ロックマン (ゲーム) 移植版

ロックマン (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 00:53 UTC 版)

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ロックマンメガワールド
Mega Man: The Wily Wars
Mega Man: The Wily Wars
199410211994年10月21日
199412311994年12月31日
199504031995年4月3日
メガドライブ カプコン カプコン 16メガビットロムカセット T-12053
T-12046-50
2 ロックマンコンプリートワークス 199908051999年8月5日
PlayStation インテック カプコン CD-ROM SLPS-02220
3 ロックマン 2003年1月16日[3][4]
mova504i専用
iアプリ
カプコン カプコン ダウンロード
(カプコンパーティ)
-
4 ロックマンコンプリートワークス
PS one books
200304242003年4月24日
PlayStation インテック カプコン CD-ROM SLPM-87250 廉価版
5 ロックマン 2004年5月1日[5]
200409202004年9月20日
QVGA機種
EZアプリ
カプコン カプコン ダウンロード
(クラブ☆カプコン)
- BREW対応版は12月1日に配信[6]
6 Mega Man Anniversary Collection 200406232004年6月23日
PlayStation 2
ニンテンドーゲームキューブ
Atomic Planet カプコン DVD-ROM
8センチ光ディスク
- 他シリーズの9作品との合同収録作。PlayStation版を収録
7 Mega Man Anniversary Collection 200503152005年3月15日
Xbox Atomic Planet カプコン DVD-ROM - 他シリーズの9作品との合同収録作。PlayStation版を収録
8 ロックマンロックマン 200603022006年3月2日
200603142006年3月14日
200603242006年3月24日
PlayStation Portable カプコン カプコン UMD ULJM-05044 リメイク作品
9 カプコンゲームブックス
ロックマンコンプリートワークス
200703282007年3月28日
PlayStation インテック カプコン CD-ROM SLPM-87409 画集付
10 ロックマン完全版 2007年6月4日[7][8]
FOMA900iシリーズ
iアプリ
カプコン カプコン ダウンロード
(カプコンパーティ)
-
11 ロックマン 200706222007年6月22日
200807292008年7月29日
200808182008年8月18日
Wii カプコン カプコン ダウンロード
バーチャルコンソール
-
12 ロックマン完全版 2008年4月1日[9]
SoftBank 3G対応機種
S!アプリ
カプコン カプコン ダウンロード -
13 ロックマン完全版 2008年4月3日[9]
BREW3.1対応機種
(EZアプリ)
カプコン カプコン ダウンロード
(とりきり★カプコン)
-
14 ロックマン 200908122009年8月12日
PlayStation 3
PlayStation Portable
PlayStation Network
インテック カプコン ダウンロード
ゲームアーカイブス
- PlayStation版の移植
15 ロックマン 2012年7月18日[10]
201210182012年10月18日
201212272012年12月27日
ニンテンドー3DS カプコン カプコン ダウンロード
(バーチャルコンソール)
-
16 ロックマン 201305022013年5月2日
201306122013年6月12日
Wii U カプコン カプコン ダウンロード
(バーチャルコンソール)
-
17 ロックマン クラシックス コレクション 201508252015年8月25日
201508252015年8月25日
201605262016年5月26日
PlayStation 4
Xbox One
Steam
Digital Eclipse カプコン ダウンロード - 他シリーズの5作品との合同収録作
18 ロックマン クラシックス コレクション INT 201602232016年2月23日
PlayStation 4
Xbox One
ニンテンドー3DS
Digital Eclipse カプコン DVD-ROM
3DSカード
- 他シリーズの5作品との合同収録作
19 ロックマン クラシックス コレクション INT 201805242018年5月24日
Nintendo Switch Digital Eclipse カプコン ゲームカード
ダウンロード
- 他シリーズの5作品との合同収録作
メガドライブ版
PlayStation版
FC版をそのまま移植し、そこに様々な要素を追加したもの。以降『6』まで同様の移植作品が「ROCKMAN COMPLETE WORKS(ロックマンコンプリートワークス)」と称され、約1ヵ月毎に発売されている。
FC版をそのまま再現したモード(オリジナルモード)以外の要素は以下の通り。
ナビモード
