ルフトハンザドイツ航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 20:24 UTC 版)
保有機材数
- エアバス製機材主体に、複数の機種を数多く保有している。また、エアバスではA318を除いて全ての機種を受注・運航している。
- ルフトハンザが発注したボーイング社製航空機の顧客番号は30で、航空機の形式名は737-530, 747-430, 747-830 などとなる。
- エアバスA380-800では、機体それぞれに都市の名前が付けられている[注 3]。
就航地(過去の就航地も含む)[注 4]:東京(D-AIMD)・北京(D-AIMC)・ヨハネスブルク(D-AIME)・ニューヨーク(D-AIMH)・サンフランシスコ - ボーイング747-8では、機体にドイツの連邦州の名前が付けられており、初号機は「ブランデンブルク」と名付けられた[13]。2020年現在、欧米の航空会社では唯一、B747-8旅客型を運航している。
- ルフトハンザのエアバスA340-600は、エコノミークラスのトイレが客席下の貨物キャビンに集約されているという珍しい構造をしている[14]。
- ルフトハンザのB747-400,A330,A340,A380,B747-8などの一部の長距離路線使用機には、集中治療室の機能を持った患者搬送コンパートメント(Patient Transport Compartment,略称:PTC)が搭載されており、専門の医療スタッフも用意されている。2015年6月には、全ての長距離路線機にPTCを搭載する方針を明らかにしている[15][16]。
リスト
機材 | 保有数 | 発注数 | 座席数 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
F | C | W | Y | 計 | ||||
エアバスA319-100 | 23 | - | - | - | - | 138 | 138 | |
エアバスA320-200 | 52 | - | - | - | - | 168 | 168 | |
180 | 180 | |||||||
エアバスA320neo | 30 | 42 | ‐ | - | ‐ | 180 | 180 | ローンチカスタマー |
エアバスA321-100 | 20 | - | - | - | - | 205 | 205 | ローンチカスタマー |
エアバスA321-200 | 37 | - | - | - | - | 205 | 205 | |
エアバスA321neo | 17 | 22 | ‐ | - | ‐ | 215 | 215 | |
エアバスA330-300 | 10 | - | - | 42 | 28 | 185 | 255 | |
エアバスA340-300 | 17 | - | - | 30 | 28 | 221 | 279 | 世界最多運用 A350-900と787-9に置換予定 |
エアバスA340-600 | 10 | - | 8 | 56 | 28 | 189 | 281 | 世界最多運用 A350-1000に置換予定 |
エアバスA350-900 | 21 | 34 | - | 48 | 21 | 224 | 293 | |
‐ | 30 | 26 | 262 | 318 | ||||
4 | 38 | 24 | 201 | 267 | ||||
エアバスA350-1000 | - | 10[19] | TBA | |||||
エアバスA380-800 | 5+3 | - | 8 | 78 | 52 | 371 | 509 | 5機復帰、更に残り3機も復帰予定[20] |
ボーイング747-400 | 8 | - | - | 67 | 32 | 272 | 371 | 世界最多運用 777-9に置換予定 |
ボーイング747-8I | 19 | - | 8 | 80 | 32 | 244 | 364 | 世界最多運用 |
ボーイング777-9 | - | 20 | TBA | 2025年以降に導入予定 747-400、A380-800の代替更新機材 | ||||
ボーイング787-9 | 5 | 34 | - | 26 | 21 | 247 | 294 | |
28 | 28 | 231 | 287 | |||||
ルフトハンザ・シティーライン | ||||||||
エアバスA319-100 | 12 | - | - | - | - | 138 | 138 | |
エアバスA320neo | 5 | 1 | ‐ | - | ‐ | 180 | 180 | |
ボンバルディア CRJ-900LR | 28 | - | - | - | - | 84 | 84 | |
90 | 90 | |||||||
エンブラエル ERJ-190LR | 7 | - | - | - | - | 100 | 100 | |
ルフトハンザ・カーゴ | ||||||||
