工藤統太郎 来歴

工藤統太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 06:10 UTC 版)

来歴

北海道室蘭市地方紙室蘭民報社に勤める両親の長男として生誕。4歳から音楽教室、7歳からピアノを習う。

後に母親が飲食店の多店舗経営に乗り出し一時期家は裕福であったようだ。1970年オイルショックで鉄の町といわれた室蘭は景気が低迷し同時期に母が癌により他界したことにより店舗はすべて閉鎖となり一家はどん底を味わう。

地元の室蘭清水丘高校を卒業後、札幌学院大学人文学部、人間科学学科へ入学するが学費と生活費を稼ぐ為にアルバイト三昧で殆ど学校へは通えなかったという。

同時期に設立されたNACタレントセンターの一期生となり舞台俳優としての訓練を受け後に自ら劇団を主宰して舞台を中心にテレビ、ラジオ、イベントへと出演の場を広げていく。

養成所の北海道責任者で俳優の北川陽一郎からの勧めで広告代理店三幸エージェンシーへ入社。テレビ番組制作、人材派遣、イベント制作などを経験し25歳で独立。テレビドラマ、映画、コマーシャルへ人材を派遣する株式会社フェイムを設立して代表取締役となる。

30歳で社内に教育機関として北海道ジュニアアクターズスタジオ(後にアクターズスタジオ)を創設して全国17ヶ所(札幌3か所、旭川恵庭函館仙台郡山東京つくば、金沢、大阪3か所、神戸徳島福岡)で芸能人の卵たちを発掘育成するシステムを構築していった。

大手芸能プロダクションと業務提携をしたのも特徴のひとつで、ライジングプロダクションアミューズスターダストプロモーション舞夢プロトライストーン・エンタテイメント等の大手と手を組んだ。また自らテレビ地上波の枠を買い取りプロデューサーとして自主制作した番組をスポンサーを付けて放送するシステムをつくりテレビ北海道東日本放送などにそれぞれ口座を持ってレギュラー番組を提供していた。

アクターズスタジオを全国展開するにあたりベンチャーキャピタル日本アジア投資株式会社からの出資をうけるが後にそれを仕手集団に買われて株式の過半数を占有されアクターズスタジオを運営する株式会社フェイムの代表取締役を解任されるが当時業務提携していた芸能プロダクションライジングプロダクションの平哲夫社長、スタジオアリスの本村会長、ケイセイ正木建設の正木社長などの助けを借りて株式会社アクターズスタジオネットワークを設立した。

飲食店やブテック、ホテルなどのプロデュースも手掛け、今まで自ら経営してきたのは「玉ネギーホール」「T-BIRDS」「DCブランド原価ショップ」「glove」「微風」「アンティークショップMAKOTOYA」「Winston SAPPORO」。運営に携わったのが「あんみつ姫」(ワールド実業)「バナナムーン」(加森観光)「バレーヌホール」「grass」「龍~ロン~」などがある。25歳~27歳までの2年間はダンサーとして「玉ネギーホール」「バレーヌホール」で毎晩タップダンスのステージへ本人いわくセンターとしてジャズピアニストの福井良などと一緒に出演していた。

人材派遣、紹介、外国人の就労に長く携わっている為、ロシアからショーダンサー、スペインからフラメンコギタリスト、イギリスから舞台俳優など多くの招聘実績があり、現在は複数の企業と契約して主に外国人の就労コンサルティングをやっている。

自ら設立した芸能プロダクションではアジアをマーケットとした映画制作、音楽配信を展開している。


  1. ^ a b c d e f g h テレビドラマ人名録 工藤統太郎”. 株式会社キューズ・クリエイティブ. 2021年10月20日閲覧。





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