宇宙戦艦ヤマトIII
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スタッフ
- 企画・製作・総指揮 - 西崎義展
- 監督・総設定 - 松本零士
- 監督 - 山本暎一
- アニメーション・ディレクター - 棚橋一徳
- 総作画監督 - 小泉謙三
- SF設定協力 - 豊田有恒、星敬、出渕裕
- メカデザイン - 板橋克己、サブマリン
- 美術監督 - 伊藤主計、勝又激
- 撮影監督 - 菅谷信行
- 音響監督 - 鳥海俊材
- 音響制作 - ザック・プロモーション
- 編集 - 井上千造
- 編集所 - 映広音響
- 音楽 - 宮川泰
- 担当プロデューサー - 福尾元夫、山根治、野崎欣宏、山田哲久、横山和夫
- 制作 - よみうりテレビ、東京動画
主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
※テレビ版第1・2作と同じく、「宇宙戦艦ヤマト」がオープニングテーマだが、後期レコードバージョンの前半部分と、第一作TVシリーズで使用したオープニングの後半部分とを編集で繋げて1コーラスにしている。この2曲はテンポが微妙に異なるため、繋いだ部分("銀河を離れイスカンダルへ〜")からテンポアップして聴こえる。後半部の音源が元々モノラルだったため、全体としてもモノラルでダビングされている。
「銀河伝説」は、もともと劇場版『ヤマトよ永遠に』のために作られた歌で、オリジナルの岩崎宏美歌唱版が本作でも使用された。初出音盤は「ヤマトよ永遠に」と題されたシングル・レコード(SV-7030、1980年8月にビクターより発売)。
「別離」と「ヤマトよ永遠に」の詞は、『ヤマトよ永遠に』の劇場公開記念に一般公募されたものから選ばれた[10]。この2曲の初出音盤は「宇宙戦艦ヤマトIII」と題されたシングル・レコード(CK-571、1980年12月に日本コロムビアより発売)[注 6]。「ヤマトよ永遠に」の作詞者はヤマトの熱烈なファンで、後に声優となった安藤ありさである。同じ一般公募の「別離」には山口洋子による修正が入ったのに対して、安藤の詞はほぼそのまま採用された[11]。
なお、1980年12月には『宇宙戦艦ヤマト 主題歌・ヒット曲集』というLPレコード(CQ-7058[注 7])も日本コロムビアから発売されているが、それには「銀河伝説」の堀江美都子カヴァー版は収録されたものの、「別離」と「ヤマトよ永遠に」は収録されなかった。
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 作画監督 | 演出 | 人類絶滅まであと |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1980年 10月11日 |
太陽系の破滅 | 山本暎一 | 白土武 | 高橋信也 | 棚橋一徳 | 343日(推定)[注 8] |
第2話 | 10月18日 | 銀河系大戦 | 小泉謙三 | 337日(推定)[注 9] | |||
第3話 | 10月25日 | ヤマト暁の発進 | 芦田豊雄 | 329日 | |||
第4話 | 11月1日 | あの火星を撃て | 藤川桂介 | 遠藤政治 | 小泉謙三 | 328日 | |
第5話 | 11月8日 | SOS! ラジェンドラ号 | 白土武 | 宇田川一彦 | 326日 | ||
第6話 | 11月15日 | 激闘! 11番惑星空域 | 山本暎一 | 小泉謙三 | 川喜多繁 | 325日 | |
第7話 | 11月22日 | アルファ星波高し | 松野達也 | 芦田豊雄 | 311日 | ||
第8話 | 11月29日 | 最後の開拓者 | 山本英明 | 白土武 | 白土武 | 308日 | |
第9話 | 12月6日 | バーナード星の決闘 | 小泉謙三 | 棚橋一徳 | 306日 | ||
第10話 | 12月13日 | ダゴン新鋭艦隊の反撃 | 笹川ひろし | 宇田川一彦 | 285日 | ||
第11話 | 12月20日 | ヤマト危し! 魔の白鳥座星域 | 宇田川一彦 | 笹川ひろし | 283日 | ||
第12話 | 12月27日 | 宇宙の流刑地 | 白土武 | - | 川喜多繁 | 228日 | |
第13話 | 1981年 1月10日 |
恐るべし! ボラー連邦 | 白土武 | 227日 | |||
第14話 | 1月17日 | 次元潜航艇ガルマンウルフ | 山本暎一 山本英 |
芦田豊雄 | 207日 | ||
第15話 | 1月24日 | ヤマト捕わる!! | 宇田川一彦 | 207日 | |||
第16話 | 1月31日 | デスラーの祝日 | 山本英明 | 笹川ひろし | 小泉謙三 | 棚橋一徳 | 183日 |
第17話 | 2月7日 | デスラー帝国危機一髪 | 高橋信也 | 182日 | |||
第18話 | 2月14日 | 怒る太陽 | 白土武 | 小泉謙三 | 川喜多繁 | 153日 | |
第19話 | 2月21日 | 惑星ファンタムへの道 | 根本祥二 | 白土武 | 139日 | ||
第20話 | 2月28日 | 幻の惑星 | 遠藤政治 | 宇田川一彦 | 118日 | ||
第21話 | 3月7日 | 打ち砕かれた希望 | 笹川ひろし | 小泉謙三 | 棚橋一徳 | 113日 | |
第22話 | 3月14日 | さらば 夢の星よ | 高橋信也 | 笹川ひろし | 111日 | ||
第23話 | 3月21日 | 激戦! スカラゲック海峡星団 | 白土武 | 宇田川一彦 | 51日 | ||
第24話 | 3月28日 | シャルバート星の秘密 | 笹川ひろし | 46日 | |||
第25話 | 4月4日 | ヤマト あの太陽を撃て! | 山本英明 | 白土武 | 小泉謙三 | 棚橋一徳 | (約30日) |
