富山市議会
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不祥事
- 2016年
- 6月9日 - 中川勇が北日本新聞の女性記者を押し倒し、取材メモを奪ったとして、同社が暴行と窃盗容疑で富山県警に被害届を提出[7]。
- 6月15日 - 富山市議の報酬を月額70万円に増額する条例を可決したが、後述の不正受給問題の発覚により凍結・撤回を検討している[8]。
- 8月30日 - 自民党会派前会長の中川勇が政務活動費約786万円を不正受給したとして辞意を表明。白紙の領収書を使って架空の市政報告会60回分を請求していた[9]。その後9月には市議6人が相次いで辞意を表明。
- 9月10日 - 自民会派の村山栄一(2人目)が約469万円を不正に請求したとして辞表を提出[10]。
- 9月12日 - 岡本保(3人目)が不正受給したことを認め辞表を提出[11][12]。岡本によると、「2013年5月に富山市内で開いた市政報告会の茶菓子代として領収書を自作、20万円を政活費に計上した」という[12]。
- 9月14日 - 民政クラブ幹事長の針山常喜と同会長の高田一郎(4・5人目)が辞表を提出[11]。1182万円の政務活動費を不正受給したことを発表。市民団体が富山県警察本部に詐欺容疑で自民会派の中川勇と谷口寿一を刑事告発した[13]。
- 9月15日 - 藤井清則、浅名長在エ門(6・7人目)が辞意を表明[14][15]。
- 9月16日 - 自民会派の谷口寿一(8人目)が辞意を表明[16]。
- 9月19日 - 市議会議長を務める自民会派の市田龍一(9人目)にも政務活動費の不正受給が発覚し、市田は議員辞職の意思を固めたことが報じられる[17]。
- 23日、全国市民オンブズマン連絡会議は、2015年度の政務活動費を全国で富山市議会のみが使い切っていたと発表した[18]。
- 9月28日 - 自民会派の岡村耕造(10人目)が辞職。政務活動費を架空請求していたことを認め議員辞職願いを提出。「事務員が気を利かせてやったのだと思う」と釈明[19]。
- 9月29日 - 自民会派の丸山治久(11人目)が辞職。政務活動費を架空請求していたことを認め議員辞職願いを提出[20]。
- 10月4日 - 自民会派の浦田邦昭(12人目)が辞職。使途を偽って政務活動費を請求してたことを認め議員辞職願いを提出[21]。
- 11月8日 - 自民会派の宮前宏司(13人目)が辞職。市内の郵便局長がパソコンで自作した領収書を使い政務活動費を受け取った疑い。架空請求は否定するも辞職願を提出[22]。
- 2017年
- 3月22日 - 自民会派の笹木豊一(14人目)が辞職。白紙領収書を使って約12万円の政務調査費を不正取得したことを認め辞職願を提出[23]。
- 2019年
- 1月30日 - 富山県警が、いずれも自民党会派の村上和久や元市議5人らを詐欺などの疑いで書類送検。同日、中川については、女性記者を押し倒して取材メモを奪った窃盗と暴行容疑でも書類送検[24]。
- 1月31日 - 虚偽の領収書を提出するなどして政務活動費を詐取した疑いで、30日書類送検された村上(議員辞職した市田に代わって議長となった)が、議長を辞任。議員辞職はせず[25]。
- 2月22日 - 12日に議長に就任したばかりの自民党会派の横野昭が21日、2013年と15年に開催した市政報告会で、不適切な政務活動費の支出があったと発表した。進退については「批判が出ることも覚悟して頑張っていく」と辞任をしないことを明らかにした[26]。
- 6月25日 - 日本維新の会の木下章広が議会事務局に無断で立ち入り女性職員の机上の書類を物色しているのを職員本人に目撃された[27]。また木下章広は女性職員に私的なメールを送ったりしていた。事務局の聞き取りに対し木下章広は「どんな仕事をしているのか興味本位でやった」と話している[27]。
- 7月3日 - 木下章広に辞職を促す糾弾決議案を市議会定例会最終日の3日に提出[27][28]。同案はのちに可決された。