エアバスA321-200P2F | 4 | - | 貨物 | ルフトハンザ・シティーラインによる運航 | ||||
ボーイング777F | 11 | - | 貨物 | |||||
ボーイング777-8F | - | 7 | 貨物 | 2027年以降導入予定[21] | ||||
計 | 344 | 170 |
ギャラリー
-
エアバスA319-100
-
エアバスA320-200
-
エアバスA320neo
-
エアバスA321-100
-
エアバスA321-200
-
エアバスA321-200P2F(ルフトハンザ・カーゴ)
-
エアバスA321neo
-
エアバスA330-300
-
エアバスA340-300
-
エアバスA340-600
-
エアバスA350-900
-
エアバスA380-800
-
ボーイング747-400
-
ボーイング747-8
-
ボーイング777F(ルフトハンザ・カーゴ)
-
ボーイング787-9
-
ボンバルディア CRJ-900LR(ルフトハンザ・シティーライン)
-
エンブラエル ERJ-190LR(ルフトハンザ・シティーライン、旧塗装)
退役機材
- エアバスA300B2/B4
- エアバスA300-600
- エアバスA310-200/300
※200型のローンチカスタマー - エアバスA330-200
- エアバスA340-200
※ローンチカスタマー - ボーイング707-320B/320C/420
- ボーイング720
- ボーイング727-100/200
- ボーイング737-100/200
※100型のローンチカスタマー - ボーイング737-300/400/500
- ボーイング747-100/200B/200F/200M
- ボーイング747-400M
- ボーイング767-300ER
- コンベア330/440
- ダグラス DC-3
- ダグラス DC-4
- ダグラス DC-8-51
- フォッカー F27
- フォッケウルフ Fw200
- ユンカース Ju-52
- ロッキード L-1049G スーパーコンステレーション
- ロッキード L-1649A スターライナー
- マクドネル・ダグラス DC-10-30
- ビッカース ヴァイキング
- ビッカース バイカウント
-
エアバスA300B4-2C
-
エアバスA300B4-600
-
エアバスA310-300
-
エアバスA330-200
-
エアバスA340-200
-
ボーイング707-320B
-
ボーイング727-100
-
ボーイング727-200adv
-
ボーイング737-100
-
ボーイング737-200adv
-
ボーイング737-300
-
ボーイング737-400
-
ボーイング737-500
-
ボーイング747-200B
-
ボーイング747-200B(M)
-
ボーイング747-400M
-
ボーイング767-300ER(スターアライアンス塗装)
-
コンベア440
-
ダグラス DC-8-73F(ルフトハンザ・カーゴ)
-
フォッケウルフ Fw200
-
ユンカース Ju-52
-
ロッキード L-1649A スターライナー
-
マクドネル・ダグラス DC-10-30
-
ビッカース バイカウント
特別塗装機数
- 「STAR ALLIANCE」[注 7]
- ボーイング747-400 (D-ABTH),(*) エアバスA340-300 (D-AIGC(**)、D-AIGN、D-AIGV), エアバスA319 (D-AILF), エアバスA320 (D-AIPD), エアバスA321 (D-AIRW), ボンバルディアCRJ700(D-ACPQ、D-ACPS、D-ACPT)
- 「50 YEARS Innovation Partnership Boeing and Lufthansa」
- ボーイング747-400 (D-ABVH),(*)
- 「Fanhansa」[注 8],(*)
- ボーイング747-400 (D-ABVK[注 9],D-ABVS), ボーイング747-8 (D-ABYO), エアバスA320 (D-AIDG), エアバスA340 (D-AIHQ), ボーイング737-300 (D-ABEK)
- 「Fanhansa Siegerflieger」[注 10](*)
- ボーイング747-8 (D-ABYI)
- 「Congraturations! BOEING 747 1500th」[注 11]
- ボーイング747-8 (D-ABYP)
- 「レトロ塗装 ('70年代~'80年代)」[注 12]
- ボーイング747-8 (D-ABYT[注 13])
- 「レトロ塗装 ('60年代)」[注 12]
- エアバスA321-200 (D-AIDV)
- 「FC Bayern München」,(**)
- エアバスA340-600 (D-AIHK)
- エアバスA321-100 (D-AIRY)