注釈
- ^ 普通のアニメなら十分な視聴率であるが、「ヤマト」というビッグネームに期待されたハードルはさらに高かったのである。[独自研究?]さらに春以降に放送を継続した場合に放送枠が競合するプロ野球巨人戦に比べれば低視聴率である。
- ^ なお、この事前番組は、広島テレビでは広島県域ローカルのプロ野球中継(広島東洋カープ対ヤクルトスワローズ、第24回戦)のため9月27日(土曜日)13:00 - 14:25に遅れネットで放送する予定が組まれていた(出典:産経新聞・読売新聞・各岡山版、1980年9月25・27日、テレビ・ラジオ欄)。ただし当該試合は中止となったため、27日の各新聞の番組欄は25日中止時の別番組への差し替えを忘れたものか、25日に別のローカル特別番組を放送して、当初の予定通り27日に放送したのか、25日に放送した後改めて27日にも放送したのかどうか不明。
- ^ ラジオ番組『セイ!ヤング』の特番で西崎義展が紹介している。
- ^ 砲身のマークはガミラス、ガトランティス、自動惑星ゴルバとの戦歴を意味しており、続編の「宇宙戦艦ヤマトIII」、「宇宙戦艦ヤマト完結編」まで描かれているが、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」においては砲身の線は廃止され、錨マークのみ受け継がれている。
- ^ 副弾頭タイプも一部は防衛網を突破しているが、これは反乱を起こしたシャルバート信者が、当該地区の迎撃システムのコンピューターを破壊したためである。
- ^ 2曲共に、放映で使われたテイクはシングルレコード版とは異なるテレビバージョンである。
- ^ 同LPは1995年に『宇宙戦艦ヤマト SONG COLLECTION』としてCD化されている(COCC-12875)。
- ^ 「ヤマト発進まであと2週間」というナレーションと第3話の日数からの考察[12]。
- ^ ダゴン艦隊のケンタウルス座アルファ星襲撃時点でヤマト発進まで6日と見積もられており、ラストシーン時点はその翌日以降(サイモンが大学を解雇済であることから)のため、ヤマト発進まで5日と考察されている[12](ただし、この考察に従うと日数は本来334日になる)。
- ^ 第21話のヘルマイヤー初登場シーンなどで流れる明るい曲。
- ^ 第8話の新反射衛星砲初弾発射シーンなどで流れる戦闘曲。
- ^ 2012年10月23日、新宿ピカデリーのヤマト2199「ヤマトーク」にて。この日に指摘を受け、30年以上経って「え? 敵側の音楽だったの!?」と気付き、会場の笑いを取っていた。
出典
- ^ 『ヤマトよ永遠に ファイナルデラックス版』西崎音楽出版、1980年12月、p. 198。
- ^ 「第二章 伝説の拡散 宇宙戦艦ヤマトIII」『いま語るべき宇宙戦艦ヤマト』p. 111。
- ^ 「ヤマトIII構成案 〈参考資料〉ヤマトIII・星間国家系統図」『ロマンアルバム・デラックス43 宇宙戦艦ヤマトIII』徳間書店、1981年6月、p. 112。
- ^ 「私にもひとこと……」『ロマンアルバム・デラックス43 宇宙戦艦ヤマトIII』徳間書店、1981年6月、p. 113。
- ^ 「宇宙戦艦ヤマト完結編」では、コスモゼロの操縦もしている。
- ^ 第6話において、負傷したクルーを介抱する土門に、人命救助より炊事を優先させるよう怒号を浴びせる。これにより土門は生活班任務の重要性を認識し、その後は真剣に従事することとなる。
- ^ 第6話では自らの逃亡のため、副官の抗議を却下してほとんどの味方艦を置き去りにする。
- ^ 最終話でヤマトを奇襲したベムラーゼも、ヤマトが戦闘状態でなかったとはいえ、事実上勝利している。
- ^ ハイペロン爆弾(重核子爆弾)は、『ヤマトよ永遠に』において、デザリアムの科学の粋を結集して製造された最新兵器であると語られている。
- ^ 「YAMATO III NEW ENDING」『ロマンアルバム・デラックス43 宇宙戦艦ヤマトIII』徳間書店、1981年6月、p. 119。
- ^ 『ロマンアルバム・デラックス43 宇宙戦艦ヤマトIII』徳間書店、1981年、pp.118-119
- ^ a b 「DISC.1」『宇宙戦艦ヤマトIII DVDメモリアルボックス 保完ファイル』p. 10。
- ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ 1981年4月号』徳間書店、1981年。pp. 114 - 115。
- ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1980年11月号、徳間書店、113頁。
- ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ 1981年10月号』徳間書店、1981年。p. 101。
- ^ 「ヤマトIIIの時代検証2 80~81年『ヤマトIII』時の関連本」『宇宙戦艦ヤマトIII DVDメモリアルボックス 保完ファイル』p. 37。
- ^ 「ヤマトIIIの時代検証2 80~81年『ヤマトIII』時の関連本」『宇宙戦艦ヤマトIII DVDメモリアルボックス 保完ファイル』p. 36。
- ^ 「SpecialArea Area.7 効果」『ロマンアルバム・デラックス43 宇宙戦艦ヤマトIII』徳間書店、1981年、p. 53。
- ^ 松本零士著『宇宙戦艦ヤマト2 冒険王オリジナル復刻決定版・下巻』復刊ドットコム、2018年10月、pp. 299-301。ISBN 978-4835456096。掲載されている出渕裕インタビューより。
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