- 9月3日 - 木下章広に対する辞職勧告決議案が全会一致で可決した[29][30]。辞職勧告決議は「糾弾決議の重さに向き合おうとせず、議員活動を継続する意思を示すなど看過し得ない状況となっている」と指摘し、「辞職することを強く求める」としている[29]。木下章広は取材に対し、「今の時点で辞めることは考えていない。捜査の結果が出てから判断できると思う」と述べた[31]。
- 9月10日 - 富山県警が木下章広を建造物侵入の疑いで書類送検。市は7月5日に県警に被害届を提出し、その後県警が建造物侵入容疑で木下章広の自宅や議員控室を家宅捜索していた[32]。
- 12月24日 - 木下章広に対する2度目の辞職勧告決議案が全会一致で可決した[33]。
- 2020年
- 3月25日 - 木下章広に対する3度目の辞職勧告決議案が全会一致で可決した。木下章広は「いばらの道だが、議員を続ける。革命的な議会改革案を市民に示したい」と辞職を否定[34]。
- 6月11日 - 木下章広に対する4度目の辞職勧告決議案が、賛成多数で可決した。木下章広は「辞めないという思いは全く変わっておりません」と述べ、その理由は「批判があることは承知の上で、私にしか言えないことがあると思っているので、最終的にそれが実現していけば、市民の皆さんの幸せにつながるはずだ」とした[35]。
- 9月3日 - 木下章広に対する5度目の辞職勧告決議案が全会一致で可決した。木下章広は本会議終了後、報道陣に「今の時点では辞めることは考えておりません」と話し、辞職を否定[36]。
- 12月1日 - 木下章広に対する6度目の辞職勧告決議案が全会一致で可決した。木下章広は「辞めない意思は変わらない。政務活動費問題は解決しておらず、市民の幸せと利益のために議員活動を続ける」と説明[37]。
- 2021年
- ^ “富山県/市町村長等名簿”. 富山県 (2024年4月1日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “正副議長の紹介・あいさつ|富山市公式ウェブサイト”. 富山市 (2024年3月27日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “会派別議員名簿|富山市公式ウェブサイト”. 富山市 (2024年4月2日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “富山市議会、議員報酬月10万円増額を可決 中核市で最高に”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2016年6月16日) 2018年11月3日閲覧。
- ^ a b “全国最高の報酬撤回へ 富山市議会自民党が調整”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2016年9月22日) 2017年7月4日閲覧。
- ^ 富山市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例、平成17年4月1日条例第52号(平成29年4月1日施行)。
- ^ “富山市議が女性記者押し倒し、取材メモ奪う…北日本新聞社が被害届提出”. 産経新聞 2016.6.10 11:33. 2020年8月16日閲覧。
- ^ “富山市議会、議員報酬の増額撤回 政活費不正問題の発端”. 朝日新聞 2016年12月1日 23時11分. 2020年8月24日閲覧。
- ^ 市政報告会60回…請求の経費全て架空 富山政活費不正朝日新聞デジタル 2016年9月16日閲覧
- ^ “政活費不正、総額469万円に 富山市議が辞職願”. 朝日新聞 2016年9月8日 11時41分. 2020年8月24日閲覧。
- ^ a b 富山市議会 不正で議員3人が辞職 さらに2人辞職へ[リンク切れ] NHKニュース 2016年9月16日閲覧
- ^ a b “富山政活費不正自民市議「領収書偽造」謝罪し3人目辞職”. 産経ニュース (産経新聞社). (2016年9月12日) 2017年7月4日閲覧。
- ^ 富山市議会の政活費不正、2氏を告発 市民団体、県警に朝日新聞デジタル 2016年9月16日閲覧
- ^ 富山市議会 政務活動費の不正で新たに1人が辞職願[リンク切れ]NHKニュース 2016年9月16日閲覧