- 「Siegerflieger OLYMPIA MANNSCRAFT 」[注 15],(*)
- ボーイング747-8 (D-ABYK)
- 「5starhansa ★★★★★」」[注 16],(*)
- ボーイング747-8(D-ABYM)[注 17]、エアバスA320ceo(D-AIZX)
- 「Fanhansa Mannschaftsflieger」[22],(*)
- エアバスA321ceo(D-AISQ)
- エアバスA330-300(D-AIKQ)
(*)現在は、通常塗装による運航である。
(**)現在は、同社から退役している。
-
ボーイング 747-430 D-ABVK 「EXPO2000 HANNOVER」
-
ボーイング747-400M(スターアライアンス塗装)
-
エアバスA340-300(スターアライアンス通常塗装)
-
エアバス A340-200(スターアライアンス特別塗装)
-
ボーイング 747-430 D-ABVH 「50 YEARS Innovation Partnership Boeing and Lufthansa」
-
ボーイング 747-430 D-ABVS 「Fanhansa」
-
ボーイング 747-8 D-ABYI 「Fanhansa Siegerflieger」
-
ボーイング 747-8 D-ABYP 「Congraturations! BOEING 747 1500th」
-
ボーイング 747-8 D-ABYT 「レトロ塗装 ('70年代~'80年代)」
-
エアバス A321-231 D-AIDV 「レトロ塗装 ('60年代)」
-
エアバス A340-642 「FC Bayern München」
-
エアバス A320-131 D-AIRY「Die Maus」
-
ボーイング 747-8 D-ABYM 「5starhansa ★★★★★」
-
エアバス A321-231 D-AISQ 「Fanhansa Mannschaftsflieger」
-
エアバス A330-343 D-AIKQ 「Fanhansa Diversity Wins.」
練習機数
初等段階から数訓練を行うため、初等・中等練習機を保有している。
訓練は天候が安定しているアメリカ合衆国アリゾナ州フェニックスに開設したアリゾナ航空トレーニングセンターで実施している。
注釈
- ^ ルフトハンザは、上記2空港に加えてデュッセルドルフ空港、チューリッヒ国際空港、ウイーン国際空港もハブ空港と見なしている[1]。しかし、これらはそれぞれ、ルフトハンザの子会社であるジャーマンウイングス、オーストリア航空、スイス インターナショナル エアラインズのハブ空港であるため、このリストからは除外した。
- ^ 規模別の航空会社一覧を参照
- ^ 4号機は日本就航50周年を記念して『東京』と命名され、2011年1月24日成田国際空港で命名式典が行われた。なお、これに伴い同じ都市の名前が付けられているボーイング747-400では、都市の名前が削除されている。
- ^ 括弧内は、該当する都市の名前が付けられている機体の登録記号である。
- ^ 20世紀最後に、そしてドイツで初めて大型国際博覧会が開催されたことを記念して施された。
- ^ 同社のボーイング747-400には、1機ごとにドイツの都市が愛称として付けられている。この機体が選ばれたのは、愛称が「Hannover」(ミレニアムEXPOの開催地)であることによる。
- ^ 胴体に大きなロゴがペイントされた。
- ^ 2014 FIFAワールドカップが開催されたことを機に施された。なお、この大会でドイツ代表は優勝を果たし、縁起のいい塗装となった。
- ^ 2000年には、ドイツで初めて大型国際博覧会が開催されたことを記念して「EXPO2000 HANNOVER」塗装が施された。
- ^ 2014 FIFAワールドカップでドイツ代表が優勝を果たしたことを記念して施された。Fanhansaロゴの後ろに「Siegerflieger」(ドイツ語で「勝者のフライト」を意)の金文字が施された。2014 FIFAワールドカップのドイツ代表選手、及び優勝トロフィーをドイツに凱旋させたチャーター機となった(LH2014便,リオデジャネイロ→ベルリン)。また「Siegerflieger」は、同大会でドイツ代表のゴール数18に因んで、今後18日間限定でこの塗装を飛ばす予定だったが、その後2018年7月頃までこの塗装を継続し、同年8月頃には元通りに戻されている。同機は2014年10月26日からの冬スケジュール初日に東京/羽田 - フランクフルト線の初便にも起用された。
- ^ 同社のB747-8i(D-ABYP)は量産1500機目のボーイング747となり、これを記念して施された。この塗装は、L5/R5ドアの前に施されている。
- ^ a b 2015年4月に同社は創立60周年を迎えることから、その記念に施された。
