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 18:08 UTC 版)
市政
歴代市長
議会
定数:18[2]
公共機関
国の出先機関
- 大分地方法務局杵築支局
警察
裁判所
図書館
金融機関
産業
農林水産業が柱だが、大分空港と大分市・別府市の中間に位置するという好条件から、大分キヤノンマテリアルなど先端技術産業が立地している。
主要生産品・特産品・地酒
教育
高等学校
中学校
- 市立
小学校
- 市立
- 豊洋小学校
- 護江小学校
- 大内小学校
- 杵築小学校
- 東小学校
- 八坂小学校
- 北杵築小学校
- 東山香小学校
- 山香小学校
- 立石小学校
- 上小学校
- 山浦小学校
- 向野小学校
- 朝田小学校
- 田原小学校
- 小野分校(廃校)
交通
空港
隣の国東市にある大分空港が最寄りであり、杵築市内と大分空港を結ぶバスが運行されている。
鉄道
中心駅は杵築駅だが、市の中心部から大きく離れている。
なお、1922年から1966年まで国東鉄道(のちの大分交通国東線)が市内を通っていた。
路線バス
- 大分交通グループ - 大分交通本体と子会社の国東観光バスが運行する。中心部に杵築バスターミナル(旧国東線・杵築市駅)があり、杵築駅前とともに杵築市内路線の主要停留所となっている。杵築市内路線のほか、大分市・別府市と国東市を日出町・杵築市経由で結ぶ路線がある。
- 大分駅前 - 新川 - かんたん - 高崎山 - 別府北浜 - 別府交通センター - 亀川駅前 - 日出 - 杵築BT - 安岐 - 国東市民病院前 - 大分空港 - 武蔵 - 国東市役所前 - 国東
- 杵築駅前 - 中平 - 杵築BT - 安岐 - 国東市民病院前 - 大分空港 - 武蔵 - 国東市役所前 - 国東
- 杵築駅前 - 杵築市役所前 - 杵築BT
- 杵築駅前 - ハーモニーランド - 日出 - 暘谷駅前
- 杵築BT - 山口 - 安岐町役場前 - 国東市民病院前 - 安岐
- エアライナー - 大分空港連絡特急バス。市内の大分空港道路杵築ICにある停留所に停車する。
- 杵築IC - 大分空港
- ノースライナー - 県北部の中津市・宇佐市・豊後高田市と大分空港を結ぶ連絡バス。旧大田村内の大田支所前から利用可能。大分空港で乗降しない利用も可能。
- 杵築市コミュニティバス - 杵築市中心部と旧山香町および旧大田村を結ぶ市内循環コースと、旧杵築市・旧山香町・旧大田村のそれぞれの域内を運行する路線がある。いずれも土日祝日は運休する。
道路
- 大分空港道路 - 杵築市内は全区間無料
ほかに東九州自動車道(宇佐別府道路)が市内を通過しているが、市内にインターチェンジはない。大分農業文化公園インターチェンジおよび速見インターチェンジは杵築市域に近い場所にあり、これらのインターチェンジが最寄りとなる場所もある。
一般国道
主要地方道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所旧跡など
- 小熊山古墳・御塔山古墳
- 七双子古墳群 - 大字本庄字七双子から大字溝井字野田にかけて存在する古墳群。歴史的価値が高く、1961年(昭和36年)に行われた大規模調査では勾玉などが多数発掘された。
- 旧城下町 - 国の重要伝統的建造物群保存地区(杵築市北台南台伝統的建造物群保存地区)に選定。北台・南台に侍屋敷が並び、その谷間に町家が続く景観は、往時の面影を残す[3]。
- 杵築城 - 天守台跡に模擬天守
- カブトガニ生息地
- 若宮八幡社
- 白鬚田原神社
- 羽門の滝
- 轟地蔵
- 横岳自然公園
- 波多方峠 - 旧道からの眺め
- 甲尾山
- 清水寺の霊水 - 豊の国名水15選
- 水ノ口湧水 - 豊の国名水15選
- 山香温泉
祭事・催事
- きつきお城まつり(5月)
- ツール・ド・国東(5月)
- 天神祭(7月)
- 国東半島きつきトライアスロン(9月)
- 城下町健康歩行ラリー(10月)
- どぶろく祭り:10月17日・18日(白鬚田原神社)
- 若宮八幡社例大祭(12月)
盆踊り
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杵築市は、古くから盆踊りの盛んな地域であり、現在でも昔の踊りが残っている。殊に、山香は、テンポの速い踊りで有名で「山家踊り」などと呼ばれたものである。「よんべ山香の踊りをみたら…」で始まる口説き文句は広く知られており、いかに踊り熱心であったかがうかがわれる。現在でも、庭入りこそ行わなくなったものの盆踊りは盛んである。「供養踊り」「地蔵踊り」を分けて、2回盆踊りを行う地区もあるし、昔は、「お大師様の踊り」「八朔踊り」果ては「供養踊りの練習」などと名目を作って、何回も踊る地区も多かった。 以下、盆踊り唄を列挙する。
- 三つ拍子 - 市内全域で踊る。杵築の盆踊りの定番である。近隣の町でも踊る。
- レソ - 山間部で踊る。急テンポの踊りで、山浦地区には古い型が残る。別名「さえもん」。県を代表する踊りの一つ。
- 六調子 - 悠長な踊り。旧杵築市全域で踊る。なお、県北で踊る急テンポの六調子とは全く別の曲である。近隣の町でも踊る。
- 二つ拍子 - 太田と山香で踊り方や口説きの著しく異なる踊り。
- 豊前踊り - 主に、山香で踊る。六調子、二つ拍子と同系統の曲である。
- セーロ - 市内全域で踊るが添え物的なものである。別名「ヤッテンサンノ」。
- らんきょう坊主 - 向野地区に残る踊り。
- 一つなえ - 倉成地区に残る踊り。
- 粟踏み - 小武地区に残る踊り。
- ベッチョセ - 加貫地区でのみ踊る急テンポの踊り。県内でも加貫でしかみられない。
- マッカセ - 山間部に踊る所がある。県北を代表する踊りの一つ。
- さえもん - 旧杵築市全域で踊る。大分県内各地で踊るが、曲や踊りは多様である。(レソとは異なる。つまり杵築市内には大きく分けて2種類のさえもんがあるということ。昔は、大字大方平の一部では両方踊ったが今はどちらかしか踊らない。)
これらの唄で、一般に七・七調の段物を口説く。「鈴木主水」「阿波の鳴門」「四谷怪談」などの他に、「七島の由来」「孝子平助」「阿南清兵衛」「高熊山霊験」「田染」など、地域に根ざした口説きが伝承されている。 なお、「さえもん」「ベッチョセ」「らんきょう坊主」「一つなえ」および一部地域の「レソ」は、七・七・七・五の切り口説きである。
以下の踊りは、昔は踊っていたが現在は廃れているものである。大分県内の他の地域にはまだ残っている場合が多い。 猿丸太夫、浦辺の唐芋、団七、三勝、小町踊り、銭太鼓、かげ踊り、ばんば踊り他。特に団七踊りは、ひと頃は隆盛を極めたが、男・女・男の3人組み踊りというめずらしい形態のうえ道具がいるので、戦後は一気に廃れてしまった。
注釈
出典
- ^ “杵築 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年8月29日閲覧。
- ^ “選挙等の種類と任期・定数”. 杵築市. 2019年5月13日閲覧。
- ^ “町と歴史”. 杵築市観光協会. 2021年8月14日閲覧。
固有名詞の分類
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