- ^ 富山市議会 政務活動費の不正 辞職議員は7人に[リンク切れ]NHKニュース 2016年9月16日閲覧
- ^ 8人目が辞意、政活費不正毎日新聞 2016年9月16日閲覧
- ^ “ついに市議会議長が議員辞職へ 不正受給発覚後、9人目 議員報酬値上げの「首謀者」”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. (2016年9月19日) 2016年9月19日閲覧。
- ^ “【最新調査結果】政務活動費執行率+公開度 調査結果発表(16/10/5一部追加) – 全国市民オンブズマン連絡会議”. 2021年12月8日閲覧。
- ^ 【富山市議政活費不正】今度は「架空視察」、10人目の辞職へ 「事務員が気を利かせたのでは」と釈明も… - 産経WEST
- ^ 富山市議、また辞職=11人目、政活費を架空請求:時事ドットコム
- ^ 12人目浦田氏が辞職 富山市議会の政活費不正 - 富山県のニュース | 北國新聞社[リンク切れ]
- ^ 富山市議会:13人目辞職…補選2日後、再び欠員状態に毎日新聞 。
- ^ 富山市議会、14人目が辞職 政調費不正問題:朝日新聞デジタル
- ^ 富山市議長ら書類送検=政活費不正受給、詐欺容疑-県警 時事通信社 2019年1月30日配信 2019年1月31日閲覧
- ^ “富山市議長が辞任の意向”. NHK NEWS WEB 2019年1月31日. 2020年8月16日閲覧。
- ^ 横野氏、返還へ 不適切受給認める /富山 毎日新聞 (2019年2月22日) 2019年2月22日閲覧。
- ^ a b c “机物色市議の被害届提出へ 建造物侵入容疑、富山市”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2019年7月5日) 2021年4月19日閲覧。
- ^ 事務局へ無断で立ち入り 女性職員に私的メールも[リンク切れ] 中日新聞 (2019年7月3日) 2019年7月3日閲覧。
- ^ a b “机物色の市議に辞職勧告 富山、全会一致で可決”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2019年9月3日) 2021年4月19日閲覧。
- ^ “女性職員の机物色の木下富山市議に辞職勧告”. 日刊スポーツ. (2019年9月3日) 2019年10月2日閲覧。
- ^ “机物色の市議に辞職勧告 富山、全会一致で可決”. 日本経済新聞 2020年8月16日. 2020年8月16日閲覧。
- ^ “机物色の富山市議を書類送検 建造物侵入の疑い”. 産経新聞 2019.9.10 17:12. 2020年8月24日閲覧。
- ^ “木下氏辞職勧告、2回目決議可決 富山市議会 /富山”. 毎日新聞. (2019年12月25日) 2019年12月25日閲覧。
- ^ “木下市議に3度目辞職勧告 受け入れず、再出馬に含み”. 北日本新聞 2020.03.26 00:20. 2020年8月16日閲覧。
- ^ “もう4度目… 木下市議「辞めない」/富山”. 富山チューリップテレビ 2020/6/11(木) 19:48配信. 2020年8月16日閲覧。
- ^ “木下氏の辞職勧告可決 富山市議会「看過し得ない状況」 /富山”. 毎日新聞 2019年9月4日. 2020年12月21日閲覧。
- ^ “女性職員の机物色で略式命令の富山市議 市議会が6回目の辞職勧告”. 毎日新聞 2020年12月1日13時54分. 2020年12月21日閲覧。
- ^ 富山市議選で現職の元議長落選 政活費不正で「有罪判決が影響」(2021年4月19日配信)、Yahoo!ニュース。
- ^ a b c “富山市議会の旧統一教会決別決議に、信者提訴 「信教の自由侵害だ」”. 朝日新聞デジタル (2022年12月16日). 2023年9月28日閲覧。
- ^ “富山市議の政務活動費不正問題、議会の腐敗と議員の開き直りを追ったドキュメンタリー映画「はりぼて」公開”. ザテレビジョン 2020/8/14(金) 14:58配信. 2020年8月16日閲覧。
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