庄内藩 庄内藩に関連した小説

庄内藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 02:43 UTC 版)

庄内藩に関連した小説

旧藩領内鶴岡市出身の小説家・藤沢周平が書いた一連の歴史小説には、庄内藩の歴史に取材したものがある[42]

  • 長門守の陰謀:初代・忠勝の実弟・長門守忠重が我が子を藩主に据えようと画策した騒動(長門守一件)を描いた短編
  • 義民が駆ける:三方領地替えを阻止すべく行動した義民を描いた[43]
  • 回天の門:庄内藩出身の幕末の志士・清河八郎を描いた[43]

また、藤沢周平の多くの時代小説の舞台である架空の藩「海坂藩」は庄内藩がモデルとみなされ、映画『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』『武士の一分』(ともに山田洋次監督)、『蟬しぐれ』(黒土三男監督)で映像化されている。

参考文献

関連項目

  • 酒井氏
  • 酒田本間氏(「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様」という歌も詠まれるほどの酒田の豪農一族)
  • 竹生嶋流(特に出羽松山藩で伝承された棒術(『藩史大事典 第1巻』 (1988)、p.443))
  • 新徴組(庄内藩預かりの江戸市中の警備組織)
  • 清河八郎(庄内藩出身の志士)
  • 荘内神社(4人の庄内藩主が御祭神の神社)
  • 魚拓(庄内藩が発祥とされる)

注釈

  1. ^ 「きちんとした生活」とは、「備中国(現:岡山県)出身の古川古松軒の視点から見て、上方西日本)の平民レベルの生活」という意味である[2]
  2. ^ 横山他 (1998)、p.140 では酒井忠解への大山領の分知を慶安2年(1649年)としている。

出典

  1. ^ 大山柏『戊辰役戦史』に「(不甲斐ない官軍に比べて)庄内兵は良く戦った。兵力の大部分が訓練の未熟な町農兵で装備も不十分なのに優勢な官軍に対して国境線を守り通した」とある。
  2. ^ a b 宮本常一『古川古松軒/イザベラ・バード (旅人たちの歴史 3)』未来社、1984年、9-37頁。 
  3. ^ 【わがマチ イチ押し・遊】荘内藩ハママシケ陣屋跡(石狩市)埋もれた史跡を復元『読売新聞』朝刊2020年12月25日(北海道版)
  4. ^ 渋谷光敏『庄内沿革誌』1894年.
  5. ^ 2011年2月7日『朝日新聞』朝刊10面
  6. ^ 「戊辰戦争中の会津、庄内両藩 蝦夷地所領 プロイセンに提示 資金か軍隊派遣と引き換えに」『読売新聞』朝刊2017年5月17日文化面
  7. ^ 『藩史大事典 第1巻』 (1988)、p.412
  8. ^ a b 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、p.191
  9. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、pp.191-192.
  10. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、p.192
  11. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、pp.192-193.
  12. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、p.193
  13. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、pp.193-194.
  14. ^ a b 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、p.194
  15. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、pp.194-195.
  16. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、p.195
  17. ^ レファレンス協同データベース:レファレンス事例詳細 2012年8月29日閲覧。
  18. ^ “根ほり葉ほり 日本文化広く発信したい”. 朝日新聞デジタル. (2016年9月5日). http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW20160905060240001.html 2016年12月15日閲覧。 
  19. ^ 斎藤 (1995)、p.24
  20. ^ 斎藤 (1995)、p.172
  21. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、pp.208-209.
  22. ^ a b 『藩史大事典 第1巻』 (1988)、p.431
  23. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、p.209
  24. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、pp.209-210.
  25. ^ a b 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、p.210
  26. ^ 『三百藩藩主人名事典 第1巻』 (1986)、pp.210-211.
  27. ^ a b 斎藤 (1995)、p.274
  28. ^ a b 横山他 (1998)、p.140
  29. ^ a b 斎藤 (1995)、p.52
  30. ^ 『藩史大事典 第1巻』 (1988)、p.429
  31. ^ 『庄内の歩み2』財団法人致道博物館公式HP 2012年8月21日閲覧。
  32. ^ a b c 『山形県史:近世編上』 (1985)、p.221
  33. ^ 本間 (2007)、pp.221-223.
  34. ^ 斎藤 (1995)、pp.12-13
  35. ^ a b c 金山 (2012)、p.40
  36. ^ 金山 (2012)、p.42
  37. ^ a b c d e f 金山 (2012)、p.45
  38. ^ 斎藤 (1995)、pp.37-38.
  39. ^ 『藩史大事典 第1巻』 (1988)、p.430
  40. ^ 日本史籍協会編『藩制一覧』1929年。
  41. ^ 宮武外骨『府藩県制史』名取書店、1941年、59頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1277286/1/40 
  42. ^ 『藤沢周平作品ゆかりの地案内板』 山形県鶴岡市観光連盟 2012年8月23日閲覧。
  43. ^ a b 『藤沢周平氏ゆかりの地』山形県東京事務所首都圏情報 2012年8月23日閲覧。


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