ステージ中で攻略のヒントが見られるモード。オリジナルモードとの違いは以下の通り。
  • ステージ中、画面左下に“!”マークが表示される箇所でセレクトボタンを押すと、その場面を攻略するためのヒントを聞くことができる。
  • ステージの特定個所で、次に進むべき方向がサポートキャラクター(エディーやビート)によって示される。
  • ライフエネルギーや武器エネルギーのゲージ、武器選択画面のデザインが新しくなっている。
  • ナビモード開始時に特定のコマンド入力を行うことで、一部のBGMがアレンジ版のものとなる。なお、ワイリーステージ1・2のみ、原曲と異なる曲(ロックマン・ザ・パワーバトルのイエローデビル戦)になる。
  • PocketStationで攻撃力やライフエネルギー量を強化させたロックマンやボスキャラクターを登場させられる(詳細は後述)。
オプション
難易度・ゲームスピードの調整、FC版同様の画面のちらつきの有無などの設定が可能。
データベース
ゲーム中に出会った敵のグラフィック(一部はキャラクターイラスト)と簡単な紹介文が閲覧できる。他にも特定の条件を満たすことで描きおろしのイラストも閲覧できる。
また、PocketStationとのロックマンおよびボスキャラクターのデータのやり取りもこのモードで行う[注釈 2]
PocketStation
PocketStationにデータをダウンロードすることで、ナビモード中のロックマンもしくはボスキャラクターの強化や、専用のミニゲームができる『ポケロク』を遊ぶことができる。
ボスアタック
特定の条件を満たすことで遊べるゲームモード。作中に登場したボスキャラクターと連戦し、その時間を競う。
また、オリジナルモードもFC版そのままではなく、以下の要素が追加されている(ナビモードにも共通)。
  • ステージセレクト画面で、ゲームの進行度を8つまでセーブすることができる。
  • ショットのオート連射や、『7』や『8』などに存在する「武器選択画面を開かずに特殊武器を切り替える操作」を行うことができる。
後により廉価なPS one books版、攻略本とセットになった“カプコンゲームブックス”版(書籍扱い ISBN 978-4-86233-113-7)も発売。
現在はPlayStation Storeゲームアーカイブスでも配信されている(PlayStation Vita のみ PocketStation にも対応)。
北米圏でのみ発売された『Mega Man Anniversary Collection』に収録されている本作もこのPlayStation版だが、単独で発売されたものと比較すると、ナビモードではデフォルトでアレンジ版のBGMが流れるという違いがある(これは『3』まで同様)。
携帯アプリ版
『ロックマン』
初代ロックマンシリーズ初の携帯アプリ移植作品。当時の携帯端末の性能に合わせて調整が行われている。FC版からの変更点は以下の通り。
各ステージ構成の変更
8画面分程度に短縮・再構成されたステージを1画面ずつ切り替えて進める形になっている。又、多くの敵の耐久力が減少しており、配置されなくなった敵も存在する。これにより、難易度はやや低くなっている。
特殊武器の仕様変更
  • ハイパーボムを敵に直接当てると、爆発せずそのままダメージを与える事ができる。地面に落ちると即座に爆発するが、攻撃判定は爆発の中心部にしか無く、爆風でダメージを与える事が出来ない。
  • スーパーアームは周りに特定の岩やブロックが無くても、小さな岩石を投げて攻撃する事が出来るようになっている。ダメージはブロックよりも低い。
  • マグネットビームはボタンを押す長さに関係なく長さは常に一定となる。また入手できるステージが変更されている。
ワイリーステージの変更
1面のみとなっており、選択ステージのボス、およびFC版の各ワイリーステージのボス全てと連戦する構成に変更されている。ボスを1体撃破する度に、ライフエネルギー小・大、武器エネルギー小・大の4種類いずれかがランダムで4つ出現する。
なお、下記の完全版の配信開始に伴い、現在はダウンロードリスト上の名称がロックマン Liteに変更されている(タイトル画面などは『ロックマン』のまま)。
『ロックマン完全版』
難易度がある程度調整されていたり、細かい部分が多少異なるが、FC版のほぼ完全な移植作品である。おまけ要素として、一度オールクリアをすることでプレイヤーキャラクターとしてロールが使用できるようになる。ロックマンとロールはゲーム進行度を共有しており、タイトル画面かステージセレクト画面で任意にキャラクターの切り替えが可能。ロールを使用すると背景色が青から赤に、タイトル画面のロックマンがロールに変わり、ステージセレクト画面のBGMがテーマ曲の「風よ伝えて」に変更される。ロールの性能は以下の通り。
マグネットビームも含めて、特殊武器を使えない。
ロールでボスを倒したとしても、特殊武器を使えるのはロックマンのみである。
武器エネルギーを消費して、敵を貫通するチャージショットを撃てる。
これを使い、ロックマンがスーパーアームで持ち上げる事の出来るブロックを破壊可能。但し、『ロックマン4』以降のチャージショットと違い、チャージから発射までがオートで行われる為、動いている敵に当てるのが難しい。
バーチャルコンソール版
目の負担を軽減するため、FC版に比べて画面の輝度が抑えられている。
PlayStation Portable版
PlayStation 4、Xbox One、Steam、ニンテンドー3DS、Nintendo Switch版