- ^ このレジはかつて同社のB747-200B(のちにSF)が使用しており今回、B747-8i(D-ABYT)に施されたレトロ塗装を纏っていた。まさに同じB747で機体記号と塗装が受け継がれることとなった。
- ^ 西部ドイツ放送(WDR)製作の番組『だいすき!マウス 』(日本では『だいすき!マウス』として放送されたことがある)のキャラクター「マウス」などのステッカーが貼られている。
- ^ 2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックのドイツ代表選手を、閉会後に定期便(LH511便,リオデジャネイロ→フランクフルト)で凱旋帰国した際に使用した。2014年の時と同じく、Lufthansaロゴの後ろに「Siegerflieger」の金文字が施され、その後もフランクフルト - リオデジャネイロ線に限定使用された。2016年8月30日には東京/羽田 - フランクフルト線にも当機が投入され、リオデジャネイロ線以外で初の国際線に就航した。
- ^ [1] ヨーロッパの航空会社で初となるSKYTRAX5つ星の航空会社に認定されたことを受けて施された。スターアライアンスメンバーでは、ANA(全日本空輸株式会社)・エバー航空・シンガポール航空に続き4社目。
- ^ このレジはかつて同社のB747-200Bが使用していた。なお、このB747-200Bは現在はシュパイアー技術博物館で野外展示されている。
- ^ 2014年度は10位、2015年度は12位。いずれも欧州の航空会社内では1位である。
- ^ 2013年度は9位、2014年度は7位。
- ^ Miles & Moreに入会すると、まず紙製の仮カードが発行される。1アワードマイル以上獲得しアカウントに加算されると、プラスチック製の正式なMiles & Moreカードが発行される。
出典
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- ^ ルフトハンザ、オーストリア航空を月内グループ傘下に - 日本経済新聞
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- ^ ルフトハンザドイツ航空、「空飛ぶ集中治療室」を長距離路線用機材に導入(Response. 2015年6月25日 2019年10月)
- ^ ルフトハンザPTC(ルフトハンザドイツ航空)
- ^ ルフトハンザ機材
- ^ Lufthansa Fleet Details and History
- ^ “ルフトハンザグループ、長距離路線用機材を22機発注 A350と787”. TRAICY. 2023年7月15日閲覧。
- ^ ルフトハンザドイツ航空、復帰5号機となるA380が保管場所のタルブを離れ全機再稼働に向け準備を進める
- ^ ルフトハンザ、B777XFを7機導入する契約をボーイングと締結 その他B777F&B787-9型機も追加導入
- ^ 2018 FIFAワールドカップがロシアで行われるのに伴い、2014年の時と同様に施工された。なお、このロゴ変更と同時に新塗装となったD-AISQは、現地時間の6月13日にドイツ代表チームを乗せてモスクワヴヌーコヴォへの輸送を担った。
- ^ 2022 FIFAワールドカップがカタールで行われるのに伴い、2014年・2018年の時と同様に施工された。
- ^ [2]
- ^ a b c d e f g ルフトハンザ、夏スケジュール期間中にヨーロッパ7都市に新規就航 Traicy 2017年2月2日付
- ^ ルフトハンザ、冬スケジュールで週9,900便を運航 香港線に初めてA380 FlyTeam 2015年10月6日付
- ^ a b ルフトハンザ、フランクフルト発着カンクン、マレ、モーリシャス線に就航 FlyTeam 2016年1月13日付
- ^ “Lufthansa launches new route to San Jose, California” (2016年7月6日). 2018年4月5日閲覧。
- ^ ルフトハンザ、リニューアルしたA340をフランクフルト/タンパ線に投入 FlyTeam 2015年9月28日付
- ^ ルフトハンザドイツ航空、フランクフルト/パナマシティ線に就航 週5便 FlyTeam 2016年3月4日付
- ^ ルフトハンザ、2018年3月にフランクフルト/サンホセ線を開設 週2便 FlyTeam 2017年7月18日付
- ^ (現在貨物便は運航)ルフトハンザ、成田の運休継続 支社長「グループで運航」 Aviation Wire 2017年10月20日付
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- ^ “Flight 595 at the Aviation Safety Network”. Aviation-safety.net. 2011年7月8日閲覧。
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