情報 (教科) 教職課程

情報 (教科)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 11:54 UTC 版)

教職課程

2001年度から課程認定がなされ、教職課程において、この教科に係わる免許状では、普通教育に関する教科「情報」と専門教育に関する教科「情報」の両方が対象となっている(「外国語 (英語)」[注釈 2]や「保健体育」[注釈 3]なども同様)。このためか、他の専門教科の教職課程における「教科に関する科目」とは異なり、職業指導の科目区分の設定がなされていない。

教育職員免許状のうち、高等学校教諭の情報の一種免許状を授与されるためには、「教科に関する科目」として、教育職員免許法施行規則に定めた次の科目区分の単位を都合20単位以上修得しなければならない(ただし、「一般的包括的内容を含む」という条件が付くため、20単位を超過する場合もある。また、一種免許状の別表第1に規定される「教科又は教職に関する科目」の法定単位数を充足するために、上乗せが必要な場合もある)。専修免許状の場合は、一種の要件(あるいは、すでに一種免許状を授与されている状態[注釈 4])に「教科又は教職に関する科目」を24単位上乗せ(単位修得)し、修士の学位を得るすることで授与される。

教育職員免許法施行規則に規定する科目 必履修単位数 科目名事例
情報社会及び情報倫理 1以上 情報社会論、知的所有権論
コンピュータ及び情報処理
実習を含む。)
1以上 コンピュータサイエンス入門、コンピュータアーキテクチャプログラムのしくみ、アルゴリズム情報システム学概論I、プログラミング基礎
情報システム
(実習を含む。)
1以上 データベースシステム、データベース技術、情報システムの設計、システム設計演習
情報通信ネットワーク
(実習を含む。)
1以上 コンピュータ概論、コミュニケーション概論、ネットワークセキュリティ
マルチメディア表現及び技術
(実習を含む。)
1以上 ディジタル画像概論、音声情報処理、CGモデリング、CGレンダリング
情報職業 1以上 情報職業論

注釈

  1. ^ 文科省が例示している英語教科名「Information」に至っては、もはや教科としての意味は一般には存在しない。
  2. ^ 普通教科としては「外国語」で英語を取り扱う形だが、専門教科としては「英語」となる。
  3. ^ 普通教科としては「保健体育」だが、専門教科としては「体育」となる。
  4. ^ ただし、施行規則第十条六の第1項の規定は適用されない。

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