注釈

  1. ^ 以上が公式ストーリーとして現在知られている筋ではあるが、説明書での記述では博士自身が自らロックマンに改造を施している。「ロックマン自身が改造を志願した」というのは『4』からの変更点である。
  2. ^ 必然的に、ゲーム中で出会っていないボスキャラクターは、ダウンロードできないことになる。

出典

  1. ^ a b c d e 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、18 - 19頁。 
  2. ^ マイウェイ出版『死ぬ前にクリアしたい200の無理ゲー ファミコン&スーファミ』 (ISBN 9784865119855、2018年10月10日発行)、41ページ
  3. ^ Mobile:ロックマンやファイナルファイトが携帯に!” (日本語). SOFTBANK GAMES NEWS INDEX. ITmedia (2003年1月16日). 2019年10月20日閲覧。
  4. ^ カプコン、携帯ゲームサイトにロックマン、ファイナルファイトなどを追加” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2003年1月16日). 2019年10月20日閲覧。
  5. ^ 滝沢修 (2004年5月13日). “カプコン、EZアプリ「ロックマン」など 5月配信の携帯アプリを公開” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年10月20日閲覧。
  6. ^ 太田亮三 (2004年12月1日). “カプコン、BREW対応の「ロックマン」「魔界村」など配信” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2019年10月20日閲覧。
  7. ^ 本田拓也 (2007年6月4日). “カプコン、iモード向けに「ロックマン」完全版を配信” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2019年10月20日閲覧。
  8. ^ カプコン、FC版とほぼ同様の「ロックマン」完全版アプリを配信” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2007年6月5日). 2019年10月20日閲覧。
  9. ^ a b Gpara.com (2008年4月4日). “カプコン、『ロックマン』『ロックマン2』を携帯3キャリア向けに完全移植+α” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年10月20日閲覧。
  10. ^ 3DS版バーチャルコンソールに「ロックマン」が登場。本日配信スタート” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2012年7月18日). 2019年10月20日閲覧。
  11. ^ 『ファミコン通信』1987年10月2日号 新作ソフト情報より
  12. ^ 『カプコンミュージックジェネレーション ファミコン音楽全集 ロックマン1~6』付属ブックレット
  13. ^ a b 『カプコンコンシューマークロニクル vol.2』
  14. ^ 『ロックマンを作った男たち ロックマン誕生伝説』(有賀ヒトシ)
  15. ^ 「追加発売広告(日本)」 - 『ロックマン クラシックス コレクション』内 『ロックマン』のミュージアムモード
  16. ^ 「パッケージ 表面(アメリカ)」「パッケージ 表面(ヨーロッパ)」 - 『ロックマン クラシックス コレクション』内 『ロックマン』のミュージアムモード
  17. ^ Smith, Geoffrey Douglas (1998年). “Mega Man - Review”. Allgame. All Media Guide. 2014年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月5日閲覧。
  18. ^ a b Mega Man for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年5月7日閲覧。
  19. ^ a b 「クロスレビュー」『ファミコン通信』第39巻、アスキー、1987年12月25日、19頁。 
  20. ^ Lucas, Thomas M. (2008年8月18日). “Mega Man Review - Wii Review”. IGN. 2010年5月8日閲覧。
  21. ^ Nintendo Power staff (November 1992). “Now Playing”. Nintendo Power (Nintendo of America) (42): 107. ISSN 1041-9551. 
  22. ^ The Games Machine staff (May 1990). “Mega Man”. The Games Machine (Ludlow, UK: Newsfield Publications) (30): 60. ISSN 0954-8092. 





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